ノクターン第2番 変ホ長調 Op.9-2

  1. 2011/01/03(月) 05:18:55 
  2. カテゴリー:日本 Japan  
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明けましておめでとうございます。
2011年の幕開け…とは、全く関係の無い話題を書きます。
(本当はもっと前に書こうと思っていたけれど、 
 書く余裕が無かったので、今、書きます)


さて、話題はまたまた、ピアノの話し…

去年の7月、友人のT中君の結婚式でピアノを弾いてから
約2ヵ月、またピアノから離れていたのだけれど、
ふとしたきっかけで、個人的に、新しい曲に挑戦することになった。

それは、ショパンが作曲した
「ノクターン第2番 変ホ長調 Op.9-2」


曲名だけだと、
「何、その曲?」という人が多数だと思うので、
YouTubeの動画をご紹介します。
この動画は「アルトゥール・ルービンシュタイン」という
ピアニストが弾いたものです。
曲の流れに合わせて、楽譜が出ているので、
弾き手の視点で体感できると思います。
http://www.youtube.com/watch?v=YGRO05WcNDk

さて、YouTubeをご覧頂いた人は、
誰しも、「あー、この曲か、何か聴いたことある!」と、お分かりになったはず…。


さて、このノクターンに挑戦することになったのだが、
それまでは、まさか自分がノクターンを弾けるとは思っておらず、
弾けたらいいよね、何て思っていたのだけれど、
いざ、楽譜を見てみると、「あれ、頑張れば弾けるんじゃないの?」と思えたり、
また、ショパンで広く知られている曲の中では、
その有名度のわりに、実は難易度としては易しい曲ということらしく、
じゃあ、挑戦してみるか!ということになった。












◆ピアノに楽譜を置いて、いざ、練習開始…



練習開始直後、すぐに壁に直面。

なるほど、この曲、厄介なことは、
左手の和声(和音のつながり)が、
単純そうで、意外と複雑で覚えづらいこと…。

個人的には、暗譜するのは比較的得意(というより、逆に、初見で譜面見ながら弾くことが出来ない…)なのだが、
それでも、覚えるのが少々しんどい。

右手は易しいメロディーなのだが、
左手を正確に弾こうとして気を取られると、
うまく指が動いてくれない。


しかし、一度やると決めたら没頭するタイプである自分。

予想通り、この曲を練習し始めたら止まらなくなり、
週末の練習(3週間)で、楽譜(計3ページ)のうち、2ページ目までは到達。

ふー。
それにしても、ここまでして、
何のために、ピアノに没頭しているのだろうか…(苦笑)

自分なりの理由というのはあるのだけれど…
でも、単純に捉えると、
どこかで心の余裕を持ちたいという想いから、
ピアノでそれを表現する(頭で考えるのではなく、心で感じる)ことで
体現しようとしているのだと、自分を客観視している。


さて、練習初日は、和声に手こずって、心が折れそうになったけれど、
やってみれば意外といける。

有名な曲ということもあって、メロディーは既に頭に入っているから、
それがだんだん弾けるようになってくると、とても嬉しい。


そして、最後の一週間、ラストである、
3ページ目に突入…

ああ、また微妙に違う構成となっている和声に頭を悩まされる。

しかし、最後の盛り上がり部分(右手のオクターブの連続)と、
その後の速い右手の繰り返し部分があることもあり、
練習熱は最高潮へ(笑)

これ難しいな…と思いつつ、1〜2時間弾いてると、
指が動いて弾けてしまうようになってくるのが、これまた面白く、
「やってみれば、意外と弾けちゃうじゃん!」という感動の連続。


そして、最終的に、
1ヵ月で、ノクターンを弾けるようになったのだった。
めでたしめでたし!


とはいえ、この曲は、
テクニックとしての難易度ではなく、
表現面が求められる曲であるため、
とりあえず弾けるようになったのと、
弾きこなせる(聴かせることができる)レベルとは、全然違う曲。

実際に弾いてみると、その通りで、
右手のメロディーに添えるように、
優しく左手を正確に弾くだけで、これがなかなか難しい。
また、ペダルの使い方によっても、聴こえ方が大きく変わり、繊細。

本当に弾けるようになるのは、もうしばらく時間がかかりそうだ。


さて、それは良いとして…

この曲は、
1956年の映画である、『愛情物語』で取り上げられたこともあり、
有名になった曲であることを知り、
早速、レンタルで、この映画を見てみることにした。

すると…
うーん、何とも、古き良い時代…という印象の、
分かり易いストーリー展開なのだけれど、
とても心に染みいる温かく、かつ泣ける物語で、
ジーンと来てしまった。

実在のピアニストの話をベースにしている映画ということもあり、
本当にこのような話があったのだな、と思うと、それにも驚く。

この映画、もし機会があればご覧下さい。
何だか、グッときます。



さて、話は長くなってしまったけれど…

最後に、この「ノクターン第2番 変ホ長調 Op.9-2」を
弾くきっかけを作ってくれたSさんに感謝すると共に、
この曲を弾く度にSさんを思い出すという、
一生の思い出の曲になるのだなと思いつつ、
日記を締めくくりたいと思います。

一つの曲が、自分の人生の財産になるということ、
また、そうした人との出会いと、曲と、
自分の人生を重ね合わせて考えるようになる歳になったのだと、
このノクターンを通して、感じました。

本当にありがとう。

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