3月31日(月) マチュピチュ観光→クスコ <クスコ泊>

  1. 2008/04/13(日) 06:44:58 
  2. カテゴリー:ペルー Peru  
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夜中、トイレのために目が覚めると、
外は雨の音が…

朝までに止んでくれるといいのだが…と思いつつ、
また寝ることに。


そして、朝7時頃起床。

しかし、雨は止むどころか、さらに強くなっている。
なんてこった、マチュピチュに行く一番大事な日に大雨とは…。

そして起きて一番、異変に気付いた。
腹の調子がおかしい。

トイレに駆け込むと…うーむ、ダメだ、下痢の状態…(汚い話しだが)
しかも、腹痛まで襲ってきた。

痛い…いたたたた…

布団にくるまって横になっていると、少し和らぐのだが、
起きると途端に痛くなる。

しかも、何度トイレに行っても、下痢が治まらない。

まいった。
これではとてもマチュピチュなど行けるわけもない。

何が当たったのか?別に変なものは食べていないのだが…
やはり高山病の影響なのか、何だろうか。


とりあえず、薬を飲んで、安静にして様子を見るしかない。
外は大雨だから、何れにせよ、今マチュピチュに行くことは厳しいので、
何とか早く回復すればいいのだが…最悪、もう一泊して回復を待つしかないのだが、
既に購入済みの鉄道チケットが、変更できるのか(原則出来ないだろう)一番の問題だ。

ベットに横になりつつ、トイレに駆け込みつつ…
そんな繰り返しをしながら、2時間ほど…

もうダメか…と思っていたのだが、外は雨が止んで来たのだった。
そして、トイレに行くにも、もう出すものも無くなり、
腹痛も若干和らいだ感じ。

どうするか…と悩んだのだが、
「行くしかない」と覚悟を決めて、出発を決めたのだった。

荷物を整理するのも一苦労。
腹を押さえながら、気合で荷物をまとめる。

そして、荷物を宿に預けて、いざ、出発…。

ここで秘密兵器「貼るホッカイロ」の登場。
それを腹の部分に貼って温めることで、腹痛を和らげることにした。

どうも、冷えると痛みが増すので、温めることでかなり助かる。
この旅始まって以来、始めてホッカイロを使う機会が、こんなタイミングとは…。


宿を出てバス乗り場に行く前に、
商店で、トイレットペーパーを4ロール(4ソレス)購入。
マチュピチュでトイレに駆け込むことを想定して、多めに…。

そして、マチュピチュ行きのバス停に行くとすぐにバスが出発。

この間も、腹が痛いので、
外を見る余裕も無く、ひたすら目をつぶって寝ることに。

きつい…こんなきついマチュピチュ観光って、一体…。


そして約20分で、バスはマチュピチュの入り口へ到着。

ついにやってきたマチュピチュ。
この体調で…。





◆マチュピチュの入り口にある地図。
 気分は盛り上がるが、体調は盛り下がっている。



マチュピチュに到着したのは、10時頃だったのだが、
幸い、雨は止んでくれているので、観光は出来そうだ。

そして、マチュピチュの入り口ゲートに行って、
まずは、「ワイナピチュはまだ登れる(400人に達していない)?」と聞いてみると
まだ大丈夫らしい。良かった…。

「ところで、ワイナピチュって、どこなの?」と聞いてみると、
「あれだ。」と指さされたのだが、あれ、思ったよりもかなり高い山なんだけど…
あれを登るのか??この状態で??と、焦ったのだった。

そして、歩いて3分ほどで、マチュピチュの遺跡へ到着。

おおお…!!ついにマチュピチュにやってきたぞ!
テレビで見たことのある、そのまんまじゃないか、すごい!





◆左手にマチュピチュ、素晴らしい…。
 正面には、ワイナピチュの山が見える。
 あれを、腹痛と下痢の状態で登るというのか…。



感動もさることながら、この悲しい体調不良でやってきてしまったことに、
何とも切なくなる。

とはいえ、気合で写真とビデオ撮影をしつつ、
マチュピチュの敷地の奥にある、ワイナピチュの登山口まで直行することに。

そして、10分ほどで登山口に到着すると、
台帳に名前等を記入。

10時30分だったが、
まだ、190番台だったので、400人までは至っておらず、
無事、登れることになった。


さて…腹痛のほうはというと、極端な痛みの波は来なくなったが、
ズキズキとした痛みは相変わらず。

でも、行くしかない。

…気合を入れて歩き進み始めると、
日本人旅行者の人が、向かいからやってきた。

昨日の温泉でも見掛けた30代ぐらいの夫婦の人だったのだが、
話をしてみると、朝7時から登り初めて、今が帰りとのこと。

ワイナピチュに加えて、さらに月の神殿という場所も行って来たようで、
超きつかったらしい。

月の神殿は、ワイナピチュに登る途中の道から、
凄まじい坂を下って(帰りはそれを上る)行くらしいのだが、
思ったよりもインパクトは無かったようで、
無理に行く必要はないだろうという話を聞いた。

それでも、あの朝の大雨の中、
傘をさして登山をして来たということが、すごい。


別れの挨拶をして、いざ、登り始めることに。
最初はなだらかな坂道を10分ほど歩いたのだが、
そこからついに、一気に急坂が始まった。





◆これ…ほんまに登るんかいな…
 やばい、やばいって、岩山やんけ。
 ワイナピチュって、こんなきついのか…。



そして、登り始めると、細い階段がひたすら続くと言う、
何とも精神的にも萎えてしまうきつさ。

腹痛は相変わらず、変な冷や汗が出てきた。

腹を冷やさないために、服を厚めに着てきたのだが、
登り始めると、暑い。

何とも過酷な状況。
でも行くしかない、行くしかないんだ…。





◆ワイナピチュに登っている最中。
 こんな坂道がひたすら続く。
 地球の歩き方には、読者からの投稿で
 「75歳の私でも登れたのだから、大丈夫!」なんていう、
 勇気付けられるコメントが載っていたが、
 これ、年齢に関わらず、健康&健脚の人でないと、間違いなく登れない。



高地ということもあり(クスコよりは下がって、2500m程度)
登っていると、簡単に息が切れてしまうのもしんどい。

ちょっと登っては、休み、また登って…と、ゆっくりゆっくり登る。
途中ですれ違う観光客も皆、ゼーゼー言って息を切らしている。

幸い、下痢のほうは一時的に治まってくれているので、
腹痛に耐えながら、とにかくもくもくと登り続けた。

そして、1時間ほど登り続けると…
すれ違う人が「あと少しで頂上だよ!」何て言って来たので、
よっしゃーと気合を入れ直して登っていったのだが、
これがなかなか着かない。

先が見えない坂道なので、いつになったら着くのか分からないのだが、
そのまま登り続けること約20分…
ついに、頂上付近の遺跡が見えて来た。

おおお…よくぞこんなところにまで、建築物を作ったものだ…と
関心してしまった。





◆ワイナピチュ頂上付近の遺跡。
 ここまでどうやってこれだけの石を運んだのか?
 古代とは思えない、脅威の人間の知恵と力だ。
 それにしても、この急な階段が見て分かるだろうか。
 這うように登らないと、落ちそうなぐらいだ。
 (もちろん下りも大変)



そして、さらに登り続けること10分…
やっと頂上か?と思ったら、小さな洞窟みたいなトンネルがあり、
1人通るのがやっとで、服は思いっきり汚れてしまったのだが、
さらに登っていくと…ここが頂上か??と思うような、
切り立った岩があり、そこを這うように越えると、
そこがワイナピチュの頂上だった。

やった…という達成感よりも、
その岩場が、今にも落ちてしまいそうなぐらい恐くて、
とにかくもっと安全な場所をと思い、少し下ることに。
(ワイナピチュに登ったことのある人は、
 誰しも思うはず…あれは危ない、本当に)


そして、岩場から10mほど下った場所に、
これも岩を滑り降りるように行くのだが、やっと平坦な場所があり、
そこで休憩することにした。





◆ワイナピチュの頂上の岩場から、
 この斜めの岩を腰を下ろして滑るように降りて、
 下の平坦な場所に行くのだが…
 おいおい、なんでこのおじさん、普通に岩の上を歩いてるの??
 周りは崖になっているというのに…恐るべし。



「ふーっ!!」岩に腰を下ろして、しばしの休憩を。
最悪の体調の中、何とか登りきれてよかった…。

頂上に着いたのは、12時。
登るのに約1時間30分かかったことになる。

それにしてもきつかった…。


頂上では、多くの旅行者が休憩していたが
皆、予想以上のきつさにぐったりしている様子。

休憩していると、隣に座っていたアメリカ人(名前はマット)が、
日本語で話しかけてきた。

すごい流暢な日本語に驚いたのだが、
昔、名古屋に住んでいたらしい。道理でうまいわけだ。

しかし、腹痛により、あまり余裕を持って話すことが出来ず、
会話も盛り上げられるぬまま、この人は下山していってしまったのだった。

ごめんよ、マット…もっと話したかったんだけど、
腹が痛くて、きついんよ、今…。



40分ほどの休憩を終えると、
山頂からの素晴らしい景色を写真に収めて、
いざ、下山を開始。





◆ワイナピチュの山頂からの風景。
 眼下には、マチュピチュの全景と、左手には
 マチュピチュへと続く車の道路が見える。
 いや、本当に素晴らしい。



下るのは、当然ながら息が切れることはあまりなく、
体力的には問題なく行くことが出来た。

しかし、何と言っても急坂。
ここで滑って怪我でもしたら大変なことなので、
一段一段、慎重に下っていく。

道を踏み外すと、一気に崖の下に落ちてしまうような場所なのだが、
ゆっくりと下りつつ、途中で休憩を取りつつ…
何とか、無事、スタート地点の登山口まで帰ってくることが出来たのだった。

帰りは、1時間で降りてくることが出来たので、
休憩も含めると、トータル、約3時間だった。

それでも、頑張ったほうなので、
年配の方が挑むのであれば、4時間は見ておく必要がある。

そう考えると、やはりクスコから日帰りで訪れたとしたら、
このワイナピチュに登って、さらにマチュピチュを観光するのは、
時間的にほぼ不可能と言えるだろう。


帰り道も、最後の上り坂がかなりきついので、
結局、汗だくの状態に。

やっと登山口まで帰ってくると、もうぐったりの状態。

これから、メインであるマチュピチュの観光なのか…と、
呆然としてしまうような感じだ。


それでも、既に時間は2時近かったので、
マチュピチュの観光をスタートすることに。

しかし、マチュピチュも、坂が多いので、これまたなかなか大変。
もう、細かい歴史的背景を一つ一つ捉えながら観光する余力は無く、
歩いて全体像を眺めながら、感覚的にその素晴らしさを感じるだけで精一杯。





◆マチュピチュの風景(1)
 階段状になっているのが、何とも印象的。





◆マチュピチュの風景(2)
 機能的にもすごいのだろうが、その造形美にも、驚かされてしまう。
 この秘境に、これだけのものを造り上げるとは、とんでもない技術力だ。





◆マチュピチュの風景(3)
 良くテレビで見かけるのは、この構図かな?
 奥にはワイナピチュの山、手前にマチュピチュ。
 本当は、もっとゆっくり一つ一つ確認して歩き回ったら面白いのだろうけど…
 そのためには、早朝から来ないと時間的に無理だ。





◆マチュピチュの風景(4)
 こうして接近して撮影してみても、なかなか面白い。
 迫力ある風景に、驚かされてしまう。



本当は、もっと多くの写真を撮ったのだが、
ブログには載せきれないので、このへんで…。

とにもかくにも、やはりマチュピチュは、素晴らしかった…。

遺跡だけでなく、この周囲の切り立った山々の中に遺跡があるという、
その存在感が素晴らしい。

体調が悪く、かつ早朝は大雨ということで訪問時間が遅くなり、
少し不完全な観光にはなってしまったが、
十分、その雰囲気は感じ取ることが出来た。

本当にマチュピチュに来れたことが、
何よりもうれしいことだ。

そして、何とか腹痛の中、こうして観光し終えたことが、うれしかったのだった。


それにしても、過去見て来た遺跡の中で、
間違いなく、一番体力的に疲れたのが、このマチュピチュだった。

腹痛というハンデを除いても、一番ハード。

皆さん、もしマチュピチュに訪れる時は万全の体調で臨んで下さい。
めちゃくちゃ疲れます。


マチュピチュの出入り口まで戻ると、
帰りのバスが頻発していたので、それに乗って町まで戻ることに。

そして、町に戻ると、時間は16時頃。





◆アグアス・カリエンテスのレストラン前にいた、インコ。
 「こんにちは〜。」って声をかけたら、
 「オラ!(スペイン語で、こんにちはの意味)」と鳴いた(話した)のだった。
 生き物って、こんな感じだからかわいいよね。



まだ電車までは少し余裕があったが、ホテルに戻って荷物を受け取ると、
ソファーに座って休憩することに。

疲れた…。


そして、16時30分前にホテルを出発し、
町にある鉄道駅まで10分ほどで到着。

かなりの人混みだったのだが、
駅のベンチに座って電車を待つことに。

そして、17時03分発の電車がホームにやってきたので、
それに乗り込み、クスコへと戻ることに…。


帰りの電車内は、疲れて寝たかったのだが、それも出来ず。

というのも、同じ車両に乗っていた、
おそらくフランス人と思われるが、
年配の団体客のようで、とにかくギャアギャアと大声で騒いで、
大勢が立ったまま話してたり、ふざけて車両を歩き回って大笑いするなど、
最悪の状態。

こういう下品な年配にはなりたくないものだが、
本当に大声で煩くて、とても寝られる状況ではなく、
ほとんど寝られないまま、約3時間を過ごしたのだった。

ヨーロッパに行っている時もそうだったが、
とにかく彼らの大騒ぎして、周りの客を気にしない性格は理解できない。

こういう光景を見ると、
海外への憧れといったものは、不思議となくなってしまうものだ。

まぁ、良い反面教師、彼らのようにならないよう、
気をつけて生きていくことにしよう。



その間も電車は走り続け、21時前になると、
クスコの町が見えてきた。

その夜景は素晴らしく、見ごたえがあったのだが、
いかんせん電車で動いているので、写真に収めることは出来ず。

クスコの町が近づくと面白かったのが、
この電車、進行方向が何度も逆になるのだ。

おそらく、登山電車なので、
ジグザグになった線路を、
進行方向を変えながら下っていく(または上っていく)のだろうが、
電車が停まったと思ったら、今度は反対方向に走り始めて、
また停まっては反対に走り…というのを繰り返したのだった。

しかも、踏み切りというのが存在しないようで、
道路を横断するときは、
消防車のサイレンのような音を鳴らしながら電車が走るのだが、
その音がとにかくうるさくて、困ってしまうほど。

超アナログなこの電車、何とも言えない不思議な体験になった。


そして、21時19分に、クスコの駅へ電車が到着。

電車を降りて駅を出ると、タクシーの客引きがいたので、
そこで、宿の近くまで4ソレスで、タクシーに乗ることに。

クスコの駅周辺は治安が悪いので、
それをケチって犯罪にでも遭ったら大変なことだ。


そして、宿の近くのランブラス広場で降りて、
歩いて戻ることに。

今日1日で汗だくになってしまった服を洗いたかったので、
先日使ったランドリーショップに立ち寄ったのだが、もう閉店時間らしく、
明日の朝の受付になってしまうらしいので、頼まないことにした。


宿に戻ると、もうシャワーを浴びる気力は出てこず…
明日の朝にすることにして、生乾きの洗濯物を干した後、
今日は寝てしまうことにした。

そういえば、腹痛は、朝よりはだいぶ治まった感じ。
こういった時は、とにかく何も飲み食いしないのが一番。

結局、この日もマチュピチュ観光中は、
水すら一滴も飲まずに過ごした。

だから、ワイナピチュに登った時も、本当は喉がカラカラだったのだが…
良く耐えられたものだと、自分で自分を褒めてやることにしよう…。

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