6月7日(土) ガラパゴス諸島(サンタクルス島) <プエルトアヨラ泊>

  1. 2008/06/16(月) 01:30:50 
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朝…9時頃に起きる。

今日はガラパゴス諸島滞在の最終日。

本来は、朝からダーウィン研究所に行って、ゾウガメのロンサムジョージを見に行ったり、
天気が良ければ、先日行ったトゥルーガベイに行こうと考えていたのが…。

やはり、どうも行動する気が起きない。
本能が、「何もしなくていいんじゃない?」と言っているようにも思える。

…今日も、気ままに日記を書いて過ごすことにした。


午前中は、こつこつと日記を。
部屋が暑いので、部屋のドアと窓を全開に開けて空気を取り込むことに。

他の宿泊客からしたら、ドアが空いていて、
それでいて中ではパソコンに向かっている僕が見えるわけだから
ちょっと奇妙に見えただろう(笑)


13時頃になると、きりが良かったので、昼食を食べに行くことに。

今日は最終日ということで、
豪勢に、3.5ドルのセットを提供している店にすることにした。

内容は、ライスとチキンとサラダ、それにコーラというもの。
何より、コーラが飲みたかったのもあるが…(笑)


食後は、すぐに部屋に戻り、またパソコンに向かう。

ガラパゴス諸島に滞在しているのに、
部屋にこもって日記を書くという、ちょっと病的な状態とも言えるが、
これが何とも心地良い(笑)

ガラパゴス諸島だから何をしなきゃいけないとか、そういう意識は全く無い。
おそらく、この旅の序盤だったら、きっと違っただろう。


長く旅を続けることで、
結果を楽しむのではなく、プロセスを楽しむことを、
事実を楽しむのではなく、時間を楽しむということを
僕は知ったように思う。


このまま、午後も日記を書き続け、気付くと外は暗くなり、
19時30分頃で、一度作業を中断することにした。

そして、ガラパゴス最後の夕食を食べに、外に出ることにした。

もちろん、通い慣れた飯通りへ。





◆プエルトアヨラの町に滞在中、
 ひたすら通い続けた、通称「飯通り」
 この通りを利用しているのは、現地の人か日本人旅行者だけだったように思える。
 欧米の旅行者は一度も見かけなかった…。
 こういう大衆食堂にこそ、現地の息吹があると思うのだが。



最後はどこで食べようかと思ったが、
滞在中、初日に訪れた食堂へ行くことに。

2.5ドルのセットも、今日で最後。

この食堂のおばちゃんとも最後。

マイペースな娘さん(10歳ぐらい?)が食事を運んで来てくれ、
美味しく夕食を終えたのだった。

心の中でお別れを言いつつも、
根拠も無く、またいつかどこかで再会するかもしれないと感じる自分がいた。



食後は、何となく夜の風に吹かれて、海岸沿いへ行って見ることに。

ここで、ツーリストカフェで、ソフトクリーム(0.75ドル)を購入。
これも最後のソフトクリームだなぁ。
結局、滞在中に何本のソフトクリームを食べたのだろうか(笑)


広場まで行くと、今日も賑やか。

広場では、バレーに興ずるおじさん達の姿が。
同じチーム内で半ば喧嘩とも言えるほど、言い合っている。熱いねぇ、おじさん。


僕は広場の奥の、湾岸沿いに立って、
夜の海と、夜の街の光を楽しむことにした。






◆湾岸の夜景。
 明日もこの港から多くの船が出港するのだろう。






◆湾岸には、心地良い風が吹いていて
 ヤシの木が揺られていた。






◆ヤシの木の影と、自分の影が交差している光景。






◆今日も広場では、バレーを楽しむ人でいっぱいだった。
 右奥のステージが、僕が先日1人でリフティングをしていた場所。
 一番照明が明るいから良くボールが見えるし。






◆この町では、夜遅くまで(21時ぐらいまで)
 小さな子供達が公園で遊んでいる。
 グルグルと回る遊具で遊んで楽しそう。






◆何だか良く分からない、
 眩しいライトが付いた乗り物が子供を乗せて町中を走っていた。
 何で、毎日がお祭りみたいなんだ?この町は。



今日も、湾岸には心地良い風が流れ込んで来ていて、
本当に過ごし易い気温。

寒くもなく、暑くもなく、ちょうど良い。

そんな空気の中を、町の人達の息吹を感じながら、
夜の光に照らされて立ち尽くす…。

僕は何もしゃべっていないし、何も聴いていないから、
飛び込んで来るのは、人達の笑い声や話し声だけ。


これまでの旅の中で、一番、町の中に溶け込んだように思えたのは
このプエルトアヨラだったかもしれない。

生活の一部、日常の一部、でも、それでいてどこか特別な場所にいるような…
それらを感じさせてくれたのが、このプエルトアヨラであり、
ガラパゴス諸島だった。



しばらくすると、まだ賑やかな広場を後にして、
宿に戻ることにした。

宿に戻った後は、21時前だったが、目を閉じて寝ることにした。
明日は朝早いので、寝坊しないために…。

それでも、ちょっと早すぎたこともあってか、
結局寝られたのは、23時頃だったのだが…。

6月6日(金) ガラパゴス諸島(イザベラ島→イザベラ島) <プエルトアヨラ泊>

  1. 2008/06/16(月) 01:29:50 
  2. カテゴリー:エクアドル(ガラパゴス諸島) Galapagos  
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昨日は20時前に寝てしまったが、
そのまま起きたのは、次の日の早朝。

宿の出発は5時30分ということで、
4時40分頃、ドアをノックされて起きたのだった。

うーん、良く寝た…でも、なぜかあまり疲れが取れていないような。

起きてみると、
昨日の激しい乗馬で、首であったり、腰であったり、
変なところが筋肉痛に…。


イザベラ島からサンタクルス島へ戻る船は、
6時発、8時着という、過酷なスケジュール。

おそらく、当日、
そのまま本島へ飛行機で戻る人のことを考慮された時間設定なのだろうが、
朝早いからきつい…。


風呂場で洗って干しておいた服を取り込んだり、
荷物の準備をまとめて、外に出たのだが、
朝食は、また自分でサンドイッチを作る形式だった。

急いで2つサンドイッチを作り終えると、
車に乗って港へ出発。


港でボートに乗る前には、出ました、必殺ガラパゴス名物、謎のTAX。

イザベラ島の入島には、5ドルを支払わなければいけないのだ。

係員は「ローカルタックス」何て言っていたけど
宿に泊まったりツアーに参加して十分お金を落としてあげているんだから、
勘弁してほしい…。

説明も無しに、ただ「ローカルタックス」と言われても理解できないのは当たり前。
ボートに乗り込む人の中には、相当、不満気な人も。

使用用途をはっきりさせず、
観光客から入島料を徴収するガラパゴスの姿勢は
僕も理解に苦しむ。


まぁ、建前は「自然保護のための資金」何だろうけど、
じゃあ、最低でも毎年、その報告を明確に出してほしい。

そもそも、ガラパゴス諸島に入るためには、100ドル+10ドルが必要というのも、
世界的に見てもありえない高額な設定。

何を根拠に、その金額設定がされているのか分からないのだが、
正直、サンタクルス島のダーウィン研究所も
どこまで価値ある活動が出来ているのか理解出来なかった。

ただ、広い敷地に少数の動物を飼っているだけで、
あとは無人の展示ルームがあるだけのような…。

ナチュラリストが勤務しているというが、
彼らはどこにいて、何をしているの?


ガラパゴス諸島には、年間5万人の観光客が訪れているようだが、
計110ドルの入島料だけで考えても、5億5000万円の収入があるわけで、
エクアドルの物価からすれば、とんでもない収入だ。

それは、一体どこに使われているのだろうか…。

少なくとも、サンタクルス島と、イザベラ島だけを見た限りでは、
その資金が有効に活用されているとは、全く感じられなかった。

入島料の中で、エクアドル政府に流れている資金も
あるのではないかと感じられるほどだ。

結局、観光収入をあげたいために、
ガラパゴス諸島が存在し続けているように思える。



ガラパゴス諸島は、チャールズ・ダーウィンが1835年に訪れて、
後に、「種の起源」を発表するに至ったわけだが、
その発見以降、多くの人間が住み着いて、
当時、島に多く生息していたウミガメを乱獲したり、
ヤギなどの家畜を放すなど、
自然と生態系を破壊していったわけだ。

そして今になって、それを取り戻すために活動しているわけだが…。

人間というのは、本当にバカというか、身勝手な生き物。
地球上に存在する生命の中で、知能という武器を振りかざして
一番勝手に生きている生き物だろう。

自然や生態系を好き勝手に破壊しておいて
今度はその修復、で、次はまた壊すのか?

ガラパゴスに限らず、世界各地でも人間が人間のために活動するために
自然や生態系の破壊は、歯止めが利かない。

世界の中で、エコが叫ばれてから、だいぶ経つように思うが、
その実際の活動は、どこまでが成果として出て来ているのだろうか。

とはいえ、人間はエゴが強いから、
自然と利便性のどちらを取るかといったら、多くが利便性を取るだろう。

自然破壊は目に見えないし、
自分が生きている間には、それによって自分が生きていけないような状況にはならないから、
その行動は止められないだろう。

知能がありながらも、それをコントロールできないという、
人間の一番弱いところ、その結果が自然破壊なのだろう。



今回、ガラパゴス諸島へ訪れて、僕の中の結論としては、
「観光客、また住民の一切の入島を禁止すれば良い」というものだった。

絶滅に瀕している生物の保護活動のために
研究者が島に滞在する必要があれば、その人間の一部だけが残れば良い。

ただ、思うに、別にその活動は島にずっと滞在しなくても出来ると思えるが…。


結局、自然保護が何だと言って、高い入島料を徴収しているが、
一番、自然を壊す原因となっているのは、
「ガラパゴス諸島に人間が存在し、活動すること」に他ならない。

観光客も(今回は僕もその1人であったが)、
そして島の住人も、島に滞在して活動することによって、
確実に自然は壊れていく。

彼らのために運び込まれる物資、そして彼らが吐き出す廃棄物…。

豪華クルーズ船に乗って島々を回る観光客なんて、
自然を愛する者の活動とは言えない。

ただの身勝手な行動であり、
ガラパゴス諸島をリゾートの一つにしか見えていないことの証拠だろう。

もちろん、サンオイルをベタベタ塗って海に入っていく観光客も同じだが…。


結局、自然を守るために、そして自然の状態に還すために一番有効なのは、
「人間が立ち入らないこと」だ。

エクアドルが、その方針を打ち出したら、本物と言えるだろう。

もし、観光収入に依存して、この先もガラパゴス諸島を開放し続けるのであれば、
結局、人間のエゴに打ち勝てなかった、愚かな国で終わるだろう。


噂によれば、今後、ガラパゴス諸島の入島料がさらに値上げされるというが、
もしそうなったら、僕が言う後者の通りの活動をしていることになる。

自然保護活動に、さらなる資金が必要だから、入島料を上げるのか?
いやいや、そんな訳は無い。それだったら最初から金額設定できるだろう。

結局、入島料をあげても観光客が集まるのであれば、
より多くのお金を集めたいエクアドルは、もっと入島料をあげるだろう。


自然破壊という視点からは外れるが、
法外な入場料の値上げを続けるペルーのマチュピチュも同様…。
彼らは観光客を、「良い収入源」としか見ていない。

マチュピチュの保護だけで考えれば、あんなに高い入場料は全く必要ない。
値段を上げても観光客が集まるから、値上げしているだけ。

マチュピチュは、ペルーの良い呼び道具として利用されているのだ。


話はガラパゴスに戻るが…
とにかく、僕の結論は明確になった。

そういう意味で、今回のガラパゴス諸島訪問は、僕にとって価値があった。
観光云々ではなく、それを感じられたことが、僕の数百ドルの対価だ。


いち早く、ガラパゴス諸島から人間が身を引くことを期待したい。
もちろん、島の住民も、自らそう立ち上がってほしいのだが…。


余談だが、ガラパゴス諸島に暮らす人達は、
エクアドル本土の人に比べて、生活水準が高いように思えた。

それもそのはず、大量のドルを観光客が落としていくのだから、
それで生活している彼らにとっては、本土よりも稼ぎやすい。

島に暮らす子供達を見れば明確、
ストリートチルドレンなんて、1人も見かけなかった。

見かけるのは、ちゃんと服を着て、アイスやジュースを頬張って、
毎晩夜遅くまで遊んでいる子供達の姿ばかり…。

これは、エクアドル本土では、見られない光景。

これが現実だ。



さて…話は反れたが、ボートに乗り込んだ後は、
約2時間、ひたすら激しく揺られながら、サンタクルス島に戻ったのだった。

ボートでは、水避けのカバーが壊れていて、水しぶきがバンバン入ってくる。

僕を含めて、ボートの後方に乗っている人達は、びしょ濡れの状態に。
寒くて腹が冷えて、また腹痛が復活してしまった…。

ボートの質だけで言えば、最悪のレベル。
むちゃくちゃだ。


サンタクルス島に戻ると…旅行会社に預けていた荷物を受け取って
宿探しを始めることに。

候補だった「HOTEL SANTACRUZ」に行くと、
空き部屋があるということで、チェックインをしたのだった。

シングル、トイレ・シャワー付きで10ドルなら、
ガラパゴスでは最安の部類。


チェックイン後は、タメ航空のオフィスに行くことに。

途中で、まずは定番のソフトクリーム(0.75ドル)を購入…。


フライトに関しては、
当初、11日にキトに戻る予定だったが、
もうイザベラ島のツアーで十分に感じたので、
3日間早めて、明後日の8日のフライトで帰ることに変更した。


オフィス訪問後は、すぐに宿に戻ったのだった。

部屋に戻ると、シャワーを浴びることにした。
今朝のボートの移動で海の水を浴びまくったので…。

その後は、ベットの上で、パソコンを開いて日記を書き進めることにした。


ガラパゴスに来てから、まともに日記を書き進めていなかったので、
徐々に溜まってきている。

13時頃まで、3時間ほど日記を書いた後は、
昼食のために外に出ることにした。

いつもの飯通りの食堂に行って、2.5ドルのセットを。
まだスープが炊き上がって無いのか、なぜかスープが付かなかった…。


食後は、また宿に戻って、日記を書き進めることに…。
時おり、疲れるので昼寝などしながら、ゆっくり過ごしたのだった。

やはり、ツアー参加は体力的に疲れる。

特に、ガラパゴスの場合、移動にボートが必要となるので
あの揺れと水しぶきと寒さはきつい。


僕はイザベラ島で十分になってしまったが、
とても、他の島へのツアー参加をする体力・気力ともに無い。

とりあえず、明後日まではとにかくゆっくりすることにした。


そのまま日記を書き続けたのだが、
腹の調子もまだ完全ではないので、
結局、夕食は食べずに、宿の外に出ないまま今日を終えたのだった。

ところで、この宿(というか僕の部屋)は、
故障しているのか部屋の電気がつかないのだった。

風呂場の電気はつくので、それを部屋の照明代わりに…。


日記のほうはというと、かなり頑張って、
夜中3時前まで書き進めたのだった。

さすがに最後は目が疲れてしまい、
倒れこむようにして、眠りについた。

良く頑張りました…。


※ちなみにこの日は1枚も写真を撮らずに終わってしまった…。

6月5日(木) ガラパゴス諸島(イザベラ島) <イザベラ島泊>

  1. 2008/06/16(月) 01:28:53 
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朝7時前に起きて、7時20分から宿のレストランで朝食を。

パンとジュースという内容だったが、食べ終えて荷物の準備を済ませて、
再びレストランに戻ることに。

というのも、今日の昼食用に、食材は提供されるので
自分でサンドイッチを作らなければいけないのだ。

とはいえ、テーブルに用意されたパンや野菜やチーズは、
他のツアー参加者もいて、取るのも順番待ちの状態。

8時が出発ということだったが、これは現実的に不可能。
結局、全員がサンドイッチを作り終えて、車に乗り込んだのは、8時30分だった。


昨日、少し話したアメリカ人夫婦も今日は同じツアー。
さらに他には、カナダ人の学生11人が。

彼らは大学の医学部(?)の学生のようで、
各国の医療施設等を回る研修で海外に来ているらしく、
その一環か何か分からないが、ガラパゴスにも来ているらしい。
(まぁ、ガラパゴスはお遊びという意味合いが強いだろうけれど)

というわけで、母国語を英語とする人達のみというツアー。
英語漬けで話を聞いているだけで頭が痛くなったが、
とりあえず頑張ってついていくことにした。


車は出発すると、未舗装の道路を約1時間走り、
町から50kmの、島の中心部に位置する火山まで向かった。

そして、車が止まると、そこには馬の大群がつながれていた。

話には聞いていたのだが、ここから約7km先の展望ポイントまでは、
馬か徒歩での移動となる。

といっても、若いメンバーだけの今回は、
もちろんみんな乗馬で移動することに。


乗馬するのは、この旅では序盤のモンゴル以来だ。

それにしても、乗馬経験の無い人もいるというのに、細かい説明もなく、
「何かあったら、案内役の人に声をかけて。」という一言だけで、
いきなり馬に乗るという展開。

これで良く事故が起きないものだと、
見ているだけでヒヤヒヤしてしまう…。






◆火口までは、車を降りた場所から
 約7kmということで馬に乗って移動。
 狭い道を多くの馬が走るから渋滞する。
 他の馬にガツガツぶつかる。



砂漠で乗ったラクダの記憶が残っている僕は、
あの、のんびりとしたペースに馴れているので、今回の乗馬は慌しかった。

カメラで写真を撮る余裕などほとんど無く、
先導役の現地の人が、常に後ろから馬を追いたてるので、疲れる。

何もしなければ、馬はゆっくり歩いてくれるので乗っているだけで楽だが、
駆け足になってくると、腹にずしずしと振動が…。

昨日より腹痛を抱えている僕には、これがかなりきつい。

一歩一歩が腹に響いて、とても乗馬を楽しむ状態ではない。


それでも、馬はせかされるから駆け足になって、時おり、
やや本気で走るぐらいのスピードになる。

こんなスピードで乗馬するのは初めてだったので、かなり焦った。
しっかり捕まっていないと、吹っ飛ばされる。


カナダ人の若い学生達はキャーキャー言って楽しそうに乗っていたけど、
僕は「頼むからゆっくり歩かせてくれ…。」と心の中で言いながらも、
しょうがなくついていくことに。

こうして、結局、1時間程度馬に乗り続けて、やっと展望ポイントに到着したのだった。
乗馬時間といい、乗馬スピードといい、全て初体験のハードな乗馬だった。

「何でガラパゴスで馬なの?」という、そもそもの疑問もあるのだが…。


展望ポイントに到着すると、それぞれ記念撮影を。






◆世界で2番目に大きいカルデラ(火口)らしい。
 一番大きいのはタンザニアにあるそうだ。
 スモッグのようなものがかかっているので、
 遠くが見えず大きさがいまいち実感できなかった。



その後は、溶岩が流れて固まって出来た場所を
45分ほど歩くことに。

岩場から生えているのは、サボテンが中心。

足場は、無数の軽石が敷き詰められたようになっていて
ちょっと富士山を思い出す。

気温はさほど暑くないのだが、陽射しが強く、
歩いていると汗が出てくる。

それでも、お腹を触ってみると、
冷蔵庫の中に入っているかのように冷たい。

やはり、だいぶ腹の調子が悪いらしい。






◆サボテンの花。
 初めて見た。鮮やかな黄色をしていた。






◆マグマがが固まって出来た岩場一帯。
 サボテンが力強く生えている。






◆溶岩の塊。まるで生きているかのような
 流れ出したマグマの勢いを感じさせる岩だ。






◆小さな噴火口がところどころに見られる。幅は20〜30mぐらい。
 





◆噴火口を覗くと…こんな感じ。
 高さは20mぐらいか。



歩くこと45分で、辺りを見渡せるポイントに到着し、
そこで、朝作ったサンドイッチで昼食休憩ということに。

と、ここでまたトラブル。

カメラの故障により、撮影時の焦点が合わなくなってしまった。

別に強い衝撃があったわけでも無いのだが、
いきなりそういう状態になってしまった。

試しにズームしてみると、2倍〜3倍ぐらいのところで、
ちょうど焦点が合う感じ。

オートフォーカスなのに、何でマニュアルモードみたいな使い方をしなければいけないのか…。
10回に1回ぐらいは、電源を入れた際に、
ズーム無しの状態でも焦点が合うのだが、それ以外は、
常にズームの状態でしか撮影出来ないカメラになってしまったのだった。

今は、Panasonicのコンパクトカメラを使っているのだが、
やはりコンパクトカメラは、壊れやすい。

特に、砂と衝撃に弱い。

もちろん、大きな一眼レフカメラでも同様だろうが、
電源を入れる度にレンズが出たり入ったりするコンパクトカメラは、
その構造自体で、必然的に壊れやすいというリスクを抱えている。


こんなカメラのトラブルがあったのだが、
「でもまぁ、もういいや」と開き直って、食事をすることに。

考えたって仕方ない。旅には、完璧などありえないから
トラブルがあったって、気にしても仕方ない。さっさと次に切り替えたほうがいい。


腹が痛かったものの、余らせてもしょうがないので、
昼食は全部食べておいた。

そして、昼食休憩を終えると、
来た道を再び戻って、馬がつながれている展望ポイントへ戻ったのだった。


皆それぞれ、帰りも、行きと同じ馬に乗ることに。
ピンクの綱が目印の僕の馬は、穏やかな目をして立って待っていた。

本当に馬はかわいらしい。

乗る前にも、鼻と首を撫でてあげると、
尻尾をフリフリして、ご機嫌な感じ。

まるで犬と同じなのだが、こうして動物と触れ合うと、
無心になれるから好きだ。

無心になると、理屈では無いが、なぜか癒される気がする。

きっと人間には、自然に気持ちが元気を取り戻す仕組みが存在するのだろう。
だから、無心になると、心が穏やかになって、癒されるのだろう。

それは、無心になることで、本来ある人間の治癒機能によって
心が回復していることの現れであるように思う。






◆往復で約2時間頑張ってくれた馬。
 鼻と首を撫でてほめてあげたのだが…かわいい。
 そして、触れてみると、その体温の温かさを感じられる。



帰り道も、行きと同様に、案内役の人が馬をせかすから、
駆け足になって乗っているほうは大変。

足場の道はせまく、かつ濡れて泥になっているから、
時おり、馬も足を滑らせてバランスを崩すような状態。

楽しいという思いとはほど遠く、早く終わってくれという気持ちで
約1時間耐えながら乗り続けた。

とりあえず腹も痛いし…。


何とか無事、スタートポイントに戻って来ることが出来、
お世話になった馬にお礼を言って、車に乗り込んで町に戻ることに。

この馬達は、こうしてガラパゴスで頑張っているわけだが…
またいつか、この島に訪れて、彼等と再会出来る日が来るだろうか。



車に乗ると、約1時間で町に戻り、一度宿に立ち寄って
荷物の準備をして、今度はスノーケリングに出掛けることに。

町から近い港からボートに乗って約5分という近さの小さな島へ移動。

島に近づくと、岩場でついに発見したのは…ペンギン!

パタゴニアでは、冬でペンギンが見られなかったので、今回見られて良かった…。






◆ペンギンとアオアシカツオドリが岩場で休んでいる。
 この瞬間、この旅で初めてペンギンを見たので感動。






◆ペンギンが泳いでいる姿を発見!
 初めて見た…何だかアヒルが泳いでいるのと同じように見える…(笑) 
 ちなみに、一度水に潜るとすごいスピードで
 グルグル水の中を及びまわっていた。






◆岩場に堂々と立つペンギン…かわいい…家に持って帰りたい…。
 何だか、この何ともいえない愛らしさは一体何なんだろうか。



しばらくボートから動物を鑑賞した後は、
島に上陸して、しばらく散策することに。

風景は荒々しい岩場だが、
そこには動物達がのんびりと生活していて
ここが彼らの生きる場所であることを感じさせられた。






◆今日もたくさん岩場に張り付いていたウミイグアナ達。
 何度見ても、ついつい写真を撮ってしまう。






◆小さな砂浜では、アシカが日光浴していた。
 一匹、こっちを見ている。






◆磯には、カニもたくさん。
 これも、ガラパゴス特有のカニらしいが、区別がつかない。






◆海から上がってきたアシカ。
 早く陸地に上がればいいと思うのだが、
 なぜか途中で立ち止まって、
 また波にのまれてゴロゴロと海にのまれていった…。





◆ダーウィンフィンチと呼ばれる、13種類もいる、
 ガラパゴスで良く見かけられる鳥。
 人間を恐がらず、近くに寄ってくる。






◆ガラパゴスの風景といえば、とにかく「岩」
 大自然というよりも、岩場とサボテンというイメージだ。
 


30分ほどの散策の間には、多くの動物が見られたし、
特にアシカが砂浜の上で寝ていたり、海に泳いでいるものもいれば、
海からあがってきたり、その逆で海に入っていったりと…
自然な行動を遠くから眺められて、感動してしまった。

散策の後は、再びボートに乗り込んで、スノーケリングをすることに。


ポイントの候補は、
アシカと一緒に泳げるポイントか、
魚が見られるポイントの2つ。


そんなの、このガラパゴスだったら、
迷わずアシカと泳ぐに決まってるだろうが!と思ったのだが、
ここで、全く理解できなかったのだが、
カナダ人の学生一同は、魚が見られるポイントを選び
僕はそれに従わざるを得なかったのだった…。

これは痛い…なんせ、アシカはとても親しげに近寄って
一緒に泳いでくれるというのだから…。


魚が見られるのは、ボートで3分ほどの、やや沖に近い場所。






◆スノーケリングをしたポイント。
 港に近い位置ということもあるが、透明度は高くない。
 やはり、人間が住むことにより海が汚れていっているのだろうか。



ガラパゴスには、
フンボルト海流という寒流が流れ込んでいるので、
海は冷たいのだが、
スノーケリングのマスクとフィンを付けて、
ボートから海に入ると、思ったよりも冷たくなかったので助かった。

そして、45分程度だっただろうか、
結構長い間、スノーケリングを楽しむことに。


ユラユラと海に浮かびながら、海の中を覗いていると、
魚の姿がチラホラ。

とは言え、海の透明度は低く、見えづらい。

一応、使い捨ての水中カメラで撮影しておいたが、
現像してみないと撮れているかどうかは分からない。


魚は別に何でも良かったのだが、
スノーケリング中に見られた珍しいものとすれば、
サメと海ガメ!

サメは、かなり一瞬だったのだが、体長2mぐらいのサメが
水深5mぐらいのところを、横切ったのだった。

また、これも水深5mぐらいのところだったが、
岩場の裏から、体長2mぐらいの海ガメが、半分見えていたのだ。

これは感動した…。

ノソノソと動いていたが、何ともかわいいというか
静かにマイペースで暮らしている姿は、海という世界が
人間が立ち入る場所ではなく、
彼らの聖域であるということを教えてくれたように思えた。


途中で、半分ぐらいのメンバーは先にボートに上がってしまったが、
僕は一番最後までスノーケリングをしていた。

ボートに上がると、さすがに疲れた。そして寒い。


ボートはすぐに港に戻って、宿までは歩いて帰るということに。

宿までの帰り道、今日の午前中の火山訪問まで一緒だった
アメリカ人夫婦とたまたま出会ったので、
奥さんのリサと話すことに。

彼らは、既に、ガラパゴス諸島内では、
フロリアーナ島などでダイビングをしていたようで、
同じく、サメや海ガメを見たらしい。

それにしても、奥さんはとても気さくで笑顔を絶やさないキャラクターなのだが、
旦那さんは、他の人とは目も合わせないし、一言も話さないという
寡黙なキャラクター。

挨拶の一言すら返って来ないし…。


ツアー中も同じだったが、この時も結局一言も発さず。

何だか、全く正反対のキャラクターを持つ二人が
何で結婚したんだろう(何で惹かれ合ったんだろう)と
不思議に思わずにいられなかった。

自分には無いものに惹かれる人もいるのだろうけど、
それにしても極端だなぁ。

恋愛って、ほんとに不思議。

ちなみに僕は寡黙な人は苦手なので、
明るいキャラクターの人のほうが好き(笑)


宿に戻ると、さっそく部屋に戻ってシャワーを浴びることにした。
ホットシャワーで体が温まって気持ち良かった…ふぅ。

シャワー後は、まだ食事まで
1時間ほど時間があったので、仮眠することに。


そして19時から宿のレストランで食事を。
昨日とほとんど同じ内容だったが、パンを切らしているのか、
昨日はスープに添えて出てきたパンが、ポップコーンになってた(笑)

スープとポップコーンという組み合わせは、さすがに初めて…。


ちなみに、今日のフルーツジュースも、美味しかった。
飲み放題ということもあって、やっぱり限界ギリギリまで飲みまくっておいた。

腹の調子が悪いのに、こんなにジュースを飲んだら大変なことになりそうだが、
それは後の祭りということで…。


食後は満腹で部屋に戻り、まだ20時前であったが、
今日もこのまま寝ることにした。

結局、わざわざ持ってきたパソコンは全く意味が無かったが、
今の僕の中でのテーマは「休む」こと。

おやすみなさい…。

6月4日(水) ガラパゴス諸島(サンタクルス島→イザベラ島) <イザベラ島泊>

  1. 2008/06/16(月) 01:25:46 
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朝8時頃起きて、パソコンで少しだけ作業をした後、
9時30分頃からは荷物の詰め込みを。

今日からイザベラ島の2泊3日ツアーなので、チェックアウトするためだ。
面倒ではあるが、ツアー用に必要なものだけ荷物を詰め替えた。

そして11時がチェックアウトということで、その前に宿を出ることに。


荷物を抱えたままでは何も出来ないので、
ひとまず、旅行会社のダーウィントラベルに行って、荷物を置かせてもらうことにした。

すると、昨日、行動を共にしたYさんがいた。
どうやら、ガラパゴスの滞在期間を、2日延ばすかどうか、まだ迷っているようだ。

予定では明日の便でグアヤキルに飛ぶのだが、
この何とも言えないガラパゴスの過ごし易いムードに、もう少し滞在を延ばすかどうか。

少し話している合間に、朝一のソフトクリームを食べる話になり、
近くのカフェのソフトクリーム(0.75ドル)を買うことに。

味は、微妙なのだが、いつも食べているソフトクリーム屋のほうが美味しいと感じた。

その後は、僕は食事を食べに飯通りに行こうと思ったのだが、
Yさんもこのタイミングで旅行会社を出て、途中で別れたのだった。


まだ12時前ということもあり、やや早かったのか、人通りが少なかったのだが
いつもの食堂に行って、2.5ドルのセットを食べることに。






◆食堂のテレビでは、「ドラえもん」が放映されていた…。
 しかも、スペイン語吹き替えだから、気持ち悪い。
 ドラえもんの声は、東京ディズニーランドのミッキーマウスみたいな高い声。
 ジャイアン&ジャイアンのママは、かなりソフトな声で、全然恐くない。
 ちなみに、のび太は、「ノビータ」と呼ばれていた。



食事をさくっと終わらせると、まだ時間があったので、
スーパーに行って使い捨ての水中カメラを買うことに(11ドル)

そして、湾岸のベンチに座って、休憩することにした。

最初は、パソコンで45分ほど日記を書き進めたが、
その後は、あまりにも気持ち良い風が吹いていて、過ごし易いので、
ベンチに横になって昼寝することにした。

この過ごし易いガラパゴスの気候は、良い意味で、
力が抜けてしまうような不思議な力を持っている。

45分ほど昼寝をしていたら、13時30分になったので、
旅行会社に戻ることにした。

戻ると、すぐさま出発ということで、200m先の港まで行くことに。

そして、小さなボートに乗り込んで、
14時になり、いざ出発。

出発直前には、Yさんが見送りに来てくれたのだが、
未だに滞在を延ばすかどうか迷っているらしかった(笑)


ところで、往復のボートのチケットをもらったのが、
今日は6月4日なのに、出発日は6月5日、
帰りは6月6日なのに、6月8日と書かれているなど、めちゃくちゃ(笑)

本当に仕事が適当、それがガラパゴス(笑)


ボートが出発すると、これがまた相当揺れる。
ボートが小さいわりに、波が結構高いので、すごい水しぶきをあげながら
強引に波を割って突き進む感じ。

僕は事前に酔い止めを飲んでいたから良かったものの、
これは船酔いする人だったら、かなりきついと思う。


ボートは、イザベラ島を目指して走り続ける。
約2時間、ずっと、揺れと強風と水しぶき。

この時点で、かなり体力を消耗した…。

そして、やっとイザベラ島に到着…。






◆イザベラ島の港へ到着。



港に到着すると、さっそく、ガイドが声をかけてきて、
車に乗って宿まで送迎してもらうことに。

同じ車に、別の旅行者も乗っていたので話してみたら
アメリカ人で、ラスベガス在住。

「おお!」と反応したら、笑いながら
「みんな同じ反応をするんだよね!」って返答が。

「ラスベガス行ったことあるけど、
 1ドルのスロットだけで賭けを終えちゃったよ。」と言うと
「全然問題なし!それで十分でしょ(笑)」という話しに。


彼らは別の宿で、僕はその先の宿、「HOTEL San Vicente」
思ったよりも綺麗で快適。プエルトアヨラで泊まっていたホテルよりも良い。

聞いてみると、1泊23ドルのホテルらしい。


荷物を置いてしばらくすると、ガイドがやってきて
今日のツアーに出発するという。

ツアーと言っても、ごく近い町中を行くだけなのだが、
車に乗り込むと、5分ほどにある、ナショナルパークというところへ。

ここで、しょうもないハプニング(?)だったのだが、
既に17時で閉園ということで、中に入れなかったのだ。

ガイドと、公園の管理人が、扉越しに口論になっているのだが、
閉園時間ぐらい、当然のように把握しておけよ!という話し。

でも、ガラパゴスはそんなもんだろうと思っているので、
別に怒りもせず、僕は笑いながら「別にいいんでないの?(笑)」という感じで受け流す。


そして車は別の場所へ移動。
そこはナショナルパークの別の入り口だったのだが、10mほどだけ中に入ると、
1匹のイグアナがいた。

その後は、向かいの海岸の砂浜を歩くことに。






◆イザベラ島の町にごく近い海岸は、広々としていて気持ち良い。
 遠浅の砂浜だから、波が押し寄せると、鏡のようになって美しい。



砂浜にある岩場を見てみると、やはりいた…ウミイグアナ…。






◆海岸には、やっぱり生息していた、ウミイグアナ。
 いるいる、たくさんいるぞ…。






◆一見、岩場だが、良く見るとウミイグアナが大量に…。



昨日もたくさん見たが、やっぱりキモカワイイ。
どこか憎めない。イグアナ。

さらに、砂浜沿いをずっと歩くことに…。






◆この海岸は砂浜に岩場もあって、そこに波が打ち寄せる光景が美しい。





◆ガイドいわく「ウイスキーツリー」らしい。
 ガラパゴス諸島で見られる、典型的な植物のようだ。



曇っているものの、夕暮れ時ということで、少し寂しげな海。
空を見上げると、雲が二層に分かれていて、高い位置にある雲が
速いスピードで動いている。

その不思議な光景といい、こうして砂浜でゆっくりと空を見上げること自体が
とても幸せな時間。やっぱりガラパゴスは、何だか分からないけど、いい。


砂浜脇では、ビーチバレーを楽しんでいる地元の人たちの姿も。
やはり、バレーボールが一番人気があるみたいだ。

砂浜を歩き終えると、町中に戻って、宿に戻ることに。






◆イザベラ島の港付近の町(名前は分からない)
 本当に小さく、静かで、何も無い。
 プエルトアヨラの10分の1ぐらいの静けさに感じる。



途中で、小さな湖に立ち寄って、フラミンゴをしばし鑑賞。






◆町の中心から200mほどのところにある湖には
 フラミンゴが少数だが生息している。
 この時いたのは3羽だけだった…。

6月3日(火) ガラパゴス諸島(サンタクルス島) <プエルトアヨラ泊>

  1. 2008/06/15(日) 01:04:23 
  2. カテゴリー:エクアドル(ガラパゴス諸島) Galapagos  
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8時に目が覚める…。

ガラパゴスに来てからというもの、
何時間寝てるの?というぐらい、寝すぎの状態が続いている。

さすがに何かせねば…と思い、パソコンを開くも、
1時間ほど写真整理をするだけに留まり、9時30分頃から行動開始。


この島に滞在中の日本人の人からは、
近くに10ドルで泊まれる宿があると聞いていたので、
1泊15ドルで2泊したこの宿から、今日からは移ることにした。

念のため、受付のおばさんに、
「本当はここに泊まりたいけど、
 日本人の友達が近くの宿に1泊10ドルで泊まっていると聞いたから移ろうと思うんだけど…。
 もし、特別に1泊10ドルに値引きしてくれたら、延泊するけど、それはどう?」
と聞いてみたのだが、それは無理と言われてしまった。

悲しい…。

仕方なく、
近くの「HOTEL SIR FRANCIS DRAKE」と
「HOTEL SANTA CRUZ」の2軒を回ってみたのだが、
部屋がいっぱいという…。

結局、今日はもう1泊だけ延泊することにした。


ところで、「HOTEL SIR FRANCIS DRAKE」に行っていた際に、
先日、挨拶を交わした日本人の若夫婦に出会ったのだが、
彼らは、イザベラ島に独自手配で言ったと聞いていたので、詳細を聞いてみた。

ボートの片道は30ドルということで、
毎日、サンタクルス発が14時発で、イザベラ島発は6時らしい。

安宿は、10〜15ドルで、客引きについていけば簡単に見つかるとのこと。

スノーケリングのポイントにも、港に行って直接船主に交渉すると、
10ドルで行ってくれるらしい。

あとは、機材を持っていなければ、スノーケリングセットは
宿などで、5ドルぐらいでレンタル出来るらしい。


なるほど…。
本当であれば、独自手配で行けば安いし自由で良いのだが、
問題はスノーケリングだ。

まだ1回しか経験がない(エジプトのハルガダ)僕が、
1人でスノーケリングをするというのは、どうも危険に思えて仕方ない。

やはり、ツアーのほうが安全策…。


若夫婦はダイビングのライセンスも持っている人達なので、
独自に行っても問題が無い。

でも、アドバイスをもらえたことで、すっきりしたので、
納得した状態で、ツアーに申し込める。

本当に、情報ってありがたい。

これまで日本人とあまり絡むことなく旅を続けてきた僕は、
情報という意味では、結構、損をしてきているのだろうな…。


というわけで、近くの「ダーウィン トラベル」に行って、
イザベラ島ツアーに申し込むことにした。

最初、値段を聞くと、180ドルと言われたのだが、
「日本人の友達が170ドルで参加したのを知ってるぞ!」と言ったら、
あっさり、170ドルになったのだった。
(スノーケリングの機材レンタルも込み)

やっぱり、観光客に対しては、常にボッタくってくるもんだなぁ…。
まともな旅行会社というのは、存在しないのだろう。


とりあえず、明日出発の2泊3日ツアーの申し込みが完了したので、気分さっぱり。

この後、何をしようかと思ったのだが、
ボールを持って、町から3kmほどの場所にある
タートルベイ(トゥルーガベイ)に行ってみることにした。


ところで、ガイドブックには「タートルベイ」と書いてあって、
現地の地図だと「トゥルーガベイ」と書かれているので、これは何なのだろうと思ったら、
スペイン語で、亀はトゥルーガという言うらしく、同じビーチのことらしい。


それはさておき、ボールを持って、町の通りから一本道に入り、
ひたすらビーチを目指して歩き始めた。

歩いて15分ほどで、坂を上ったところに小屋があり
そこで名前やパスポート番号などを記入したのだった。
どうやら、ここで管理しているらしい。


さらに歩くこと、30分ほど。
ひたすら続く道に、一体どこまで歩けば着くのかと思ったが、
無事、ビーチに到達したのだった。






◆タートルベイ(トゥルーガベイ)に続く道。
 約3kmほど、このような道が続く
 プチ・万里の長城と言える。



ビーチの砂は白く、風も気持ちが良い。
そこで、持ってきたボールを使って、しばらくリフティングをすることにした。






◆タートルベイでボールを蹴る。



ボールを蹴り終えると、近くに転がっていた木に座って、
ボーっとビーチを眺めることに。

いやぁ、この時間、本当に幸せだ…。

欲を言えば、冷たい飲み物が飲みたいが
近くに店など存在しないので、それは我慢。


それにしても、またビーチで目に付いたのは、サンオイルを塗りたくって
海に入っていく観光客の姿。

全く、自然を汚すために、このガラパゴスに来たのだろうか?
日焼けするのは分かるが、ガラパゴスでそれをする必要は無いだろう。

何も塗らずに入るならまだしも、その行動が理解出来ない。


そんなことを考えつつも、しばらく風に吹かれながら波を眺めていると、
後ろから話しかけられたのだった。

それは、先日、町中で一瞬だけ挨拶を交わした
日本人女性のYさん(昨日まで話していたYさんとは違うYさん…)


たまたま、同じタイミングでこのビーチにやってきたわけだが、
砂浜に座って、話をすることに。

このYさんも、なかなかの長旅の経験者。
モロッコの砂漠で3ヶ月間ぐらい過ごした経験もあるという。

今回は6ヶ月ほどの南米の旅で、スタートがエクアドルのキトということで
まさにこれから旅が始まる序盤戦だ。


旅話しをしたりして、30分以上話しただろうか、
そこで、Yさんから、このビーチにはセカンドビーチがあるという話を聞いて、
そこまで行ってみることに。

セカンドビーチは、最初に訪れるビーチの、海に向かって右手にあるようで、
砂浜を歩きながら向かった。

この頃、だんだんと潮が満ちてきていて
ほとんど砂浜が水に浸かっている状態。

波も高い。

帰りは無事帰れるんだろうか?という話をしつつも、約1kmほど砂浜を歩いて、
さらに林を抜けると、全く波のない、ちょうど窪んだ湾になっている、
小さなセカンドビーチに出たのだった。

 




◆タートルベイのセカンドビーチは、
 波も無く、人も少なく、砂浜も白く、最高の環境。



先程の荒々しいファーストビーチとは全く異なる、静かな海。
つい、腰を下ろしてゆっくりしてしまった。

砂に座っていると、小さな小鳥たちが寄ってきて
目の前をチョコチョコと飛ぶように歩いている。

この島は、やはり動物の楽園なのだなぁと、思わせる光景だ。

このビーチにも数人の旅行者が来ていたのだけれど、
それでも少ないほうで、快適に過ごすことが出来る。


だんだんと陽射しが強くなってきて暑くなってきたのだが、
僕は別にこのままで良いのだが、Yさんは水着も持ってきていない状態だったが、
「ここは海に入るしかないでしょ〜!」ということで、海に入ることにした。

水は冷たくも無く、とても気持ちが良い。
そして波がほとんど無いから、まるで湖にいるような感覚。

何も考えず、空を見上げて水に浮かんだり、
自然を見ながら泳いでみたり…。

本当に気持ちの良い時間を過ごすことが出来た。


通常、1人で旅行をしていると、
ビーチで過ごすというのは、なかなか厳しい。

というのも、砂浜に置いた荷物を常に警戒しなければいけないからだ。

また、ブラジルのリオデジャネイロにもあるように、
一目のつかない視覚に入ると、砂浜であっても、強盗に遭う危険性もある。


そう考えると、ガラパゴスという超安全な場所で、人気もほとんどなく、
しかも2人でいれば荷物も見ていられるし、
こんな環境は、本当に貴重。

何も考えず、30分ほど、海に入って過ごしたのだった。


気持ち良く泳いだ後は、浜に上がって服を絞って、
セカンドビーチの周辺を歩いてみることにした。

セカンドビーチとファーストビーチの間に位置する場所から歩ける岩場に出てみたのだが、
何と、ここで、アオアシカツオドリが1羽止まっているのを発見!!!


イザベラ島のツアーでも
こんなに近くからは見られないと、Yさんも大喜び。

近い、とにかく近い。1mぐらいに近づいても飛ぶ気配が無い。
足も綺麗な水色。信じられない…。


しばらく眺めた後で、さらに奥まで歩いてみることに。

すると、道には岩のように黒いものが多数見かけられたのだが、
良く見てみると…ウミイグアナの大群じゃないかっ!!!

これまた、イザベラ島では、小さいイグアナの大群は見れるが、
ここまで大きなものは見られなかったと、Yさんも言っていた通り、ラッキー。

それにしても、見れば見るほどキモカワイイ…。
大群で、重なり合って動かない姿…キモイ…そしてカワイイ…。






◆一見、植物と岩場に見えるのだが…
 良く見ると、黒いのはイグアナじゃないか!






◆イグアナが重なり合って過ごしている。
 すごい光景。









◆左手がグデッとして、やる気の無いイグアナ。






◆イグアナのアップ。
 ゴジラみたいだ。



歩いていると、イグアナだらけ。
これでもかというぐらいの数のイグアナ。

それでも、全く見飽きることがなく、写真を撮りまくってしまう。

岩場を一周したところで、先程、アオアシカツオドリが見られた場所に
もう一度行ってみることに。

すると、いたいた!

しかも、先程とは違う1羽のようで
もっと近い位置に止まっている。

近づいても全然逃げないので、
約1mの近さで、岩場に座って、じーっと眺めることに。

30分ほど、ずーっとカツオドリと睨めっこ状態だったのだが、
本当にかわいい。

眼も何だか愛嬌があるのだが、
時おり、ダンスをするように、足をペタペタと足踏みするのだ。

かわいすぎるぞ、アオアシカツオドリ…。






◆ガラパゴスアオアシカツオドリ。
 ペンキで塗ったような鮮やかな青い足!
 こんなに近くで見られるのは貴重。



かわいすぎるので、そのまま持ち去りたいぐらいだったのだが、
30分ほどして、名残惜しいものの、帰り始めることにした。

昨日のアメリカグンカンドリといい、今日のアオアシカツオドリといい、
ツアーに参加しなくても、鳥を見ることが出来てしまった。

さて、町の中心まで戻り始めたのだが、さっきまで満ちてきていた潮は
今度はすごい勢いで引いていっていた。

先程まで水に浸かっていた植物も、根っこが完全に見えている。

ファーストビーチを経て、また万里の長城みたいな道を歩いて
1時間ほどで町の中心に戻ったのだった。

話しながら帰ったから、短く感じるかと思ったら、
やっぱりちょっと遠い…。もっと近くにあれば気軽に訪れられるのだが…。


この時、17時15分だったのだが、
1時間後に再集合の約束をして、ひとまつお互い宿に戻ることに。

そして、僕はボールを持って、リフティングをしながら宿に戻っていたのだが…。
ここで、自転車に乗った、謎の男に話しかけられたのだった。

「あんただれ?」と思ったのだが、
とりあえずボールを貸せというのでボールを渡すと、
これが何とも、うまいじゃないか!

当然、僕よりも格段にうまい。
リフティングにかけては、この旅で会った人の中で一番うまい。

どうやら、ブラジル人らしい。






◆ボールリフティングをするブラジル人。



何者なんだ…と思いつつ、
間近では見たことの無い技が1つあったので、
それを教えてもらうことに。

なるほど…出来そうだが、結構な練習が必要だ…。


しばらくボールを蹴っているのを見ていたら、
何をしようとしたのか、ボールを高く蹴り上げたのだが、
何と、ボールが隣の宿の屋上に乗っかってしまったのだった。

こらこら…何しとんねん!(笑)という感じだったのだが、
さすがにやばいと思ったのか、このブラジル人は、
すぐにこの建物に登って、ボールを取ろうとし始めたのだった。


とはいえ、結構な高さの建物、見ているほうが恐くなるのだが、
ブラジル人は建物の内側を通り、外階段からよじ登って屋上へ上がり、
さらに、壁際を慎重に横移動しながら、ボールに向かっていったのだった。

さっきのボールリフティングの格好良さは、一体なんだったのだろうか、
あまりにも間抜けな姿だ…(笑)






◆屋根の端をズリズリと移動するブラジル人…。
 見ているだけでも恐ろしくなる。
 落ちたら大変なことになる高さ。



彼は屋根に落ちているゴミを投げて来ては、
「これでもういいかな?」何て冗談を言いながら笑っていたのだが、
最後には、無事、ボールを取り出してくれたのだった。

そして、同じルートを辿って…何とか、地上に戻って来た。

さすがに恐かったのか、全身が汗びっしょり。
足もガクガク状態。

そりゃそうだ、僕だったらあれは無理だ。
ボールを買ってお詫びしたほうがまし。それぐらい危ない環境。
よくぞ登ったものだ…。



彼は全く英語が話せないので、
会話はほとんど分からないのだが、
何者か聞いてみると、「フットサル セレソン」という言葉が出てきた。

「…フットサル………セレソン………??????」

セレソンというのは、ブラジル代表ということ。

ということは、
彼はフットサルのブラジル代表ってこと?????マジ???????


あまりにもあっさり言うので、本当かどうか信じられなかったのだが、
年齢は20歳で、名前はディエゴ・モレイラ(DIEGO MOREIRA)というそうだ。

セレソンのトップチームではなく、
ユース代表と言っているような気もしたのだが、
ここで、「旅の指さし会話帳」を使って、会話をしてみたのだが、
少なくとも、ブラジルのフットサルリーグのプロ選手であることは間違いないようだ。

で、何でガラパゴスに来ているのか分からないのだが、3日間だけ滞在して、
またブラジルに戻るらしい。休暇か?


以前は、イングランドのチームに所属していたらしいが、
とにかくフィジカルのトレーニングばかりで、まいってしまったと言っていた。

話を聞いていると、何だか本物のような気がしてくる。


ついでに、何かウェブサイトとかで調べられないか聞いたところ、
以下のキーワードを「You Tube」で入れれば、出てくるだろうと教わったのだ。

「FALCAO 12」
「GOL DE TALCIO NASERESAO」
「FUTSAL TRIKS」
「FALCAO MALABARISTA」
「SELESAO BRASILEIRA FUTSAL」



この名前を見ていると、ますます本当に思えてくる。
FALCAOといったら、超有名選手だし…。

またネット環境が整った場所で、ゆっくり検索してみようと思うが…。

本当だったら、超意外な出会い、すごすごる…。


彼は明後日まで滞在するということで、また明日にでもボールを蹴ろうと言われたのだが、
何と、既に僕はイザベラ島ツアーに申し込み済みということで
ここでお別れになってしまった。

とりあえず、連絡先は交換したから、コンタクトは取れると思うけれど…。






◆最後に記念撮影を。
 ところで、何でブラジル人なのに「ITALIA」を着ているんだろう…。



こんな出会いがありながらも、時間は既に18時30分。
Yさんとの再集合の待ち合わせ時間は過ぎていたので、急いで向かうことに。

すると、まだ待っていてくれたので、
とりあえず不思議な出会いがあったことを伝え、謝ることに。


食事は、いつもの飯通りに行ってみたのだが、
おいしそうに肉を焼いている店があり、そこに入ってみることにした。

値段は、大きなチキンとライスに豆で、4ドル。
それに、喉が渇いたのでコーラを頼んで、1ドル。


ガラパゴスにしては、5ドルという贅沢な食事をしてしまったのだが、
とにかく肉が美味しかったので、満足…。

食事を終えると、ちょっと町歩きをしてみることになったのだが、
また町の中心の広場では、イベントを開催している様子。

何かと思ったら、特設スクリーンがあり、サッカーの試合観戦のようだ。
というわけで、座って観戦することに。


どこのチームか良く分からなかったが、周りの人に聞いてみると、
エクアドルのクラブチームと、メキシコのクラブチームの試合らしく、
中南米選手権?か何からしい。

映像が悪くて、見づらかったのだが、とりあえず観戦を。

前半20分ぐらいから見たのだが、見ていると面白かったのが、
とにかく現地の人の反応の薄いこと。

イタリア人だったら、ワンプレーごとに、
自分が監督のように立ち上がってブツブツ騒ぐのだが
ここの人達は、全く騒がない。


それもあって、最初はどっちがエクアドルのチームか、見ていても分からなかった。

時おり、点が入りそうなプレーがあると、
近くにいる少年だけが1人歓声を上げて騒いでいるが
他の人は、シーンとしたまま。

本当に、サッカー観戦一つとっても、お国柄って出るもので楽しい。


前半は0−0で終了。

ハーフタイム中は、Yさんはポストカードを買いに行くということで、
僕はボールを使って、広場でリフティングをしていることにした。

そして、ハーフタイム後は再び座って試合観戦。

相変わらず静かな観客だったのだが、結局試合は0−0で終了。


それでも、なぜかエクアドルのチームは抱き合って喜んでいたので、
ホーム&アウェイの2回戦目だったのかもしれない。

そして、サッカー観戦のイベントが終わったと思ったら、
すぐ隣のステージで、今度は別のイベントが始まったのだった。

本当に、毎晩お祭り騒ぎで、
一体、このガラパゴスはどうなっているのかと思うのだが、
小さな子供達も参加しているので、夜更かしが好きらしい。


で、このイベントは何かと思ったら、ガラパゴス諸島の各地から、
腕利きのバーテンダーが集まってきて、そのパフォーマンスコンテスト、みたいなものだった。

派手な音楽をバックに、バーテンダーが1人出て来て、
瓶をグルグル回したり、パフォーマンスを見せて、最後にはカクテルを作り上げて
審査員がそれを飲んで採点するというもの。

何の理由があって、このイベントが開催されているのか全く意味不明なのだが
やたらと騒いでいるイベントスタッフを見ていると、面白い(笑)


しかも、バーテンダーの出場者の年齢が若いのなんの。

15歳とか、18歳とかもいる。

というか、学校いかないで何してるの?と突っ込みたくなるのだが、
一番パフォーマンスが高かったのは15歳の少年だったりして、面白いイベントだった。

22時30分になっても、まだまだ終わらない気配だったので、
僕らは帰ることにした。

そして、Yさんとも別れて、宿に戻ってシャワーを浴びることに。

今日もいろいろなことがあった日だった…。
シャワーを浴びた後は、すぐに寝ることにした。

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