5月29日(木) シウダーボリバル→カラカス <空港泊>

  1. 2008/06/11(水) 13:37:17 
  2. カテゴリー:ベネズエラ Venezuela  
  3. コメント数:1
  4.  【コメントの閲覧・作成
昨夜は、思いのほか良く寝ることが出来た。

防寒対策が効果があったようだ。
それでも、足先と膝がどうしても冷えてしまった。

靴下も二重履きで、ズボンも股引などを中に履かないと
完全防備とならないようだ。

でも、そこまでしてしまうと、バスを降りた時が面倒だが…。


10時頃になり、さすがに寝ていられなくなり、
カーテンを開けて起きることに。

朝方、隣に座っていた人はいなくなったので、
2つのシートを使えてスペースは広い。

ベネズエラに入ってからは、夜行バスの移動の連続で
日中に道中の風景を眺めたことが無かったので、
しばらく車窓からの風景を眺めることに。






◆時折、町中を通るのだが、
 ごちゃごちゃと多くの車が走っている。






◆数時間おきに、バスターミナルへ到着する。
 しかし、ターミナル名の標識など存在しないので
 一体どこなのかが分からない。






◆ベネズエラで見た中で一番ファンキーな車。
 さすがにボロボロなためか、時速20kmぐらいしか出てなかった。
 そのため、後ろの車がつっかえているのだが、
 頑張って走り続けている。



時折、小さな町中に入るのだが、それ以外は
荒れた草原が広がっていて何も無い風景だった。

それにしても、日中であってもバスの車内は寒い。
結局、手袋やニットも、ずっと着たままで過ごした。

それでも、前の席には、半袖+ハーフパンツで
しかもエアコンの送風口を全開にしている現地人もいたりして、訳が分からない。
どういう肌をしているのだろうか?甲羅なんじゃないか?(笑)


バスはそのまま走り続け、16時頃になり、
ようやくカラカスに近づいて来たようで、ビルが見かけられるようになった。

カラカスは山に囲まれた所に位置するのだが、
山沿いには、貧民街と思われるバラック小屋のような建物も、
多数見かけられた。






◆貧民街。これがカラカスの治安を悪化させている要因でもある。
 しかし、彼らも好きで貧しい暮らしをしているわけではない。
 原因は、不安定で先の見えないベネズエラ経済だ。






◆カラカスの中心部は、ビルが多く建っている。
 人口400万人の、南米の中では有数の大都市。



そのまま走ること45分ほど、
16時45分頃になり、バスはカラカスに到着。

最初に、「ターミナル オリエンテ」に到着したのだが、
どうやら、次に「ラ バンデーラ」のターミナルにも立ち寄るという話が聞こえたので
急遽、そのまま乗り続けることに。

町の中心には、「ラ バンデーラ」のほうが近そうなので。

ただ、これが失敗でもあった。
というのが、カラカスの中心地に入ったバスは、渋滞に巻き込まれてしまったのだが。

たった数キロの移動のために、結局1時間ほどかかってしまった…。

そして、18時前になって、バスが道沿いに停車し、
そこで乗客全員が降りることに。

おそらくバスターミナル近くなのだろうが、ただの道路沿い。

「どこが最寄の地下鉄ラバンデーラ駅なのか?」と、バスの運転手に聞くと、
「あっちだ。」と言って指を指されたのだが、道路が続いているだけで
本当にその方向に行けばあるのかどうかも、不安。






◆バスでは、この高速道路の高架下のような道路脇に
 いきなり降ろされたのだった。
 車にひかれないように気をつけながら
 タクシーを止めなければいけないという、いきなり過酷な状況。
 さすがベネズエラ、何でも、やり方がめちゃくちゃだ。



これは歩くのはきついと判断し、流しのタクシーを捕まえることに。
地下鉄の駅は近いと分かっているものの、正確な距離が分からないので、
とりあえず5ボリバルで乗ることにした。

すると、同じ道を約500mほど直進しただけで、いきなり地下鉄の駅に到着。
なんだ…この距離なら、3ボリバルぐらいが適正な値段じゃないか…。

地下鉄の駅構内に入って、チケットを窓口で購入すると、
目的地のチャカイト駅までは、0.5ボリバル。






◆カラカスの地下鉄は、安全で快適。



ところで、ガイドブックには、
「カラカスの地下鉄には大きなスーツケース等は持ち込めない」と書いてあったので
スーツケースよりも大きな荷物を抱えた僕は、中に入れるのだろうか心配だったのだが
何にも言われることなく、普通に入れたのだった。

おそらく、スーツケースを持っていても、入れると思われる。
万が一止められても、中身を見せれば乗れるんじゃないかと思う。

これが最初から分かっていれば、もっと地下鉄を積極的に利用して
移動費を安く抑えられたかもしれないのに…。



地下鉄は、通勤・通学のラッシュの時間帯のためか、
かなり混んでいて、ぎゅうぎゅう詰め状態。

そんな中に、バックを背負ったまま乗るわけだから、死にそうになる。

他の人は嫌そうな顔をしていたが、
こちとら、乗らずにはいられないので、強引に乗り込む。


そして1度乗り換えをして、20分ほどでチャカイト駅に到着。

この駅から近い位置に、大手の旅行会社があるとガイドブックに書いてあるので
そこに行って、航空券を買いたい。






◆チャカイト駅付近の様子。
 人通りも多く、治安の悪さを感じさせない。



駅周辺を歩いてみると、意外にも治安の悪さを感じさせず、人が多く歩いている。

確かに、このチャカイト駅からアルタミラ駅までの2〜3駅ほどの間は
新市街で、かつ治安も比較的良いとされている地域ということもある。

ビルも多く建っていて、ファーストフード店も多く見かけられ、
そこを若い人達が行き交っている。


ところで、旅行会社探しなのだが、住所は分かっているものの、
方向が分からないので、道行く人に場所を聞きながら、向かうことにした。

「ロライマビル」というビルの3階にあると書いてあるのだが、
周辺はビルだらけで、どれがロライマビルなんだか、全然分からない。

そこで、スーツを着たビジネスマン風の3人組の人に場所を聞くと、
親切に、あのビルがロライマビルだと、指で方向を示して教えてくれたのだった。

ベネズエラ人、基本的には良い人達ばかり。


ロライマビルは、8階立てぐらいの、やや古い雑居ビルのような面持ち。
中に入ってエレベーターで3階に上がってみたのだが、
もう閉店の時間なのか、
各扉は鉄格子のようなロックがかかっていて、中に入れない。

それよりも、旅行会社の名前の表示自体がされていないので
本当にこのビルに入っているのか(もう潰れたんじゃないか?)という気がしてきた。


そこで、ビルの1階に降りて、警備員の人に聞いてみたのだが、
確かに3階にオフィスがあるという。

すると、この警備員の人が一緒にエレベーターに乗って、
3階まで行ってくれて、「ここだ。」と言って、扉を示してくれたのだった。

確かに、先程もここに訪れたのだが、ライトは付いているものの、
鉄格子がかかっているので、全くもって旅行会社には見えない。

室内に向かって声をかけてみると、一人の女性がやって来たのだが、
どうやら、一応、このオフィスが旅行会社らしい。

しかし、営業時間は8時〜18時ということで、
この時、既に18時40分…。

「また明日来てくれ。」と言われてしまい、航空券購入は出来なかったのだった…。


ガイドブックには、
オフィスの営業時間が書いていないという致命的な問題があったので
仕方なく、直接こうして乗り込んで来たわけだが、18時で閉まるとは…。

せっかくここまで頑張って来たのに、悲しすぎる展開…。

さて…そうはいってもどうしたものか…。


トボトボとビルの外に出たのだが、
目の前に屋台のホットドック屋があったので
とりあえず夕食代わりにそれを食べて、心を癒してから考えることにした。






◆旅行会社が閉まっていたショックは
 このホットドック屋に駆け込んで癒すしかない。
 1つ、3.5ボリバル。



一瞬で食べ終えてしまったのだが、もの足りないので、
すぐ近くにあった、もう一つの屋台で、またホットドックを1つ注文(3.5ボリバル)
ついでに、喉が渇いたので水も(350mlで2ボリバル)

こうして小腹が満たされた時点で、さて、この先の予定を考えたのだが、
もう19時になっており、空は真っ暗。

この時点から、ホテルを探すことも出来なくは無いが、
カラカスで安宿を探すのは危険も伴うし、かといって中級ホテルに泊まると高くつく。

旅行会社がオープンするのを待つためだけに1泊するというのもバカらしい話しだ。


ここで、思いついたのは「ええい、空港に直接乗り込んだれ!」という答えだった。

ただし、問題がいくつかあった。


・海外で空港に直接乗り込んでチケットを買った経験がなく、
 それがカラカスの空港で出来るのかどうか。

・この時間帯に空港行きのバスが運行されているのか、
 しかも、その発車場所はガイドブックに記載されている内容で本当に正しいのか。
 (間違いだらけのガイドブックは、信用ならないので…)

・仮にチケット購入を済ませたとして
 それでも現地通貨が余ってしまったとしたら、ドルへの再両替を闇で出来るのか。



最悪、チケットの購入が出来なかったとしても、
また明日、市内に戻ってくればいいのだが、タクシーを使うとバカ高いので、
バスを使いたい。

というわけで、急いでバス発車場所まで向かうことにした。

カラカスに来た時は、パルケセントラルという場所にバスは到着したし、
ガイドブックの地図にも、パルケセントラルの辺りに、
「空港へのバスターミナル」とだけ書いてある。


細かい話だが、
正しくは「空港〜市内(パルケセントラル)間の運行バス発着場所」なわけであって、
そう書いてほしいのだが…

地球の歩き方の指摘ばっかりで自分も嫌なのだが、
もっと言葉にこだわってほしいと思う。

「空港へのバスターミナル」と書くと、
市内から空港行きのバスのみの発車場所のように思えてしまい、
空港から市内へやってきた時の到着場所は、
また違う場所にあるかのように捉えてしまう。

この辺り、おそらく言葉のチェック機能などが存在せず、
各地の担当編者が書いた文章が、
そのまま印刷されてしまうので、こういうことになるのだろうけれど…。


…まぁ、それはいいとして、とりあえず地下鉄の駅に戻って、
パルケセントラルに近い駅まで向かうことにした。

相変わらずラッシュで、大混雑の地下鉄だったが、
10分ほどで目的地の駅で降りて、階段を上がり駅の外に出たのだった。

そこは、薄暗い公園の脇道のようなところで、
さすがに危険を感じる。

さっさとタクシーを捕まえなければと思い、
通り沿いに立って、タクシーを捕まえたのだった。

1台目の運転手は、15ボリバルと言ってきたのだが、
それは高すぎるので値下げしろと言ったところ、
10ボリバルに下がったのだが、それでも距離を考えると、
8ボリバル程度が適正だと思い、それを伝えてみたら、
それは無理だと言って、走り去っていったのだった…。


で、すぐに後ろから2台目が来たので、
同じように8ボリバルで言ってみたのだが、10ボリバルと言われたのだった。

真面目そうな運転手でもあったので、
もう10ボリバルで乗ってしまうことにした。

すると、近い場所ではあるものの、一方通行があるためか、
グルグルと道を周回しながら、見覚えのある、
パルケセントラルのバス発着場所に到着したのだった。

タクシーに乗っていても、全く良く分からない場所。
これを歩いて探すのは不可能だと思われる。






◆空港と市内の間を走るバスの発着場所(パルケセントラル)
 ターミナルも何も、ただの道路の高架下。
 薄暗いこの雰囲気、怪しすぎる。



さて、バス発着場所に着くと、
さっそくバスの運行を確認しようとしたのだが、
先日も群がっていた、ボッタくりタクシー運転手の集団がいたのだった。

その中には、見覚えのあるおじさんがいたのだが、
彼も僕のことを覚えているようで、「おー!」何て言いながら、話しかけて来たのだった。


「空港行きのバス乗り場はどこ?」と聞いてみると、
この運転手は、
「あー、この時間はもう空港行きのバスは終わってるから、
 タクシーしかないんだよー!」と返答してきた。

「ええ、まだ20時前なのに、バスの運行が無いのかないな…。」と、大ショック。


で、タクシー運転手は、
「空港までは、片道80ボリバルだよ。」と言って来たのだった。

このおじさんが80ボリバルと言っている脇で、
他の運転手は、「シエント、シエント(数字の100)!」と、小声で言っている。


僕はそれをしっかり聞き取りながらも、
「数字ぐらい、スペイン語で分かるがな、ボケ!!」と心の中で呟きながら、
ボッタくりタクシー運転手集団に、呆れてしまったのだった。

それにしても、80ボリバルは痛い(約27ドル)

それだったら、一泊泊まったほうがいいんじゃないかとも思い、
ちょっと座って考えよう…と思った矢先、
バスがやってきたのだった。

「あれ?バスの運行は無いんじゃないの??」と思ったのだが、
先程のおじさんは、何も悪びれることなく、
「バスなら13ボリバルで空港まで行けるよ。」と言って、
バスを指さしたのだった。

思いっきり嘘をついて、タクシーに乗せようとしていたのだ、こいつらは…。
最低や…ベネズエラのタクシー運転手…。

ベネズエラのタクシーは全て交渉制だから
こういう掃き溜めのような状態になってしまっているわけだが、
さっさと、タクシー制に切り替えてもらいたいものだ。

彼らは、人を騙して自分を肥やすという行動自体に
悲しくならないのだろうか。

人の道を間違ったことをして、それでいて家族や子供の前では
いっちょまえに、立派な父親として振舞っているのだろうか…バカバカしい…。

そういう、くだらない大人たちが存在するから、
世の中というのは、本当に面倒だ。

何でそういう人間になってしまうのだろうか、
人間の愚かな一面を垣間見てしまい、ため息が出てしまったのだった。


とはいえ、とりあえずバスに乗り込んで、後々トラブルが無いように
その場で13ボリバルを支払っておくことにした。

相変わらず、空港との間を走るこのバスは、
外観は質素で、カーテンも全て閉まっていて、護送車みたい。


バスに乗ったのは僕1人で、運転手とマンツーマン状態。

このまま連れ去られてもおかしくないわけだが、まぁ大丈夫だろうと思いつつ、
ビデオで、危険都市カラカスの夜景を撮っていた。


約45分ほどで、バスは空港へ無事到着したのだった。


いやー、何とか無事、空港に到着したので、ホッとした…
これで今夜、路頭に迷って死ぬことは避けられた。

しかし、空港内に入って、
アビアンカ航空のオフィス前に行ってみると、もう閉まっていた。

近くの空港係員に、何時にオフィスが開くのか聞いてみると、
翌朝4時ぐらいらしい。

うーん、こればかりは仕方ないので、
空港内の寝場所を探して、休憩することにした。


小腹が空いていたので
自動販売機でコーラ(500ml、2ボリバル)と、お菓子(1.5ボリバル)を購入。

普通、空港の自動販売機は、
市内の2〜3倍の値段はするのだが、
なぜかそれほど高くもない。

やっぱり、カラカスは変だ。


空港内は、ベンチが全然存在しないので、
仕方なく、空港の3階のファーストフードショップへ行って
そこを寝床にすることにした。

同じような考えの人が多いためか、座っていても
店員も特に注意してこないので、楽だ。

疲れもあってか、21時30分頃には、
テーブルの上に伏せる形で、寝てしまったのだった。






◆空港内のファーストフードショップ。
 今日の寝床。夜12時頃に閉店したと思われるが、
 その頃、ふと、目を覚ますと…
 旅行者がほとんどのテーブルを埋め尽くして寝ていて、
 宿と化していたのだった…。

<<  5月28日(水) サンタエレナ→シウダーボリバル <車中泊>  |  ホームへ戻る  |  5月30日(金) ベネズエラ(カラカス)→コロンビア(ボゴタ)→エクアドル(キト) <キト泊>  >>

これまでのコメント

とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!
  1. 公務員の履歴書 
  2. 2013/07/04(木) 02:41:37 
  3. URL 
  4. 編集

コメントの作成

管理者にだけ表示を許可する

 | トップへ戻る |