1月23日(水) ラトヴィア(リーガ)→リトアニア(ヴィリニュス)観光→ポーランド(ワルシャワ) <車中泊>

  1. 2008/01/26(土) 08:20:17 
  2. カテゴリー:リトアニア Lithuania  
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7時に起床。

睡眠不足でかなり眠かったが、
既に、寝る前にほとんどの荷仕度は済ませておいたので、
スムーズに出発することが出来た。

宿からバスターミナルは歩いて5分程度なので、すぐに到着。
無事、8時発、リトアニアの首都ヴィリニュス行きのバスに乗ることが出来た。

バスの車内では、ひたすら寝続けていた。


そのままバスは順調に進み、
13時前に、ヴィリニュス駅前のバスターミナルに到着。

さて…ここからは、いつもの流れの通り、
まずは、次の行き先である、
ポーランドのワルシャワ行きの交通を調べることにした。

まず、バスターミナルで、バス便について調べたのだが、
21時30分発の夜行バス(105リタス=約4,725円)のみらしい。

そして次に、向かいにあるヴィリニュス駅に行って、
列車を確かめたのだが、
ワルシャワ行きの列車は、偶数日しか無いらしく、今日の運行は無いとのこと。

うーむ、と考えたのだが、
良く考えたら、ヴィリニュス観光を日中に終えて、夜行バスに乗れば、
時間もお金も節約になるので、そうすることに決定。


というわけで、次に、現地通貨を手に入れるために、
ATMを探したのだが、駅構内に全く見当たらず。

駅員に聞いてみると、駅前の銀行で両替してくれ、とのこと。


ついでに、駅の地下にあるロッカーの値段も確認。


というわけで、駅前の銀行に行って、
1日で使う額を計算し、
35ユーロ(→119.82リタス)を両替。


そして、駅の地下にあるロッカー(大型で24時間4リタス)に荷物を預けて、
さらに、バスターミナルで、夜行バスのチケットを購入し、
14時頃から、観光を開始することにした。

まずは歩いて、駅の東に向かって行き、
旧市街への入り口に当たる、夜明けの門から入ることにした。

ヴィリニュスの旧市街には、かなり多くの教会があるのだが、
確かに、歩いているとすぐに教会に突き当たる。

夜明けの門を過ぎた後は、
聖テレサ教会、聖三位一体教会、聖霊教会を見学して、
そのまま道を進み、市庁舎前広場まで出ることにした。


道を歩いていると、すぐに雰囲気で感じたのだが、
このリトアニアの首都リーガは、
エストニアのタリンのような中世の趣きとも違い、
ラトヴィアのリーガのような活気とも違い、
何とも、穏やかな、落ち着いた町だった。

ヴィリニュスの旧市街は、ヨーロッパ内でも、
最大級の広さがあるらしいが、広さの割に、
建物の密度は低いので、町全体に、余裕があるように思える。


市庁舎前広場に出ると、
道沿いの建物の景観が綺麗で、広場のスペースも広くて気持ち良く、
とても開放的だった。





◆市庁舎前広場の風景。
 
 

市庁舎前にある、聖カジミエル教会は修復作業中らしく、
骨組みやテントに覆われている状態になっていた。

ヨーロッパを旅していると、とかく、修復中の建築物を多く見かけるのだが、
やはり、定期的なメンテナンスが必要なのだろう。

観光客は、それを見るだけだが、
なかなか、建築物を保存する側にとっては、大変な作業だ。



市庁舎前広場から、さらに北へと進むと、
聖ヨハネ教会、ヴィリニュス大学が見えてきた。

この辺りは、小さな市場や、
路上の絵描きなども多くいて、
何ともヨーロッパらしい光景も見られた。


ここで、ちょっとお腹が空いていたので、
小さな商店に入り、パンを購入。

5個入りで、1.5リタス(約60円)とお買い得だったのだが、
それを店の外で、一気に食べ終えてしまった。


その後、さらに北へ300mほど進むと、
ヴィリニュスの中でも最大級の建築物である大聖堂へ到着。

こうして町の中心に大聖堂が建てられ、大事にされているということ自体が、
人々の信仰心の強さとも思える。





◆ヴィリニュスの大聖堂。綺麗な状態で保たれている。



大聖堂を見終わると、駆け足ではあるが、
一通り、旧市街の中心となる見所の見学を終えたので、
最後に、大聖堂の北東にある、3つの十字架の丘まで行ってみることにした。

大聖堂を北に抜けて、ネリス川沿いを東に歩いていくと、
丘へ登っていく道があったので、そこから上ることに。

寒い冬、しかも、時おり小雪が舞う日だったこともあってか、
丘に上っていくのは、本当にわずかな人。

孤独というか、ちょっと不安になるぐらい静かな道のりだった。





◆丘を上っている途中の風景。
 道には薄っすらと雪が。



30分ほどかけて、丘を上り終えると、
そこには、3つの十字架が立っていて、展望台になっていた。





◆丘の展望台から見た、ヴィリニュス旧市街の全景。
 この時も、小雪が舞っていて、視界が悪かったのだが、
 それでも、町全体が綺麗に見えた。



展望台からは、遠くに、テレビ塔を見ることも出来た。

ここは、1990年に「血の日曜日」事件で、
一番多くの犠牲者が出た場所でもある。

独立運動に際しての衝突であったのだが、
唯一の女性の犠牲者であった人は、
装甲車を止めるために、自らを盾にして死んでいったという。

バルト三国は、それぞれ、
独立に向けての活動や経緯は似て非なるものであるが、
命をかけても、自らの国を愛し、
そして、独立を宣言し、勝ちとったという点は共通している。

その歴史を簡単に紐解くことは出来ないが、
そうした過去があり、まだそれは近年に起きたことであるということを、
忘れてはならないように思う。

今、町に生きている人々のほとんどは、
その歴史を目の前で体験した人達ばかりなのだから。


丘の上から見学を終えた後は、
来た道を戻って、駅まで戻り始めることにした。

帰る途中には、ゲディミナス城の脇を通り、
聖アンナ教会、聖ミカエル教会を見ながら、戻っていった。

この頃には、辺りもだいぶ暗くなってきた。





◆聖アンナ教会。
 何とも、立派な建物。
 こうした教会が無数にあるのだから、
 本当に驚いてしまう。



ちなみに、現地通貨がまだ余ってしまっていたので、
どこかで食料を買って使い切ろうと思い、地図を見ると、
駅までの途中に、ハレス市場というのがあるので、そこに行くことにした。

そのまま、旧市街の中心を抜けて、
聖霊教会、聖ニコラス教会を通り過ぎて、
ハレス市場へ到着。

期待を持って市場に入ってみたのだが、
これが何とも残念。

まだ17時前だったのだが、
ほとんどの店が閉まっていて、
市場といっても、食料で売っているのは、
わずかな肉製品と、果物だけ。

何とも活気の無い市場で、結局、何も買えずに終わってしまった。





◆ハレス市場。ほとんどの店が閉まっている。
 


そのまま駅まで歩いていきながら、スーパーを探したのだが、見当たらず。
結局、駅前のバスターミナルへ戻ってきてしまい、もうだめか…と思ったら、
バスターミナルの2階が、大型スーパーであることを発見!

外観からは全くわからなかったのだが、
バスターミナルに入って、初めて気付いた。


スーパーの品揃えはかなり充実していたので、
うまくお金を使い切る方法を考えて、
結局、9.05リタスで、パンと水、
あと、最近壊れかけているバックを直すための糸と針を購入。

無事、現地通貨を使い切ることが出来、一安心。


その後は、一旦、ヴィリニュス駅に行ってロッカーから荷物を出して、
駅構内のベンチに座り、先程買った食料と、昨日の余りのみかんを食べて
夕食にすることにした。

食後は、バス出発までにまだかなり時間があったのだが、
眠くなってきたので、ベンチで1時間30分ほど、座ったまま寝てしまった。

それでも起きたときはまだ20時前だったので、
それからは、ガイドブックを開いて、ポーランド観光の予習をすることにした。

それにしても、ワルシャワはバスターミナルと駅、
そして、町の中心が離れており、交通の便が悪そうだ。

困ったものだ…。


そうこうしていると、時間は21時頃になったので、
駅を出て、すぐ向かいのバスターミナルに行き、
無事、21時30分発の、ワルシャワ行きのバスに乗車。

バスは遅れることなく時間通りに出発してくれるので、
かなり助かる。


こうして、3日間で、バルト三国を駆け抜けたわけだが、
各国の首都を駆け足で回っただけでも、とても意味あるものだったと思う。

それぞれの国は、総人口がわずか500万人程度と、
日本で言えば、一つの県の規模ぐらいでしかないのだが、
それでも、母国を愛し、強く生きていこうという精神が感じられた。

また、過去、何度も侵略され、支配され、
苦しい歴史を辿ってきたこともあり、
町の中には、旧ソ連の色も、少し見え隠れするものがあった。


それでも、現在は、独立を果たし、
それぞれの国が、希望を持って発展に向けて邁進している様子が見られたし、
本当に、この先の可能性も感じられた。

他国に比べて、少ない人口ということもあり、
外部との接触において、自らの国民性が薄れることを恐れている面もあるようで、
確かに、その舵取りは非常に難しいと思う。


日本のような島国には決して分かることの出来ない、
陸続きの国ならではの苦労が、そこにはあるのだろう。


民族というのは、お互いが尊重し、存在を認めていれば問題はないが、
少しでも、そこに歪みが生まれると、ひとたびに難しい問題となる。

それを肌で感じされられた3日間であった。

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