2011年2月26日(土) イナリ滞在(3日目) <イナリ泊>

  1. 2011/03/02(水) 03:43:20 
  2. カテゴリー:フィンランド Finland(世界一周後) 
  3. コメント数:0
  4.  【コメントの閲覧・作成
7時に起床…早速、外を見ると…まだ暗い(笑)
日の出は8時前ぐらいのようだ。

時差+風邪ということもあったが、
昨日の過ごし方があまりにもダラダラしてたので、
今日からは動かなきゃ!と思い立ち、
パソコンを立ち上げる…


なんでパソコンを、という感じだが、
そう、この旅の帰国3日後に知人の結婚式があり、
そこで流す映像(ムービー)を作成しなければいけないのだ。

いや、正確には、
作成しなければいけないわけではないのだが、
結局、そういう場があり、依頼されると、
やっぱり一番大事なイベントの一つだし
お祝いしてあげたいよね、と思うと作らざるを得ない性分なので…

でも、この映像(ムービー)作成は、
結構時間がかかるし、本当に大変。

結婚式場に依頼すると10万円以上から、なんて話も聞くけど、
確かに、真面目に作るとそれぐらい時間がかかる。

もちろん、自作なので
映像面でのクオリティはプロに比べたら下がるけれど、
まぁ、そうはいっても作るのはなかなか。

それを今日、このフィンランドで作り始めるとは、
何をやってるんだか…(笑)


さて、だんだんと日が昇って来て、
空が明るくなってきた。
この、日の出とともに空が明るくなっていく光景は、
早朝に起きたのだな、と実感させられる一瞬でもあり、
個人的には好きな光景。

9時前になり、作業を切り上げて、
「Hotel Inari」の朝食を食べに行くことに。

昨日からの風邪気味もあって、
ちょっと食欲は落ち気味。

というわけで、食べるのはほどほどに、
紅茶を飲みながら、窓の外を見つつも、ゆっくりと過ごす。

朝食後、部屋に戻る前に、
宿の1階の事務所部屋を訪ねることに。

前半5泊は予約済みだが、
後半2泊の予約がまだ出来てらず、部屋の空き状況を確認するためだ。

すると、スタッフがいたので、聞いてみると、
どうやら部屋の空きはあるようだ。

そこで、料金体系も分かったのだが、こういうことだった。

ルーム1,2(キッチン付き、2階)…朝食付き:68ユーロ、朝食無し:63ユーロ
ルーム4,5(キッチン無し、3階)…朝食付き:55ユーロ、朝食無し:50ユーロ

で、今泊まっているのは、ルーム5なんだけど、
空きがあるのは、ルーム1らしい。

キッチンがあるので、朝食は無しにして、
後半2泊はルーム1に泊まることに決定。

これで宿が全日程確保出来たことになり、一安心。


さて、部屋に戻ると、またパソコンに向かって作業再開。
フィンランドにまで来て、パソコンに向かってどうするの?というのは
自分でも思うが、そういう生真面目さが自分らしさ何だろうなーと最近思う。

仕事上、(とりわけ)経営者の人とお会いすると、たいがい言われるのが、
「本当に真面目だよね」ということ。

これって、たぶん企業のトップに立つ人には
あまり向いてないタイプなのかも、と思うけれど、
最近は、開き直って、「それが僕の強みなんですよ。」と思うようにしている。


さて・・・
窓の外を見ると、何と、3日目にして初の、晴れ間が見えてきた!
来たー!とテンションが上がる。





◆窓の外からの風景。ついに、3日目にして、初めて青空が見えた…


これは、このまま行けば、オーロラが見えるのでは?と期待しつつも、
そのまま作業続行、結局、18時頃まで作り続けて、
大方、完成。ふー、これで安心して帰国できる(笑)

さてさて、外を見ると…また雲が出て来た…





◆窓の外からの風景(18時前)
 また雲が出て来た。が、遠くに少し雲の切れ目が…
 この少しの光ですら、僕にとっては希望に見える。
 それぐらい、このイナリは悪天候が多いから。



19時を過ぎて、外に出る準備を開始。
今日の気温は、0度。
とはいえ、せっかく持ってきた防寒具を身につけないわけはなく、
最強の重ね着で臨む。

ちなみに、今回は撮影の強い味方、三脚を持ってきた。





◆三脚。そこに付いているのが、コンパクトデジカメというのが痛い(笑)
 世界一周の時は、8cmほどの3本のタコ足見たいなミニ三脚を使ってたけど
 このイナリでは、雪の地面の上にそれを置いて、
 寝そべって写真を撮ってたっけ。
 今思えば良くやったなー(笑)


そして、20時前にいざ、出陣!

空は先程の雲は吹き飛んで、だいぶ晴れている。
「これは、来るぞ!」と確信して、林の中に歩き進む。

宿から徒歩3分ほどで、もう観賞ポイントなのだが、
3年ぶりということもあり、場所を思いだしながら歩いてみる。

何だか、3年前には無かった新しい家が数軒建っており、
土地勘がわからなくなった。

それでも歩いていくと、ああ、確かこのあたり…という場所に到達。





◆その場所からの撮影。
 写真だと分かりづらいけど、星が綺麗!
 写真真ん中には、オリオン座が映っているのがわかるかな?





◆この小屋、とっても懐かしい。
 3年前に訪れた時は、この小屋の脇で、しばし風をしのいだっけ。



空を見上げると、どんどん雲が無くなっていき、
満天の星空が広がっていった。

うわー…っと、心の中でつぶやきながら、
本当に久々に見る満天の星空に、目眩がするような気もした。

イナリの街の光があるから、
砂漠で見るような満天の星空とまでは行かないけれど、
それでも、日本で見るような星空のレベルではない。
天然のプラネタリウムだ。

そして、遠くを見ると、うっすらと白い筋雲のような光が…
あれはオーロラだ!とすぐに分かった。

まだ弱い力なので、肉眼だと白い筋雲にしか見えないのだが、
今晩は来るぞ、と再認識。

ひとまず、試しに三脚を使って何枚か写真を取ってみるが、
何といっても、初めて使った三脚ということもあり、
使い勝手がわからない(笑)

それに慣れるために手袋外して操作してたら、
手がえらく冷えてしまった。

というよりも、それ以上にカメラが冷えてしまったことが心配。
寒冷地では、電池が瞬く間に無くなってしまうからだ。


さて、ドタバタしながらも、
ちょっとこの場所だと街の光が強いので、場所を変えることに。

3年前の観賞ポイントはどこから行くんだっけな…と探しながら
林を進むと、お、確かこのあたり…と思ったが、そこは、道なき道。

人が歩く道ではく、スノーモービルが通った道を進む感じ。

林は真っ暗なので、恐怖すら覚え、正直、恐い。
宿からたった300mほどなのだが、この恐怖は一体…。

ここでヒグマとか現れたら死ぬんだろうな…何て思いつつ、
こんなところで出逢うわけないんだが、
暗い林の中を、200mほど歩くと…

おお、そうだ、ここだ!と、3年前の観賞ポイントへ到達。


そして、3年前に、オーロラを待つ間、
ずっと寄りかかっていた木にも、再会を果たした。

「またいつか会おう」と最後に声をかけていた木。

それが、本当にまた自分がこの場所に来ることになるとは…

3年間という時間は、長いようで短かったのか、
まだ、3年前と比べてもそれほど大きくなっていない気がする。

「お久しぶり!元気か―!?」と心の中で声をかけつつも、
久々の再会にしばし感動。

自然と湧き出る自分の感情に、
木にも命があるんだなぁと、改めて思う。


さて、その木の脇には、スノーモービルが湖に降りる坂が。
そこを降りると、イナリ湖に降り立った。

冬場ということもあり、完全に凍結しているので、
歩くことができる。

とはいえ、3年前は、温度が0度以上が数日続いた時、
歩いていたらこの氷が割れて底が見えたことがあるので、慎重に歩く…。

あの時は、明らかにゴトゴト…と水と氷がぶつかるような音がしていたので、
耳を澄ましてみるが、全く音は聞こえない。

どうやら大丈夫そうだ。

さて、空を見上げると、完全に快晴になっていた。

満天の星空。そして、じーっと空を眺めていると、
流れ星が時折見える。(この日、計3回見えた)

そして、白い筋雲に見えるオーロラがじわじわ出始めているので、
早速、三脚を使って撮影開始。

力が弱いので、しっかり見えないが、
何とか写真にも写すことが出来た。





◆林の上に、緑色の光が見えるのがわかるかな?
 それがオーロラです。





◆湖沿いの街灯の光。さすがに音一つ無い湖の上に
 1人でいると、ちょっと孤独にやられそうになる。





◆空を見上げると…そこは満天の星空。
 試しに写真を撮ってみたら、北斗七星が撮れた!



久々に訪れたイナリ。
この静寂と、北極圏に訪れたという実感。
全く音は無いのだけれど、シンシンと、雪が息づくような音が聞こえる気がする。

そして、時折吹く風に、林の木々が震えて、
ゴォーっと唸るような力強い音がする。

この時間は、本当に貴重で、贅沢な時間だなぁと、実感する瞬間。

日本いると、日々に忙殺されて、
いつしか自分を再確認することも出来なくなるが、
ゆっくり深呼吸して、「大丈夫、大丈夫。」と、自分に言い聞かせる。

そうしていると、少しだけ、気持ちが楽になれた気がした。


最初、この場所に訪れた時は、
暗闇と林の木々の音に恐怖を覚えていたが、
しばらく経ってくると、だんだんとそれも無くなり、
やっと、落ち着いてきた。

良く覚えていないが、3年前は、恐怖なんて感じなかった気がしたけれど
自分も歳をとったのだろうか。

時間は21時30分を過ぎて来たのだが、
薄い白い筋雲状のオーロラは見えるのだが、
その活動がなかなか活発にならない。

これでは、完璧な(満足のいく)オーロラとはいえず、
だんだんと待っているのも疲れて来た。
というより、立ち続けていると腰が痛い(笑)

そういえば、3年前は、(勝手に)宿の部屋に置いてあった
小さい椅子を持ってきて、それに座って待っていたっけ(笑)

というわけで、立ち続けるのも何なので、
座って待つことに。

今回は、世界一周の時とは違い、
日本から完全防備となる服を持ってきたこともあり、
撥水加工もばっちり。

雪の上に座っても全く問題なし。

唯一、寒い箇所とすれば、顔が寒い。
眼だけ出すようにして、後はマフラーとニットで覆うことに。

そして待つこと1時間30分ほど…

23時前に、オーロラの活動が活発化し始めた。

そろそろ来るか!?と期待を持ちつつ、
カメラで撮りまくる。





◆じわじわと流れるようにオーロラが活発化…
 肉眼だと緑には見えず、白い筋雲のように見える。
 それがゆらゆらと形を変えながらゆっくり動いている。





◆湖の奥の空に見えるオーロラ。
 うーん、力が弱い。けど、オーロラであることは確か。



しかし、活発化しそうで、なかなか本格的な状態まで至らない。
悔しい…。

こうして、23時30分頃まで待ったが、
むしろ力は弱まり、消えていくように無くなっていった…

北欧では、19時頃〜23時頃が、オーロラが出やすい時間帯のため、
さすがに今日はこれではダメだろうと考え、
帰り始めることにした。

帰り途中の林の中では、遠くに見える街灯のオレンジの光が美しく、
3年前と同じく、つい、写真を撮り始めてしまった。




◆林の中を抜けて帰る途中。
 暗闇の先にある光が、これほどまでに暖かいものとは…
 4時間近く湖にいたので、それもそのはずか…



さて、写真を撮りつつも、空の様子を伺ってみると…
あれ!?オーロラが活発化してきているぞ!?
これは出るぞー!と確信し、
猛ダッシュで先程の観賞ポイントまで戻ることに。

約100mぐらいなので、すぐに戻れるのだが、
もう自分の中では大騒ぎ(笑)

ダッシュで湖に戻ると、三脚を立てて撮影開始!
と同時に、自分の肉眼でも確認。

うーん、活発だけど、まだ力が弱い…けど、
何とか、オーロラと言えばオーロラか。

肉眼だと、太い一本の筋雲に見える。

もっと活発になる(オーロラ爆発)だと、
これが竜のように、また、カーテンのように揺れ動くのだが、
そこまでは至らなかった。





◆筋のようなオーロラ(1)





◆筋のようなオーロラ(2)





◆林の上にも、もやもやとしたオーロラが。





◆筋のようなオーロラは形を変えて、
 ボヤーっとしたオーロラになっていった。


うーむ。残念。もっといけると思ったが、
ここまでか…。

0時を過ぎて、オーロラは完全に消えてしまった。
今晩はさすがにもう疲れたので帰ることに。


帰り途中、また街灯の光に照らされた光景を撮ってみた。





◆何だか、このオレンジ色と、影の雰囲気が好き。





◆もこもこと積み重なった雪も、何だかアートに見える。





◆街灯に照らされた木々の影が、
 何か言いたそうにも見える。




◆風が吹くと、木々が揺れるのだが、
 街灯に照らされていることで、その躍動感がすごい。





◆宿の前の道路。
 こうして撮ってみると、何だか泣ける光景だ。



こうして、撮影を終えて部屋に戻ったのは、
1時頃…結局、20時〜1時まで5時間外にいたことになる。
さすがに疲れた…けど、気温が0度ということもあり、
全く寒さを感じることは無かったのが救い。

さて、部屋に戻るとぐったりだが、
とりあえずシャワーを浴びることに。

いやー、疲れた、ほんと。

でも、とりあえずオーロラを見ることは見れたので
3日目としては、まずまずか。

2時前までメールチェックして、寝ることに。
時差なのか、疲れなのか、頭がぼーっとしてる…。

おやすみなさい。

<<  2011年2月25日(金) イナリ滞在(2日目) <イナリ泊>   |  ホームへ戻る  |  2011年2月27日(日) イナリ滞在(4日目) <イナリ泊>   >>

これまでのコメント

コメントの作成

管理者にだけ表示を許可する

 | トップへ戻る |