2月27日(水) スイス(サンモリッツ)→(ベルリナ急行)→イタリア(ティラノ)→ミラノ(セリエA・インテル VS ローマ観戦) <ミラノ泊>

  1. 2008/03/15(土) 10:16:16 
  2. カテゴリー:イタリア Italy  
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※2月28日に起きた、フランス・マルセイユにおける盗難事件により
 2月25日〜28日の写真データを失い、
 また、それ以降もカメラが無いため、僕自身が撮った写真データはありません。
 文章でお楽しみ下さい…。

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7時頃起きて、7時30分から始まる朝食のためにレストランへ。

30分後には、宿を出なければいけなかったので、
ビッフェ形式の朝食も、猛烈な勢いで食べることに。

ヨーグルトがとても美味しいと本には書いてあったのが、
確かに、かなりおいしい。

というわけで、他のパンなどには目もくれず、
ヨーグルトに集中することにした。

これまた、1人早食い選手権状態に。
ヨーグルトを食べるというか、飲み込むようなスピード。

そして、素早くおかわりを。

なぜここまでしなければいけないのか、自分でも良く分からないのだが、
ビッフェ形式、かつ、時間が決められているとなると、
血が騒いでしまい、このようなトランス状態になってしまうのだ(笑)

こうして、30分で、10杯ほどのヨーグルトを食べきり、
満足しつつ、急いで宿を出ることにした。


電車は8時50分発だったのだが、
今日はバスを使わず、宿から徒歩で行ってみることにしたので、
8時過ぎの出発となると、あまり時間的な余裕が無い。

荷物を持って、早歩きでもくもくと歩いていったのだが、
途中で、サンモリッツの湖畔沿いの道に出た。

この道から眺める湖、そしてその背後にある山々の風景が、
これまた素晴らしい。

こんなに美しい湖畔の景色は見たことがない。

湖の全体を氷が覆っているのだが、
その風景と、湖畔沿いの綺麗な町並み、
そして、背後にある山の陰からは、まぶしい太陽の光が差し込んできて、
ある意味で、幻想的とも言える、素晴らしい景観だった。

※しかし…後日の盗難事件で、この写真データを失ってしまった。
 本当に素晴らしい景色だったので、残念だ…。



急がなくてはいけないのだが、
あまりに素晴らしいので、つい立ち止まって、写真やビデオを回した。

そして、ある程度撮り終えたところで、一気に駅に向かって急いだ。
中には湖の上を歩いている人もいたのだが、
重い荷物を背負っているこの状態で歩いたら、確実に氷が割れると思ったので、
それはやらずに、湖沿いの歩道を歩いて駅まで向かった。

ちょっとしたジョギングで向かったのだが、荷物が重いし、
体も温まってきて、駅に到着した時には、汗だくになってしまった。

朝からハードな運動だった…。

しかし、何とか8時40分過ぎに駅に到着し、
無事、イタリアのティラノ行きの列車に乗ることが出来た。



ちなみに、今日は、サンモリッツ〜ティラノ間の、ベルニナ急行と呼ばれるルートだ。

このベルニナ急行は、ヨーロッパでも随一と呼ばれ、
氷河特急を上回る景観とも言われているらしい。

このルートでは、パノラマ車両(予約の必要あり)と、
ローカル車両(予約の必要なし)が、時間帯によって走っており、
僕は、予約料をかけたくなく、またベストな時間帯がローカル車両のほうだったので、
それに乗ることにした。

ちなみに、ユーレイルグローバルパスがあれば、
このベルニナ急行の区間は無料で乗れるので、
仮にパノラマ車両に乗ったとしても、数ユーロの予約料のみで乗れる。
でも、正直、パノラマ車両はガラスも開かないし、
そのガラスも汚れていて綺麗に景色が見えないので、乗る価値は無いと思う。


さて、ベルニナ急行に乗ったのだが、結論から言うと…
全体の2時間30分の乗車時間のうち、
サンモリッツ→ティラノに向かう、最初の1時間30分に、
全てが凝縮されていると言っても過言ではなかった。

この区間は、標高が高く、またアルプスの谷の間を走るのだが、
その景色は、圧巻。

間違いなく、ヨーロッパの旅の中で乗ってきた路線で、ナンバーワンの景観だ。

氷河特急で見たような、なだらなか斜面の山ではなく、
切り立った、アルプス特有の山々で、その谷を列車が突き進むのだが、
その光景は、まるで南極の中を列車が走っているのではないかと錯覚してしまうような
壮大な景色。

あまりにも素晴らしくて、またロマンチックな風景に、
もう我を忘れて写真を撮り続けたのだった。

同じ車両の人達も、この景色にはさすがに総立ちで、
皆、窓を開けてカメラを向けて、撮りまくっている。

そして、車両の動きによっては、
左右の窓を移らなければ、景色が良く見えなくなるのだが、
左右の窓を行ったり来たり、同じ車両の人達みんなが同じタイミングで、
同じ動きをするので、それがまた滑稽で面白い。

こうして、約1時間30分の見所は、時間を忘れて、
壮大なアルプスと、氷河の風景を楽しんだのだった。

※これまた、マルセイユの盗難で
 写真とビデオテープを失ったのが痛すぎる…
 このブログで、是非、公開したかった風景だった。


後半の1時間は、標高も下がってきて、
山々も雪が積もっていない山に変わってきて、のどかな田舎の風景、といった印象。

最後に、ループ型の石橋を渡るのは、なかなか良かった。
氷河特急では角度的にほとんど見えないのだが、このベルニナ急行では
しっかり見えるので、見ごたえがあった。

鉄道の旅の醍醐味は、やはりこうした、鉄道ならではの風景を楽しめることにある。


そして、11時過ぎに、列車はイタリアのティラノ駅に到着。

列車を降りて駅を出ようとしたら、パスポートチェックがあったのだが、
イタリア人の駅員が「スタンプ!」というので、
入国スタンプなのだな、と思いパスポートを渡したのだが、
ついでに「ハンコ!」と言われた(笑)

別に、わざわざ日本語で「ハンコ」と言われなくても、
意味は理解しているんだが…(笑)


5分ほど経って、パスポートが返され、無事、イタリア入国を果たした。
次の乗換えまでは、1時間ほど時間があったのだが、
荷物もあるので、ティラノの町歩きはせずに、
おとなしく、駅構内のベンチに座って、待つことにした。

そして、ティラノ〜ミラノ行きの列車がやってきたので、
それに乗り込んで、ミラノへ向かうことに。

さすがに、朝早かったこともあり眠かったので、
この間の列車内では、寝ることにした。


そして、15時30分頃に、列車はミラノ駅に到着。


今夜は、サッカーのセリエA(インテルVSローマ戦)があるので、
それを見るためには、急いで宿を決めて、チケットを買いに行く必要がある。

というわけで、地下鉄の24時間券(3ユーロ)を購入し、
ユースホステルの最寄り駅であるQT8駅まで行くことに。

それにしても、なぜか地下鉄が大混雑で、一度では列車に乗れない状態。

しかも、QT8駅までは、乗り換えもあり、駅の数も多いので、
ミラノ駅から、45分程度かかってしまった。


駅を降りて、地図を頼りに300mほど歩くと、
ユースホステルを発見。

ここは、ミラノやインテルのホームスタジアムである
サンシーロスタジアムからも歩ける距離にある、
サッカー好きにはありがたいユースホステル。

しかし、先日、インターネットで調べてみると、
予約の空きが無いという表示だったので、ずっと不安だったのだが、
直接受け付けに行ってみたら、部屋の空きがあるという返答で、ホッとした。

どうやら、インターネットの予約枠の他にも、部屋の空きは持っているようだ。

宿泊料金は、1泊20ユーロ(ユースホステル会員証保有者)

無事、チェックインを済ませた後は、
チケットを入手すべく、急いで、サンシーロスタジアムに向かうことに。

とはいえ、場所が良く分からないので、
宿の壁に貼ってあった地図を見つつ、外に出て、
通りすがりのおばさんに声をかけて「サンシーロスタジアムはどこでっか?」と聞くと、
「あっち!」と指を指して示してくれたので、
とりあえず、その方向に行ってみることに。

小走りで向かっていくと…それでも、20分ぐらいはかかったので、
意外と遠いと思ってしまったのだが、サンシーロスタジアムへ到着。

まだ試合開始までは3時間あったのだが、
既に人が大勢集まっていた。

そして、チケット売り場はどこやねん…と見て回ると、
北側のチケット売り場というのがあり、
そこに、行列が出来ていた。

どうやら、ここがチケット売り場のようであるが、まだ閉まっている。
そして、並んでいるイタリア人に聞いてみたら、英語が話せない人だったのだが、
「6!」とだけ、数字を言われた。

どうやら、午後6時に、このチケット売り場が開くようだ。
この時、時間は午後5時30分。


ひとまず、列に並ぶことにしたのだが、
後ろに、英語が話せそうな人がいたので、話しかけてみると、
この人はハンガリー人で、親子(といってもいい年)で、仕事の合間に、
今日、試合を見に来たらしい。

しかし、チケットが手に入るかどうかなど、細かいことは分からないらしい。

まぁ、とりあえずここで待つしかないだろうという結論に至り、
そのまま列に並ぶことにした。


そして、午後6時…
予想通りではあったのだが、
10個ほどある、チケット売り場の建物についている小窓のうち、
4つほどが、パカパカと開いたのだが、その途端に列が崩れて、
皆争うように、開いた小窓に向かってダッシュ!!

壮絶な状態だったのだが、
それについていこうとしていると、他にも、小窓がパカパカと開き始めて、
それにつられるように、また列が崩れて、もうグチャグチャ。


それでも、冷静に列の動きを見つつも、ダッシュでかきわけて、
小窓から3人目という高位置につけた。

そして、窓に貼られた料金表を見ると、
高い席は80ユーロ〜120ユーロ程度のものもあったが、
2階席で34ユーロ、3階席で20ユーロだった。

悩んだのだが、これだけの好カードということもあり、
ケチらずに、2階席の34ユーロを購入することにした。


無事、チケットを購入できたときは、つい「よっしゃぁ!」と言ってしまった。

当日入りで、
現在リーグ1位と2位のチームの試合が見れるのだからラッキーだ。

チケット購入後は、小腹を満たすために何か買おうと思ったのだが、
サンドイッチも、5ユーロ程度と高いので買えず、
ウロウロとスタジアムの周囲の道を歩きながら、他の店を探すことに。

結局、スタジアムの反対側(南側)付近にある商店に入り、
パンと、ミネラルウォーター(ガス入り)を購入することに。

ビールを買おうと思ったけれど、3ユーロと、やっぱり高かったので、
泣く泣く、1ユーロの水を購入…。


それを道端に座って食べながら夕食にすることにした。
朝、あれだけヨーグルトを食べたのだが、
やはり腹持ちするようなものではないので、だいぶお腹が空いてしまっていた。

そして、試合開始1時間前頃から、スタジアムの中へ。

入場ゲートが分かりづらく、ぐるっと一周してしまったのだが
やっと見つけて自分の席へ。

それにしても、サンシーロスタジアム、宇宙船みたいな形だな…。

スタジアムの観客席には、既に、サポーターが多く集まっていたのだが、
その応援の声が何ともすごい。

数日前に見た試合もすごかったが、
何というか、怒りがこもっているかのような、吠えるような声に聞こえる。

テレビではセリエAの応援の声を聞いたことがあったけれど、
実際に聞くと、これが凄まじい。


そして、両チームの選手がグランドに入り、アップを開始したのだが、
有名選手が多いので、
「おお!トッティじゃん!」「あれがフィーゴか…」と、わくわくしながら眺めていた。


試合は、20時30分にキックオフ。
この頃には、2階席はほとんど埋まっていたのだが、
意外にも、3階席は、ガラガラ。

チケットって、意外と簡単に買えたんだな…。


試合は、良い勝負。

どちらも攻めきれず…といった感じだったのだが、
途中で、あっという間にトッティが1点取ってしまった。

得点後に、トッティがインテルサポーターを挑発するようなポーズを取ったので、
それによって、インテルサポーターが一段と騒がしくなった。

そして、セリエA名物(?)発煙筒がついに登場!
燃える光が見え、そこからモクモクと煙が立ってきて、
観客席で何が起きているかよく見えない。

いやー、これを見たかったので、満足。

でも、テレビで見ると、ダービーマッチなどになると、
発煙筒が何本も燃やされて、
スタジアム全体が煙に覆われてしまうような光景があるのだが、
今日の試合では、そこまでは至らなかったので、少々残念。


ハーフタイム中は、特に動くこともなく、周りを眺めていたのだが、
何といっても、日本人が多い。
嫌だなぁ。

ちなみに、座席が妙に汚い。
それもそのはず、ビールやおつまみの売り子(といっても、おじさん)が、
席の上を土足で歩き回っている。

それでは、汚れるはずだ。

その辺りが、イタリア人らしいというか、
土足OK、みたいな雰囲気を感じる。

あまり汚れなどには敏感ではないのだろう。


さて、後半に入ると、相変わらずの試合展開。
ちょっと間延びしている間もあった。

インテルの選手達も、いまいちのプレーが続き、
また、審判がやたらファイルに対して笛を吹くので、
だんだんとインテルサポーターのフラストレーションも溜まってきて、
一度、しょうもないプレーが出ると、
サポーターの全員が監督のような感じで、
「何やってるんだ!」といったオーバーリアクションを取る。

しかも、あのプレーがどうとか、俺だったらこうするとか言っているのか、
サポーターが、プレーに対しての意見をぶつけあって、口論になっている。

試合そっちのけで、立ち上がって口論しているから、
僕としては、前が見えなくて困るのだが(笑)

熱い、とにかく、無駄に熱いイタリア人の気質が見ていて面白かった。

そして、試合は残り数分になり、
このまま終わったらインテルのサポートが暴れまわるのでは…という展開だったのだが…


何と、試合終了間際に、インテルが1点を返したのだ!!
まさかの同点弾に、インテルサポーターが大騒ぎ!!

空に向かって両手をあげてガッツポーズをしている人もいれば、
抱き合って喜んでいる人もいる。

スタジアム全体が祭り状態になってしまったのだった。

そして、そのまま試合終了。


結果的には同点の引き分けだったけれど、
1位のインテルにとっては、非常に大きい同点弾。

サポーターもニコニコ顔で、スタジアムを後にしていったのだった。

良かった…このままインテルが負けてたら、夜道を歩くのは恐かったし…。


スタジアムの外に出ると、バイクや車が混雑していて、
また、歩いて駅に向かう人も多数。

その中を歩いて帰ったのだが、
ユースホステルに近づいた辺りで、道に迷ってしまった。

そういえば、行きの時は、あまり目印などを確認せずに
もくもくと歩いてしまったので、細かい路地になった際に、
どこを入ればいいのか分からなくなってしまったのだ。


仕方ないので、デジカメで撮っておいた地図を持って、
道行く人に聞いてみるのだが、なぜか、わからないと言われてしまう。
地元の人では無いのだろうか。


まいったなぁ…と思いながらウロウロと歩き回っていると、
地下鉄の駅を発見。

そして、地下鉄の駅に降りてみると、ユースホステルの最寄り駅から1駅目の駅だった。

結局、地下鉄で最寄り駅のQT8まで行って、
そこから歩いて帰ることにした。


これにより30分ほど時間をロスしてしまったのだが、
宿に帰ると23時30分過ぎで、そこからシャワーを浴びて、
明日の出発の準備を整えた。

既に、ドミトリー部屋の中の人は全員寝ていたのだが、
ここから、気合を入れて、パソコンで日記を書き始めることにした。


疲れて寝たいのは山々だったのだが、
どこかで頑張らなければ、いつまで経っても日記が書けない。

また、明日は1日電車での移動日なので、
その移動中に寝れば回復できるだろうと思った。


そして、宿の地下にある共有スペースのような場所で、
コンセントを使って、パソコンで日記を書き始めることに。

すると…2時間ほど日記を書いていたところで、
近くで賑やかに話していたメンバーのうち、1人が近づいて来て、
「1人で寂しそうだけれど、良かったら一緒に飲まない?」と言って来た。

僕は「やばい…見つかってしまった…。」という感じだった。

せっかく集中して日記を書いていたのに、ここで飲みに加わったら、
それ以上は書き進められず、また大変なことになるから…。


しかし、誘われたものを断っては、せっかくの出会いが無駄になる。
というわけで、この誘いを受けて、4人で飲んでいた人達に加えてもらうことにした。

話を聞いてみると、彼らは、ドイツ人のようで、
21歳〜23歳ぐらいの学生。

そして、学生のサークル(?)のような集まりで、オーケストラをやっているらしく、
その公演がミラノであったので、今、この宿に泊まっているらしい。

ふーん、と思いつつも、声をかけてきてくれた彼は、
かなり酔っ払っているようで、途中まで英語で話していると…
「もう面倒だ〜!」といった具合に、いきなりドイツ語に切り替わって話し出して、
もうグダグダ状態(笑)


そんなわけで、彼ら同士が、
ひたすらドイツ語で話しているのを聞いているだけの
良く分からない状態だったのだが、
回しのみしている1本のワインも残り少なく、
しばらくして、僕がゲストということで、最後の一口を飲むことになり、飲みは終了。

僕が加わってから、約30分ほどで終了したので、
ちょっとホッとした…(笑)

そして、彼らは部屋に戻っていったのだが、
僕は、その後も日記を書き続けて、結局、徹夜になってしまったのだった。

体力の限界…でもないけど、1日が長かった…。

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