2月27日(水) スイス(サンモリッツ)→(ベルリナ急行)→イタリア(ティラノ)→ミラノ(セリエA・インテル VS ローマ観戦) <ミラノ泊>

  1. 2008/03/15(土) 10:16:16 
  2. カテゴリー:イタリア Italy  
  3. コメント数:0
  4.  【コメントの閲覧・作成
※2月28日に起きた、フランス・マルセイユにおける盗難事件により
 2月25日〜28日の写真データを失い、
 また、それ以降もカメラが無いため、僕自身が撮った写真データはありません。
 文章でお楽しみ下さい…。

_______________________________


7時頃起きて、7時30分から始まる朝食のためにレストランへ。

30分後には、宿を出なければいけなかったので、
ビッフェ形式の朝食も、猛烈な勢いで食べることに。

ヨーグルトがとても美味しいと本には書いてあったのが、
確かに、かなりおいしい。

というわけで、他のパンなどには目もくれず、
ヨーグルトに集中することにした。

これまた、1人早食い選手権状態に。
ヨーグルトを食べるというか、飲み込むようなスピード。

そして、素早くおかわりを。

なぜここまでしなければいけないのか、自分でも良く分からないのだが、
ビッフェ形式、かつ、時間が決められているとなると、
血が騒いでしまい、このようなトランス状態になってしまうのだ(笑)

こうして、30分で、10杯ほどのヨーグルトを食べきり、
満足しつつ、急いで宿を出ることにした。


電車は8時50分発だったのだが、
今日はバスを使わず、宿から徒歩で行ってみることにしたので、
8時過ぎの出発となると、あまり時間的な余裕が無い。

荷物を持って、早歩きでもくもくと歩いていったのだが、
途中で、サンモリッツの湖畔沿いの道に出た。

この道から眺める湖、そしてその背後にある山々の風景が、
これまた素晴らしい。

こんなに美しい湖畔の景色は見たことがない。

湖の全体を氷が覆っているのだが、
その風景と、湖畔沿いの綺麗な町並み、
そして、背後にある山の陰からは、まぶしい太陽の光が差し込んできて、
ある意味で、幻想的とも言える、素晴らしい景観だった。

※しかし…後日の盗難事件で、この写真データを失ってしまった。
 本当に素晴らしい景色だったので、残念だ…。



急がなくてはいけないのだが、
あまりに素晴らしいので、つい立ち止まって、写真やビデオを回した。

そして、ある程度撮り終えたところで、一気に駅に向かって急いだ。
中には湖の上を歩いている人もいたのだが、
重い荷物を背負っているこの状態で歩いたら、確実に氷が割れると思ったので、
それはやらずに、湖沿いの歩道を歩いて駅まで向かった。

ちょっとしたジョギングで向かったのだが、荷物が重いし、
体も温まってきて、駅に到着した時には、汗だくになってしまった。

朝からハードな運動だった…。

しかし、何とか8時40分過ぎに駅に到着し、
無事、イタリアのティラノ行きの列車に乗ることが出来た。



ちなみに、今日は、サンモリッツ〜ティラノ間の、ベルニナ急行と呼ばれるルートだ。

このベルニナ急行は、ヨーロッパでも随一と呼ばれ、
氷河特急を上回る景観とも言われているらしい。

このルートでは、パノラマ車両(予約の必要あり)と、
ローカル車両(予約の必要なし)が、時間帯によって走っており、
僕は、予約料をかけたくなく、またベストな時間帯がローカル車両のほうだったので、
それに乗ることにした。

ちなみに、ユーレイルグローバルパスがあれば、
このベルニナ急行の区間は無料で乗れるので、
仮にパノラマ車両に乗ったとしても、数ユーロの予約料のみで乗れる。
でも、正直、パノラマ車両はガラスも開かないし、
そのガラスも汚れていて綺麗に景色が見えないので、乗る価値は無いと思う。


さて、ベルニナ急行に乗ったのだが、結論から言うと…
全体の2時間30分の乗車時間のうち、
サンモリッツ→ティラノに向かう、最初の1時間30分に、
全てが凝縮されていると言っても過言ではなかった。

この区間は、標高が高く、またアルプスの谷の間を走るのだが、
その景色は、圧巻。

間違いなく、ヨーロッパの旅の中で乗ってきた路線で、ナンバーワンの景観だ。

氷河特急で見たような、なだらなか斜面の山ではなく、
切り立った、アルプス特有の山々で、その谷を列車が突き進むのだが、
その光景は、まるで南極の中を列車が走っているのではないかと錯覚してしまうような
壮大な景色。

あまりにも素晴らしくて、またロマンチックな風景に、
もう我を忘れて写真を撮り続けたのだった。

同じ車両の人達も、この景色にはさすがに総立ちで、
皆、窓を開けてカメラを向けて、撮りまくっている。

そして、車両の動きによっては、
左右の窓を移らなければ、景色が良く見えなくなるのだが、
左右の窓を行ったり来たり、同じ車両の人達みんなが同じタイミングで、
同じ動きをするので、それがまた滑稽で面白い。

こうして、約1時間30分の見所は、時間を忘れて、
壮大なアルプスと、氷河の風景を楽しんだのだった。

※これまた、マルセイユの盗難で
 写真とビデオテープを失ったのが痛すぎる…
 このブログで、是非、公開したかった風景だった。


後半の1時間は、標高も下がってきて、
山々も雪が積もっていない山に変わってきて、のどかな田舎の風景、といった印象。

最後に、ループ型の石橋を渡るのは、なかなか良かった。
氷河特急では角度的にほとんど見えないのだが、このベルニナ急行では
しっかり見えるので、見ごたえがあった。

鉄道の旅の醍醐味は、やはりこうした、鉄道ならではの風景を楽しめることにある。


そして、11時過ぎに、列車はイタリアのティラノ駅に到着。

列車を降りて駅を出ようとしたら、パスポートチェックがあったのだが、
イタリア人の駅員が「スタンプ!」というので、
入国スタンプなのだな、と思いパスポートを渡したのだが、
ついでに「ハンコ!」と言われた(笑)

別に、わざわざ日本語で「ハンコ」と言われなくても、
意味は理解しているんだが…(笑)


5分ほど経って、パスポートが返され、無事、イタリア入国を果たした。
次の乗換えまでは、1時間ほど時間があったのだが、
荷物もあるので、ティラノの町歩きはせずに、
おとなしく、駅構内のベンチに座って、待つことにした。

そして、ティラノ〜ミラノ行きの列車がやってきたので、
それに乗り込んで、ミラノへ向かうことに。

さすがに、朝早かったこともあり眠かったので、
この間の列車内では、寝ることにした。


そして、15時30分頃に、列車はミラノ駅に到着。


今夜は、サッカーのセリエA(インテルVSローマ戦)があるので、
それを見るためには、急いで宿を決めて、チケットを買いに行く必要がある。

というわけで、地下鉄の24時間券(3ユーロ)を購入し、
ユースホステルの最寄り駅であるQT8駅まで行くことに。

それにしても、なぜか地下鉄が大混雑で、一度では列車に乗れない状態。

しかも、QT8駅までは、乗り換えもあり、駅の数も多いので、
ミラノ駅から、45分程度かかってしまった。


駅を降りて、地図を頼りに300mほど歩くと、
ユースホステルを発見。

ここは、ミラノやインテルのホームスタジアムである
サンシーロスタジアムからも歩ける距離にある、
サッカー好きにはありがたいユースホステル。

しかし、先日、インターネットで調べてみると、
予約の空きが無いという表示だったので、ずっと不安だったのだが、
直接受け付けに行ってみたら、部屋の空きがあるという返答で、ホッとした。

どうやら、インターネットの予約枠の他にも、部屋の空きは持っているようだ。

宿泊料金は、1泊20ユーロ(ユースホステル会員証保有者)

無事、チェックインを済ませた後は、
チケットを入手すべく、急いで、サンシーロスタジアムに向かうことに。

とはいえ、場所が良く分からないので、
宿の壁に貼ってあった地図を見つつ、外に出て、
通りすがりのおばさんに声をかけて「サンシーロスタジアムはどこでっか?」と聞くと、
「あっち!」と指を指して示してくれたので、
とりあえず、その方向に行ってみることに。

小走りで向かっていくと…それでも、20分ぐらいはかかったので、
意外と遠いと思ってしまったのだが、サンシーロスタジアムへ到着。

まだ試合開始までは3時間あったのだが、
既に人が大勢集まっていた。

そして、チケット売り場はどこやねん…と見て回ると、
北側のチケット売り場というのがあり、
そこに、行列が出来ていた。

どうやら、ここがチケット売り場のようであるが、まだ閉まっている。
そして、並んでいるイタリア人に聞いてみたら、英語が話せない人だったのだが、
「6!」とだけ、数字を言われた。

どうやら、午後6時に、このチケット売り場が開くようだ。
この時、時間は午後5時30分。


ひとまず、列に並ぶことにしたのだが、
後ろに、英語が話せそうな人がいたので、話しかけてみると、
この人はハンガリー人で、親子(といってもいい年)で、仕事の合間に、
今日、試合を見に来たらしい。

しかし、チケットが手に入るかどうかなど、細かいことは分からないらしい。

まぁ、とりあえずここで待つしかないだろうという結論に至り、
そのまま列に並ぶことにした。


そして、午後6時…
予想通りではあったのだが、
10個ほどある、チケット売り場の建物についている小窓のうち、
4つほどが、パカパカと開いたのだが、その途端に列が崩れて、
皆争うように、開いた小窓に向かってダッシュ!!

壮絶な状態だったのだが、
それについていこうとしていると、他にも、小窓がパカパカと開き始めて、
それにつられるように、また列が崩れて、もうグチャグチャ。


それでも、冷静に列の動きを見つつも、ダッシュでかきわけて、
小窓から3人目という高位置につけた。

そして、窓に貼られた料金表を見ると、
高い席は80ユーロ〜120ユーロ程度のものもあったが、
2階席で34ユーロ、3階席で20ユーロだった。

悩んだのだが、これだけの好カードということもあり、
ケチらずに、2階席の34ユーロを購入することにした。


無事、チケットを購入できたときは、つい「よっしゃぁ!」と言ってしまった。

当日入りで、
現在リーグ1位と2位のチームの試合が見れるのだからラッキーだ。

チケット購入後は、小腹を満たすために何か買おうと思ったのだが、
サンドイッチも、5ユーロ程度と高いので買えず、
ウロウロとスタジアムの周囲の道を歩きながら、他の店を探すことに。

結局、スタジアムの反対側(南側)付近にある商店に入り、
パンと、ミネラルウォーター(ガス入り)を購入することに。

ビールを買おうと思ったけれど、3ユーロと、やっぱり高かったので、
泣く泣く、1ユーロの水を購入…。


それを道端に座って食べながら夕食にすることにした。
朝、あれだけヨーグルトを食べたのだが、
やはり腹持ちするようなものではないので、だいぶお腹が空いてしまっていた。

そして、試合開始1時間前頃から、スタジアムの中へ。

入場ゲートが分かりづらく、ぐるっと一周してしまったのだが
やっと見つけて自分の席へ。

それにしても、サンシーロスタジアム、宇宙船みたいな形だな…。

スタジアムの観客席には、既に、サポーターが多く集まっていたのだが、
その応援の声が何ともすごい。

数日前に見た試合もすごかったが、
何というか、怒りがこもっているかのような、吠えるような声に聞こえる。

テレビではセリエAの応援の声を聞いたことがあったけれど、
実際に聞くと、これが凄まじい。


そして、両チームの選手がグランドに入り、アップを開始したのだが、
有名選手が多いので、
「おお!トッティじゃん!」「あれがフィーゴか…」と、わくわくしながら眺めていた。


試合は、20時30分にキックオフ。
この頃には、2階席はほとんど埋まっていたのだが、
意外にも、3階席は、ガラガラ。

チケットって、意外と簡単に買えたんだな…。


試合は、良い勝負。

どちらも攻めきれず…といった感じだったのだが、
途中で、あっという間にトッティが1点取ってしまった。

得点後に、トッティがインテルサポーターを挑発するようなポーズを取ったので、
それによって、インテルサポーターが一段と騒がしくなった。

そして、セリエA名物(?)発煙筒がついに登場!
燃える光が見え、そこからモクモクと煙が立ってきて、
観客席で何が起きているかよく見えない。

いやー、これを見たかったので、満足。

でも、テレビで見ると、ダービーマッチなどになると、
発煙筒が何本も燃やされて、
スタジアム全体が煙に覆われてしまうような光景があるのだが、
今日の試合では、そこまでは至らなかったので、少々残念。


ハーフタイム中は、特に動くこともなく、周りを眺めていたのだが、
何といっても、日本人が多い。
嫌だなぁ。

ちなみに、座席が妙に汚い。
それもそのはず、ビールやおつまみの売り子(といっても、おじさん)が、
席の上を土足で歩き回っている。

それでは、汚れるはずだ。

その辺りが、イタリア人らしいというか、
土足OK、みたいな雰囲気を感じる。

あまり汚れなどには敏感ではないのだろう。


さて、後半に入ると、相変わらずの試合展開。
ちょっと間延びしている間もあった。

インテルの選手達も、いまいちのプレーが続き、
また、審判がやたらファイルに対して笛を吹くので、
だんだんとインテルサポーターのフラストレーションも溜まってきて、
一度、しょうもないプレーが出ると、
サポーターの全員が監督のような感じで、
「何やってるんだ!」といったオーバーリアクションを取る。

しかも、あのプレーがどうとか、俺だったらこうするとか言っているのか、
サポーターが、プレーに対しての意見をぶつけあって、口論になっている。

試合そっちのけで、立ち上がって口論しているから、
僕としては、前が見えなくて困るのだが(笑)

熱い、とにかく、無駄に熱いイタリア人の気質が見ていて面白かった。

そして、試合は残り数分になり、
このまま終わったらインテルのサポートが暴れまわるのでは…という展開だったのだが…


何と、試合終了間際に、インテルが1点を返したのだ!!
まさかの同点弾に、インテルサポーターが大騒ぎ!!

空に向かって両手をあげてガッツポーズをしている人もいれば、
抱き合って喜んでいる人もいる。

スタジアム全体が祭り状態になってしまったのだった。

そして、そのまま試合終了。


結果的には同点の引き分けだったけれど、
1位のインテルにとっては、非常に大きい同点弾。

サポーターもニコニコ顔で、スタジアムを後にしていったのだった。

良かった…このままインテルが負けてたら、夜道を歩くのは恐かったし…。


スタジアムの外に出ると、バイクや車が混雑していて、
また、歩いて駅に向かう人も多数。

その中を歩いて帰ったのだが、
ユースホステルに近づいた辺りで、道に迷ってしまった。

そういえば、行きの時は、あまり目印などを確認せずに
もくもくと歩いてしまったので、細かい路地になった際に、
どこを入ればいいのか分からなくなってしまったのだ。


仕方ないので、デジカメで撮っておいた地図を持って、
道行く人に聞いてみるのだが、なぜか、わからないと言われてしまう。
地元の人では無いのだろうか。


まいったなぁ…と思いながらウロウロと歩き回っていると、
地下鉄の駅を発見。

そして、地下鉄の駅に降りてみると、ユースホステルの最寄り駅から1駅目の駅だった。

結局、地下鉄で最寄り駅のQT8まで行って、
そこから歩いて帰ることにした。


これにより30分ほど時間をロスしてしまったのだが、
宿に帰ると23時30分過ぎで、そこからシャワーを浴びて、
明日の出発の準備を整えた。

既に、ドミトリー部屋の中の人は全員寝ていたのだが、
ここから、気合を入れて、パソコンで日記を書き始めることにした。


疲れて寝たいのは山々だったのだが、
どこかで頑張らなければ、いつまで経っても日記が書けない。

また、明日は1日電車での移動日なので、
その移動中に寝れば回復できるだろうと思った。


そして、宿の地下にある共有スペースのような場所で、
コンセントを使って、パソコンで日記を書き始めることに。

すると…2時間ほど日記を書いていたところで、
近くで賑やかに話していたメンバーのうち、1人が近づいて来て、
「1人で寂しそうだけれど、良かったら一緒に飲まない?」と言って来た。

僕は「やばい…見つかってしまった…。」という感じだった。

せっかく集中して日記を書いていたのに、ここで飲みに加わったら、
それ以上は書き進められず、また大変なことになるから…。


しかし、誘われたものを断っては、せっかくの出会いが無駄になる。
というわけで、この誘いを受けて、4人で飲んでいた人達に加えてもらうことにした。

話を聞いてみると、彼らは、ドイツ人のようで、
21歳〜23歳ぐらいの学生。

そして、学生のサークル(?)のような集まりで、オーケストラをやっているらしく、
その公演がミラノであったので、今、この宿に泊まっているらしい。

ふーん、と思いつつも、声をかけてきてくれた彼は、
かなり酔っ払っているようで、途中まで英語で話していると…
「もう面倒だ〜!」といった具合に、いきなりドイツ語に切り替わって話し出して、
もうグダグダ状態(笑)


そんなわけで、彼ら同士が、
ひたすらドイツ語で話しているのを聞いているだけの
良く分からない状態だったのだが、
回しのみしている1本のワインも残り少なく、
しばらくして、僕がゲストということで、最後の一口を飲むことになり、飲みは終了。

僕が加わってから、約30分ほどで終了したので、
ちょっとホッとした…(笑)

そして、彼らは部屋に戻っていったのだが、
僕は、その後も日記を書き続けて、結局、徹夜になってしまったのだった。

体力の限界…でもないけど、1日が長かった…。

2月20日(水) イタリア・ヴェネチア(ブラーノ島、トルチェッロ島)観光→スイス(バーゼル) <バーゼル泊>

  1. 2008/02/25(月) 13:22:45 
  2. カテゴリー:イタリア Italy  
  3. コメント数:0
  4.  【コメントの閲覧・作成
9時頃に起きて、メールチェックを済ませた後、
早めに宿を出て観光を始めようと思っていたのだが…
宿の管理人である、アーキーさんが受付におらず、
チェックアウトができない。

仕方なく、荷物をまとめた後に、
リビングルームで、パンを食べながら待つことにしたのだが、
一向に現れる気配がない。

そうこうしていると、昨夜一緒に飲みつつ語った人たちが
リビングルームにやってきて、話し始めた。

まぁ、ちょっと出発を遅らせるか…と思い、話しながら、
昨日スーパーで買ったトマトとリンゴを、丸かじりで食べることにした。

やっぱり、たまには野菜やフルーツを食べないとね。

そのまま話を続けていったのだが、
アーキーさんは相変わらず現れないので、
とりあえず荷物はドミトリー部屋に置いたままで、鍵も持ったまま、
宿を出て、また戻って来ることにした。

そして、11時頃になり、みんなとお別れをして
観光へと出発。


今日は、ヴェネチアの北側に位置する、トルチェッロ島と、ブラーノ島への観光だ。

まずは、昨日と同様に、
フェリー乗り場「Fond.Nove」に行って、
そこから、まずはブラーノ島行きのフェリーに乗りことにした。


ブラーノ島へや、約40分ほどで到着。

面白かったのが、島へのフェリーのルート上の左右に、
道路のフェンスのような意味合いだと思うが、杭が等間隔で刺さっていたことだ。

さながら、海の上の道路、といった感じで、
これなら、暗い中でも、迷うことなく目的地へ到着できる。


ブラーノ島は、漁師達が多く住み、
また、レース(編み物)の製作でも有名で、かつ、
建物がカラフルなことが特徴の島だ。

島にフェリーが到着し、降り立ってみると、いきなりカラフルな建物がお出迎え。
思わずシャッターを押してしまう。

路地を抜けて、島の中心部へ抜けると、
これがまた、驚くぐらいにカラフルな家々が続いている。

確か、こうして、一軒一軒の建物が色分けされているのは、
船に乗った人が、遠くからでも自分の家が判別できるように、そうしていると聞いたことがある。





◆ブラーノ島の町並み(1)
 お菓子のようなカラフルな色使い。
 見ているだけで楽しくなる。





◆ブラーノ島の町並み(2)
 同じ形の家であっても、色分けされているので、良くわかる。
 でも、どうやって周りの人に自分の家を説明するのだろう。
 「島の中心部の教会の角を曲がった先にある
  茶色とこげ茶色に挟まれた、黄土色の建物!」とか…?(笑)



ブラーノ島から、次の目的地のトルチェッロ島行きのフェリーは、
約45分後の出発だったので、あまり時間的な余裕がないため、
写真を撮りながらも、早歩きで島めぐりを続けた。

中心部を抜けて、島の奥へ歩いていくと、
次々と、面白い色使いの家が見えてくる。





◆この色使いは、一番派手で、わかりやすかった。
 一番左の家とか、レゴ(ブロックのおもちゃ)で
 作った家みたいな色使いだ(笑)
 




◆これだけ家々が並ぶと、圧巻だ。
 歩いていると、次々と家が続いていて、
 面白くて、ずっと見ていたいと思った。



島の奥へは、すぐに到達したのだが、
そこから、フェリー乗り場に向かって戻る道は、
市場や店などが並んでいて、島民が多く集まって賑わっていた。

こんな小さな島でも、やはり、生活が動いているのだと、
その光景を見て思ってしまった。

ヴェネチアがありながらも、この島で生きていっている人達。
もちろん、生活面の理由もあるだろうが、
この島に、愛着や誇りを持っているからこそ、ここに住んでいるのだろう。


もっと小さな路地も回りたかったのだが、
時間もあったので、駆け足での町歩きを終えて、フェリー乗り場へ戻り、
すぐにやってきた、トルチェッロ島行きのフェリーに乗ることに。

トルチェッロ島は、ブラーノ島から5分ほどと近く、
すぐに到着した。

この島はヴェネチア発祥の地の一つで、
ローマ帝国の北アドリア海地方の首都だった場所であり、
考古学的に重要な意味を持つ島。

しかし、今ではヴェネチアの島々の中で最も寂しい島になってしまった。

島へ降り立つと…
本当に何も無く、草が茂った野原が広がっていて、
一本の運河が流れている。

そこを歩いて10分ほど進むと、
島の奥に位置する教会が見えてきた。






◆トルチェッロ島を流れる運河。
 とにかく静か。昔、ここが首都として賑わっていたとは思えない。



教会へと向かう道にも、
レストランが1件、民家3件ほどしかなく、
本当に静かな島だ。

島の奥にある教会に到着し、
しばらく、周りを歩きながら見学した。





◆トルチェッロ島の奥にある教会。
 誰もいない静かな場所で、たたずんでいた。



教会を見終えると、また、来た道を引き返すことに。
なぜか、途中の民家の庭に
孔雀(くじゃく)が飼われていて、妙にそれが気になり、
時間がおしているのに、しばらく眺めてしまった(笑)

この頃、時間は12時30分頃だったのだが、
教会の鐘がなり始めて、延々と鐘が鳴り響いていた。

静かな島に鳴り響く鐘の音を聴いていると、
繁栄から衰退を経てきた、これまでの歴史上も
このトルチェッロ島の教会の鐘は、毎日鳴り響いていたのだと思うと
どこか不思議だった。


フェリー乗り場に戻ると、
まずは、ブラーノ島へ戻るフェリーに乗り、
ブラーノ島で10分ほど待って、
ヴェネチアへ戻るフェリーに乗り換えた。

約1時間ほどで、ヴェネチアにフェリーは戻って来た。

まだ時間は少し余裕があったのだが、
余裕を持って宿に戻ることに。

帰り途中に、スーパーに立ち寄り、
この後に乗る、ヴェネチアからスイスのバーゼルまでの列車の長い道のりのために、
パンと、水を購入しておいた。

パンは、食パンのような生地で、サンドイッチ用のものであり
1枚1枚はかなり薄いのだが、
約300gで0.3ユーロという脅威の安さ。
迷わず買ってしまった(笑)


宿に戻り、アーキーさんがいたので、
チェックアウトしてお金を支払い、荷物を受け取ることにした。

本当は、チェックアウト後の荷物預かりは、2ユーロらしいのだが、
「朝、荷物を預けようとしたけど、アーキーさんおらへんかったし!」とか笑いながら話しつつ、
その話が出ないようにして、結果的に無料で済ませることができた(笑)


まだ少し時間があったので…
宿の廊下に置いてあるピアノを弾いてみることにした。

でも、長い間ピアノを弾いていないので、
楽譜を忘れてしまい、断片的にしか弾き始められない。

仕事をしていた頃は、忙しさと気持ちの余裕も無かったためか
ピアノを弾く機会が全くと言っていいほど無くなっていた。

それもある意味悲しいことだな…と、
楽譜が抜けてしまっている今の自分を見て、思った。


ピアノの鍵盤の音が聞こえたようで、その裏にあるドミトリー部屋から、
昨日、一緒に飲み交わした大学生2人組みが出てきた。

彼等もピアノが弾けるようで、ベートーベンの月光のさわりを弾いてみたり、
また、女の子のYさんは、映画タイタニックの曲などを弾くことが出来、
ゆっくり、思い出しながら、曲を弾いてくれた。

ピアノは、長い間調律をしていないこともあってか、
特に低音の部分は、音が狂ってしまっているのだが、
でも、それがまた何だか味があった。





◆廊下に置いてあるピアノ。
 歴史を感じる。



静かな宿の廊下で、
静かに、タイタニックの「my heart will go on」のピアノの音だけが鳴り響く…

その時間が、とても心地よくて、
無心でそれに浸ってしまった。

ピアノを介して会話をする…といったことは、
なかなか機会のないものだけれど、やはり、良いものだ。

そして、久々にゆっくりとピアノの音を聞いたが、
鍵盤の音は狂っているけれど、それでも、
ピアノの透き通る音は、とても心に響くものがあった。

僕は楽器の中では、やはり、ピアノの音が一番好きだ。


しばらくYさんの弾くピアノを聴き、
その後、今後の旅について少し話を交わした後、
彼等と別れることに。

短い間での、出会いと別れであるが、
またいつか、日本で再会できたら良いと思う。


そして、僕も間もなく、荷物を背負って、
駅に向かって歩き始めることに。

宿を出て歩き始めたところで、
これまた、昨日飲み交わした、Mさんとバッタリ出会った。

「おおー!」と、つい2人で言ってしまったのだが、
ここで、お別れとなるので、2人で記念撮影をすることに。

道沿いにカメラが置ける場所があったので、
セルフタイマーを使って撮ることに。

位置がちょっと低かったので、かがんで撮ったのだが、
そこまでかがまなくても、普通に写真の枠内に入っていたので、
後で「なんだこれ?」と言って笑ってしまった。

そして、握手を交わして、別れることに。


このヴェネチアで出会った日本人旅行者のみんなは、
良い人ばかりで、出会えて良かったと思う。

そして、またいつか再会して、
旅の話しや、その間のみんなの生活を聞いてみたい。


その後、ヴェネチア・サンタルチア駅に到着し、
15時過ぎのミラノ行きの電車に乗って、出発することに。

今日の最終目的地は、スイスのバーゼルなのだが、
まずは、ミラノへ移動して、そこから乗り換えだ。


ミラノまでは、約3時間の道のりだったが、
ガイドブックを読んだり、少し仮眠したりと、
何とか退屈することなく、乗り切った。

そして、ミラノに到着して、
スイスのバーゼル行きの電車を掲示板で確かめ、
乗り換えを。





◆ミラノ駅。アーチ型の天井が、妙にデカイ。
 というか、それだけ大きくても、意味が無いと思ってしまうのは僕だけか…?



ちなみに、ミラノ〜バーゼル間は国際列車になるので、
ユーレイルパスを使っても、追加で13ユーロの支払いが必要だった。
なんで国際列車になると、毎回追加でお金を払わなければいけないのか…
どうも納得いかないのだが。


電車が出発すると、残りの約5時間30分の電車移動で
何をしようかと思ったのだが、
スイスの後の、イタリア、フランス、スペイン、ポルトガルへと続く
スケジュールを考え始めることにした。

ただ、ミラノを出発してしばらくは、コモなどの湖が美しい町が続き、
窓から見える、町の光や、湖に映る光があまりにも綺麗で
それをじっと眺めていた。

その後は、ずーっと今後の予定を考えていったのだが、
結局、23時前までかかって、何とかプランを構築することが出来た。

でも、良い暇潰しになったので良かったのだけれど。


そして、電車は、23時20分頃に、
スイスのバーゼルに到着。

さて…うまく待ち合わせが出来るだろうか…と思っていたら、
エスカレーターを上がったところで、今回お世話になるOさんが待っていてくれて、
「おー良かったー、すれ違っちゃったかと思ったよー!」と、温かく迎えてくれた。

サッカー部の友人のお兄さんという、全くもって間接的な紹介で、
かつ初対面、しかも、そのサッカー部の友人とも、
何と中学卒業後は一度も会っていないという、恐ろしい展開なのだが(笑)

それでも、メールをくれて、そして、こうして温かく迎えてもらえるということに、
本当にありがたい気持ちでいっぱいだった。


バーゼルの駅を出て、目の前にあるトラム乗り場から
2番のトラムに乗って、5分ほどの停留所で下車し、
そこから歩いて近くの家まで行った。

いやはや、家にお邪魔するのは、久々だったが、
家に入る前から、すでに心は癒されモード。

やはり、安宿でドミトリーがずっと続くと、
知らないうちに、疲れが溜まってくるので、
たまには落ち着いた環境にいたくなるものだ。

部屋に到着すると、Oさんの奥さんと挨拶を。

夜遅いのに、起きていてくれて、
しかも、「お腹空いている?何か食べる?」という一言に、
つい「はい…!」と答えてしまったのだった。

さすがに、0.3ユーロのパンのみだと、
お腹が空くものだな…(笑)


そして、調理していただいたのが、
餃子、丼もの、そしてビール…

僕には、この料理はうれしすぎた。

無心でガツガツ料理を食べながら、
これまでの旅の話を断片的に話していった。





◆これが頂いた料理。
 日本に帰ってきたかのような気持ちに。
 癒し系です。



また、メールで依頼をしていた、
明日の、サッカー・UEFAカップ(バーゼルVSスポルティングリスボン)の観戦チケットも、
既に購入していてくれて、もう感謝・感激としか言いようがなく、
本当にありがたかった。

食後は、満腹で幸せすぎて、
さらにビールも頂き、もう言葉を失うほど。

いや…癒される…ここは第二の我が家だ…
と、勝手に思ってしまったのだった。


ちなみに、インターネットもLANケーブルを借りることで使えるので、
全く問題なし。

ありがたすぎる環境…本当に感謝です。

今日は遅いこともあったので、
また、明日起きてから話すことになった。

おやすみなさい…(ああ…ドミトリーじゃない部屋って、快適だな…)

2月19日(火) ヴェネチア(リド島、ムラーノ島)観光 <ヴェネチア泊>

  1. 2008/02/25(月) 13:12:42 
  2. カテゴリー:イタリア Italy  
  3. コメント数:0
  4.  【コメントの閲覧・作成
9時頃起きると、既に、韓国人のチャンは宿を出ていなくなっていた。

ふぅ…一体、昨日の騒動は何だったのだろう。
疲れた…。


しばらく、同じドミトリー部屋に新しく泊まりに来ていた人と
旅に関して話をしながらも、10時過ぎに、
隣の部屋にあるインターネットを使うことに。

と思ったら、日本人のMさんがいて
「昨日はすみませんでした…。」と謝られたのだった。

どうやら、Mさんと同じ部屋にいた他の女の人が、
早朝にチェックアウトしたようだが、
その時、Mさん宛てに、昨日の騒動について置き手紙をしてあったようで、
それで状況を知ったとのこと。


別に、いまさら僕にとっては過去の話しなので、
「ああ、別に気にしてないのでいいです。
 まぁ、今後は気をつけて下さいね。」とだけ伝えて、
その話はそれ以上しないようにした。

その後、Mさんと話していたのだが、
この先、イタリアを南へと進み、ギリシャまで行ってみたいとの話があっただが、
3月2日には、フランスのニースに戻ってきて、フィスティバルを見たいということで、
かなり日程的には厳しい。

というか、この時点で電車やフェリーの予定を全て組み込まないと不可能。

そこで、僕がギリシャを回ってきた経験を持って、
フェリーや電車の行程を組んであげることにした。

特に、サントリーニ島まで行くことしたら、
フェリーの予定を事前に知っておかないと、不可能なため、
先日、直接行ってきた情報は、かなり貴重だ。


僕自身、昨日の騒動で疲れていたこともあったので、
結局、メモ帳に、今後の予定と全てのスケジュールを組み立てて、
Mさんに渡してあげることにした。

ここまでするのは結構大変なのだが、
逆の立場で考えると、イメージの湧かない国や都市の行程を
詳細までアドバイスをもらえることは、かなり助かる話し。

まぁ、ちょっと大サービスだったが、教えてあげることにした。


逆に、Mさんからも、ニースのフィスティバルの情報や
ポルトガルのガイドブックをもらうなど、情報交換が出来たので良し。

Mさんは、13時頃に、フィレンツェ行きの列車に乗るために宿を出発していった。

その後、インターネットでメールチェックを済ませて、
結局、観光に出発したのは、14時頃。


既に日が沈み始めているのでは?と思える遅い出発だが、
このヴェネチアでは、もともとゆっくり回る予定だったので、これもまた良し。

今日は、フェリーに乗って、ヴェネチアに程近い位置にある、
小さな島々を回ることにした。


サンタルチア駅前のフェリー乗り場で、24時間チケット(16ユーロ)を購入し、
そこからフェリーに乗って、まずは、1番のフェリーに乗って、
カナルグランデと呼ばれる、ヴェネチア中心を通る運河を各駅停車で回ることに。

やはり、歩きで見るのと、フェリーから見るのでは、雰囲気も違い、
運河から建物が見れるので、違う印象だ。

目まぐるしく変わる風景を収めるべく、
右手にはビデオカメラを、そして、左手にはカメラを持って、
フェリーの左右を行き来しながら撮りまくったのだが、
その光景が異様に見えたのか、乗っている現地人からは、
変な目で見られた(笑)

でも、そんなことはおかまいなし、
この素晴らしい風景を記憶に残すことのほうが大事。





◆フェリーからの風景(1)
 写真を撮るにしても、手前に運河が入るので、見え方が全然違う。





◆フェリーからの風景(2)
 大きな運河もそうだが、こうした小さな運河も見逃せない。



30分ほどでカナルグランデを抜けて、
フェリーは、サンマルコ運河へ出た。

ここも、昨日徒歩で歩いたところだが、
やはり、見え方が全然違う。

そのままフェリーは走り続け、いつか、ヴェネチアの島を離れて、
広い海に出て行ったのだが、遠くから、リド島が近づいてきた。

リド島は、「ベニスに死す」にも出てきた島のようで、
島内の海岸が有名のようだ。

フェリーを降りてみると、
どこに行けば海岸があるのか良くわからなかったのだが、
とりあえずメイン通りと思われる通りを歩いて対岸に行ってみることに。





◆リド島の通り。
 離れ小島とは思えないほど、自然にマンションが建っている。 
 


この島は、ジェラートが美味しいことでも有名なようで、
途中で、4ユーロで巨大なアイスが売っているカフェがあったので、
それを食べてみることにした。

カップの割りに、なぜかアイスは小さくしか盛ってくれず(でも4個だけど)
ちょっと不満だったのだが、まぁ、ボリュームはなかなか。

でも、思ったより味は…という感じ。
ネタにはなったけどね。



そのまま通りを10分ほど歩いていくと、
対岸に到着し、そこがビーチになっていたので、
出てみることに。

ここは、公共のビーチのようで、誰でも入れたのだが、
久々に砂浜の海岸を歩いた気がして、気持ちよかった。





◆リド島の海岸。
 海岸沿いには、貝がたくさん落ちていて、
 潮干狩り?をしている人が見かけられた。



本当は、もっと砂浜を歩いていたかったのだが…
いかんせん、風も吹きつけてきて寒い。

冬のヴェネチアは、ちょっと観光には不向きと思えるほど
冷やっとした寒さ。

しばらく砂浜を歩いて、またフェリー乗り場まで戻ることに。

通りを戻っていき、再びフェリー乗り場に行ったのだが、
既に時間的には夕方になっていた。

ただ、24時間チケットを購入しているので、
もう一つだけ島に行ってみようと思ったのだが、
フェリーのルートや、時間的に考えると、
一番行き易い、ムラーノ島が良さそうだ。

というわけで、ひとまず、ムラーノ島への行き先の基点となる、
ヴェネチアの北側のフェリー乗り場まで戻ることにした。
(宿からもほど近い乗り場)

フェリーに乗った後は、眠くなってしまい、
しばらくの間、ウトウトしてしまったのだが、
気付いたら、既にヴェネチアの島の北側まで来ていて、
通り過ぎてしまったかと思い、急いでフェリーを降りることにした。

そして、降りた後にじっくりフェリーのルート図を見てみたのだが…
どうやら、手前で降りてしまったらしい…。

仕方なく、歩いて、隣のフェリー乗り場まで行き、
ムラーノ島行きのフェリーを待つことにした。


ちなみに、ムラーノ島は、ヴェネチアングラスで有名な島で、
島内には、多くのガラス工場もあるようだ。

ムラーノ島へのフェリーは頻繁に出ていて、
すぐに乗り込めたのだが、ちょうど、夕暮れ時に差し掛かっていて、
夕日が水面に赤く映った光景は素晴らしいものだった。





◆ムラーノ島へ向かうフェリーに乗っていると、
 このような、水上の宮殿のようなものも見かけられた。
 一体これは何だ?ガイドブックにも全く解説なし…。



ムラーノ島へは、20分ほどで到着したのだが、
だいぶ日が暮れてきていたので、急いで歩き回ることに。

ムラーノ島は、いくつかの小さな島が、
橋で結ばれているのだが、
運河沿いには、小さな店が並んでいて、
そこには、美しいガラス工芸品がところせましと並んでいた。

さすが、ヴェネチアングラス、
見たことも無いような形の、アート作品のようなガラス工芸品ばかりが、
店先に並んでいて、驚いてしまった。





◆これは、店へと続く廊下に、
 ガラス細工が並べていったお店。
 ガラス作品の一つ一つに力があり、
 その作品を並べているだけで、
 一つの世界を作り上げてしまっている。
 いかに個々の作品に力があるかということだ。



それを見学して楽しみつつも、
島内を急いで駆け回る。

リド島とは趣がことなり、
マンションなどは建っておらず、落ち着いた印象の島。

時間をかけて歩いて、
ガラス製作の現場などを見学したら
より楽しめそうな島だった。





◆夕暮れ時になったムラーノ島の一風景。
 この静かな離れ小島といった雰囲気が良い。 



急ぎで、一通り島の中心の通りを歩くと、
もう日が沈んで、暗くなったので、
ヴェネチアに戻ることにした。

帰りのフェリーに乗る頃には、空は真っ暗。

ヴェネチアの島も、思ったよりも街灯が少なく、
夜景を楽しむ、といった感じではなかった。

ヴェネチアの島に到着すると、
明日、行く予定のトリチェッロ島とブラーノ島のフェリー乗り場と、
その時間を調べてから、宿に戻ることに。

地図を頼りに歩いていったのだが、
途中で、スーパーがあったので、
ついでにそこでパンと水、そしてトマトとリンゴを購入することに。

そして、しばらく歩いていくと、見慣れた通りに出たので、
そこを辿って、宿まで戻って来た。



宿に戻ってから、早速、インターネットを使って
メールチェックなどをしていたのだが、
リビングルームには、なぜかお酒やお菓子などの食べ物が。

「今日も祭りか??」と思ってしまったのだが、誰もいないので、
僕は1人、自分で買って来たパンを食べていた。

すると、後から人が入ってきて、
その中には、昨日一緒に過ごしたTさんもいたのだが、
どうやら、今日はまた宿泊者が入れ替わって、
新たな日本人旅行者が来たようで、
その人たちで、リビングルームで食事をする話になっているらしい。

で、彼らが飲み始めようとしていたのだが、
何と、昨日の騒動もあってか、お酒は禁止ということで、
宿の管理人から言われてしまった。

どうもすみません…と、騒動の関係者の僕としては、
謝るしかなかったのだが、どうやら、そもそもこの宿は、
飲酒は禁止だったらしい。

あらら…昨日はそんなことを知らずに思いっきり飲んでしまったのだが…。


というわけで、どうしようかという話しになったのだが、
せっかくこうして旅先での思い出として飲むのだから、
何とかしようということで、作戦を検討。

で、僕が考えたのは、ミネラルウォーターや、
ソフトドリンクのペットボトルを机の上に置いておいて、
ビールは机の下に置いておき、
コップにビールをその都度注いで、飲むというもの。

幸い、ビールと、リンゴジュースの色も似ているので、
もし万が一、管理人が入ってきても、ばれることは無いだろうということに。


何だか、中学、高校の修学旅行中に、
ひそひそと隠れて飲むためのような作戦で笑ってしまうのだが、仕方ない。

ただ、僕は自粛して、自分のミネラルウォーターを飲むことにして、
お酒は、他の人で楽しんでもらうことにした。

といっても、別に昨日の騒動は、
僕が酔って暴れまわったわけじゃないんだけどね…(苦笑)


今日のメンバーは、大学生2人組みと、
社会人を経て、転職前の期間に、旅をしている人、という構成。

毎日、いろいろな人と出会えて話が出来るので、面白い。


仕事の話であったり、大学の専攻であったり、
その人それぞれの人生を聞いていると、
個性やこだわりを知ることが出来て、
そんな考えもあるのだな、と、いろいろ感じることがあり、
いつもながら、気付かされることが多い。

今日集まったメンバーは、ちょっと独特な個性のある人達。
主張はしないけれど、自分の意志を強く持っているメンバーで
話していても「ああ、強い人だなぁ。」と感じながら、話を聞いていた。

ちなみに、どうも静かな雰囲気だったので、
BGMとして、僕のパソコンから音楽を流してみることにした。


その後、結局、3時間近くほど、
みんなでリビングルームで話していたのだが、
良い思い出となった。

こうして、日本人が多く集まる宿で、
日本人と出会うことも、旅における大切な時間。

外人と話すことばかりが、旅先の出会いではない。
むしろ、日本人との出会いのほうが、大切なのかもしれない。


解散後は、しばらく、インターネットを使うなどして、
それから、寝ることにした。

今日も結局、ホットシャワーを浴びずに過ごしたのだが、
さすがに、頭が痒くなってきた。

寒いので、全然汗はかいていないが
そろそろ限界か。

1ユーロ8分という、有料ホットシャワーの壁は、
僕には厚かった。

明日…バーゼルに移動したら、ホットシャワーを浴びれるだろうし、
我慢、我慢…。

2月18日(月) ヴェネチア観光 <ヴェネチア泊>

  1. 2008/02/20(水) 08:18:11 
  2. カテゴリー:イタリア Italy  
  3. コメント数:6
  4.  【コメントの閲覧・作成
9時頃、みんなゴソゴソと起き始めた。

それにしても、部屋が寒い。
外にいるかのような寒さ。

早速、コイルヒーターでお湯を作って、ホットココアを飲むことに。


そして、韓国人のチャンも起きて、
早速、メールをチェックにし行った。

しばらくして部屋に帰ってきたのだが、
詳細の方法はよく理解できなかったのだが、
どうやら、手持ちの国際キャッシュカードに、両親が振込みを入れてくれたか何かで、
お金を使える状態に復活したらしい。

これで、とりあえずロンドンに戻るまでは何とかなりそうになったらしい。

ひとまず、緊急対応は一件落着という感じで、
ホッとした表情を浮かべていた。


そして、今日1日どうしようかという話しになり、
僕も、特にあてもなく町歩きをしようと思っていたので、
結局、同じドミトリー部屋に泊まっている、日本人のTさんも交えて、
3人で町歩きをすることに。

11時頃になり、日も昇って温かくなってきたので、出発。


Tさんは、既にヴェネチアに来て3日ほど経っているようで、
人通り、本島は歩き終えてしまったようであるが、
僕らと一緒に行動してくれるということで、Tさんの案内のままに、ついていくことにした。

まずは、サンマルコ広場へ向かうことに。





◆サンマルコ広場へ向かう道の途中で撮った
 細い運河を進む小船。
 ちょっと、ディズニーシーを思い出してしまう光景だが、
 これを2人で貸しきるとなると、なかなかのお値段(30分で80ユーロとか)
 新婚旅行なら乗ってもいいかな…(笑)





◆サンマルコ広場へ向かう途中にある、リアルト橋から撮影した
 運河沿いの街並み。
 多くの船が停まり、水の都ならではの風景だ。



サンマルコ広場は、午前中は、逆行のような状態になっており、
昨日の夕日が差し込む時間帯のほうが綺麗に見えた。

韓国人の彼は、人を入れて撮るのが好きなようで、
僕も、カメラを渡して、久々に自分を入れた写真を撮ってもらった。

僕は、自分を入れての写真にはあまり興味が無く、
いつも風景ばかり撮るので、久々に新鮮な感じ。


そのまま海岸沿いまで歩いて、サンマルコ運河沿いを東の方向へと歩いていった。





◆サンマルコ運河沿いの風景。
 運河沿い風景はどれも素晴らしく、
 車の全く走らないというこのヴェネチアの町は、
 世界でも唯一のものであることを感じた。





◆サンマルコ運河沿いに停まっていた小船。
 逆行が、良い感じで陰影を生み出している。



運河沿いをしばらく歩いた後は、細い路地を入って、
中心部に向かって戻ることに。

どうやら、韓国人のチャンは、カフェでコーヒーを飲みたいらしく、
どこか良い場所があればと思っていたのだが、
通り沿いに、カフェがあったので、そこでコーヒーを頼むことに。

1人であれば、カフェに入るなんてことは思いつかないので、
まぁ、大勢で街歩きすることならではのことで、これはこれで良し。

でも、1杯のコーヒーで3ユーロは、
さすがヨーロッパという物価の高さ。


コーヒーを飲んでしばらく休憩した後は、
再び歩き始めて、細い路地を抜けながら、
再びリアルト橋に到着し、そこを渡って、近くの魚市場に行った。





◆町中に、こうした小さな橋が渡っているのだが、
 そこを、船が往来している。ヴェネチアには、車が全く走らず、
 船が市民の足になっているのだ。





◆リアルト橋を渡った直後の風景。
 小さな露店が道沿いに並んでいて、賑やかな雰囲気。



しかし、魚市場は今日は残念ながら閉まっており、
その付近にある野菜を売っている市場で、フルーツを購入することに。

僕は、リンゴを1つ買ったのだが、
その場で歩きながら、かじって食べた。

リンゴって、こんなに柔らかかったっけ?と思ってしまったのだが、
そのままかじって問題なく食べられた。



さらに歩き進んで、ヴェネチア・サンタルチア駅まで向かって行き、
日本人旅行者Tさんお勧めの、安くてサイズの大きいピザ屋に入り、
そこで、必殺の安いピザ、マルガリータを2ユーロで注文。

サイズは確かに大きかったのだが、
腹の空き具合からすると、あと3つは食べられそうだったが、我慢…。


そして、駅を通り過ぎて、バスターミナルへ行ってみることに。

チャンは、明日、ミラノに移動するのだが、
もし、鉄道よりもバスのほうが料金が安いようであればそのほうが良いので、
ついでに料金を調べたほうが良いと考えたからだ。

そして、バスターミナルへ行ってみたのだが、
いろいろ聞いて回ってみると、どうやら、ヴェネチアからミラノ行きのバスというのは無いらしい。

まぁ、ヴェネチア→ミラノ間で、鉄道で24ユーロだから、
確かにそれが一番安いだろう。


その後は、島の南側を歩いて、
ジューデッカ運河沿いまで出てみることにした。

一緒に歩いていると、チャンが、とにかく人を入れて撮りたがり、
わけ分からないポーズを撮って、いろいろと写真を撮ったりして、楽しんだ。

僕は、アキレス腱を切って依頼、あまり激しい動きをしないように自然に意識していたのだが、
久々に、若い動きというか、結構、アキレス腱に負担がかかるような
動きをしたので、ヒヤヒヤものだった。

こうして、意図的に動きを作って写真に収めるのは、
何だか学生時代みたいなノリで、久々。

そう考えると、そうした写真を全く撮らなくなった今は、
やはり僕も歳を取ったということなのかな…。





◆ジューデッカ運河に向かう途中にあった、
 野菜を載せた船。こんな風景は、
 ヨーロッパではおそらくこのヴェネチアだけしか見られないだろう。





◆僕…です(笑)
 いくつか他にアホなポーズも撮ったのだが、
 その中では一番シュールな(まともな?)写真を、あえてブログにアップすることに。



30分ほど歩いて、ジューデッカ運河に出ると、
思い切り逆行で、その分、太陽の光が運河に映ってキラキラ輝き、
これまた良い風景だった。





◆ジューデッカ運河の風景。



サンマルコ運河と同様に、この付近の風景も、
とても素晴らしく、気持ちよく歩くことが出来た。

その後は、アカデミア橋を渡って、宿の方向に向かって戻り始めることにした。





◆アカデミア橋からの風景。
 遠くには、修復工事中のS.Mデッラサルーテ教会も見える。



サンマルコ広場付近まで差し掛かると、チャンが、
服を見たいというので、ついていくことに。

お気に入りのブランドのようで、
同じブランドの系列店を3〜4店舗見て回った。

旅を始めて依頼、服を見て回ったというのは初めてかも。

途中、一応、僕も自分ではお気に入りのプーマのショップを見てみることに。
うーん、スニーカーが欲しい…。


店回りの後は、今日のこの後のプランを話し合ったのだが、
チャンも、今日も同じ宿に泊まることにしてもらい、
スーパーでお酒を買って、宿に帰ってから飲もうということに。

そして、少し早めであったが、夕食を食べるために、
再び、サンタルチア駅付近に行き、パスタを食べることに。


途中、スーパーで先にお酒とお菓子を購入して、
それを、宿に置いてから、パスタのお店へ向かった。

スーパーでは、とにかく安い酒、そして、とにかく安いお菓子を…ということで、
ワインは、なんと1本1.5ユーロ!

この旅始まって依頼、最安のワインを発見したのだった。


その後、パスタのお店に到着したのだが、
なぜか、先日はスパゲッティの麺だったのに、
同じメニューでも、今日はマカロニが使われていた。

というわけで、見た目の量に比べて、麺の分量自体は若干少なく、
悲しいながらも、2.5ユーロという値段には、文句が言えないのだった…。

でもこれ、自炊したら1ユーロ以下やで…とか、ケチなことを思いながらも…。



食後は、宿に戻り、さっそく飲み始めることに。

安ワインの味が気になったのだが、意外と普通においしかった。
日本で買う安ワインだと、何だかどうしようもない味のものもあるが、
そういう感じではなかった。

飲んでいると、同じ宿に泊まっている日本人の大学生の女の子がやってきたので、
一緒に飲むことに。

ちなみに、このアーキーズハウスは、日本人宿みたいなもので、
この日の宿泊者は韓国人のチャンを除いて、みんな日本人。



やっぱり、大勢で飲んで話すのは楽しいもので、
お酒もあっという間に減ってしまった。

ただ、話すといっても、チャンとは英語で話す必要があるので、ちょっと面倒。

ヨーロッパの旅に入ってからは、あまり人と接する機会が無く、
アジアやアフリカで話していたよりも、英語を話す頻度が下がっていたので
久々に英語で会話したように思ったのだが、
ここのところ電子辞書を使っていなかったので、
語彙レベルが全く上がっていない自分に気付くのだった…。

でもまぁ、一応、会話は成り立つのだけれど、
どうもね…騙し騙しというか…うーん、勉強不足ですな。


さて、飲み始めて1時間30分ほどで、当初買って来たお酒が無くなってしまったので、
20時にスーパーが閉まる前に、追加で買出しに行くことにした。

宿を出てみると、やはり、昨日と同様に、恐ろしく寒い。
ちゃんと、Tさんと、3人でダッシュでスーパーへ。

そして、またワインとビール、そしてお菓子を購入。

それでも、合計、1人5ユーロ程度で済んでしまったのだが…
ビールは、500mlで、0.5ユーロ。安い…。


再びダッシュで宿に戻り、また飲み始めることに。

そして、また1時間30分ほど飲んでいただろうか、
途中で、他の日本人宿泊客がやってきて、
たまたま、トルコの話が出たので、宿の情報などを伝えてあげることにした。

そして、しばらく僕は飲んでいる輪を離れて、他の人と話していたのだが…
ここまでは良かった。


が、しかし、状況はここから急展開。


あえて、正直にこの状況を書き残そうと思う。


2回目の買出しで買い込んで来たお酒も全て飲み終えた21時頃、
僕は、同じリビングルームにいた他の旅行者に、
トルコの情報などを伝えていたのだが、
その間、一緒に飲んでいた韓国人のチャンと、
日本人の大学生の女の子のMさんが、いなくなっていたのだ。

で、しばらくして他の人も気付いたのだが、
この2人がどうやら、ドミトリー部屋に2人で消えたというのだ。


大学生のMさんは、かなり酔っていたという話があったので、
みんなの間で「このままだと危ないのでは??」という話しになり、
さっそく、リビングルームにいた人が、
部屋の様子を見に行くことに。

案の定(?)危険な雰囲気になっていたようだ。
(僕は見ていないから良く分からないけど)


結論から言うと、別に彼らのことだから、
勝手にしてくれればいいのだが、どうも僕は、この状況が許せなかった。


言ってしまえば、
韓国人のチャンには、自分には彼女がいながらも、
酔ったついでに、日本人旅行者のMさんを襲おうとした、
という状況になっていたのだ。


その後、他の日本人旅行者も都度、部屋をチェックしにいくことで、
韓国人旅行者のチャンの行動を静止することが出来たのだが、
しばらくして、チャンは怒った様子で、リビングルームに戻って来た。

そして、何を言うかと思ったら、
「なぜ、日本人旅行者は、
 僕らの関係を邪魔しに来るんだ?
 僕らがいいんであれば、邪魔される覚えは無い。」と。

まぁ、確かにそうだが…
しかし、繰り返される彼の主張に、だんだん腹が立っていた。


話の中盤は「これは日本人と韓国人の考えの違い」なんて、
ぬるい話でなだめようとしていたが、いつまでもグチグチ言っている
韓国人のチャンに、いい加減、頭に来た。


「じゃあ、もし君が今夜Mさんと関係を持ったとして、
 もし、彼女が明日になってその事を後悔したら、君は何と言うんだ?
 そして、君はそもそも恋人がいる。
 それについては、どう考えているんだ?」と僕はチャンに対して言った。

しかし、彼の返答はこうだった。
「僕は彼女はいるが、結婚しているわけではない。僕が何しようと自由だ。」と。


この最低な返答に、僕の気持ちは一気に苛立ち、
話は段々とヒートアップし、大声で口論の状態に。

もう、この極めて短絡的な考えのチャンに対して、
僕は愛想が尽きてしまい、一緒の空間にいることさえ気分が悪くなったので、
「俺はお前の考えは理解できない。」とだけ言い残し、
荷物を持って、リビングルームから自分の部屋に戻ることにした。


すると、この騒がしい状況について、
管理人とその息子の人が部屋から出てきて、静止に入ってきた。

しかし、韓国人のチャンはドアを蹴り飛ばしてきて、
「お前、自分の身の安全に気をつけろよ…!!!外に出ろ!!」と
僕に挑発の言葉を放ってきて、一触即発の状態に。


これにはさすがに限界を超えたので、
「女の子は、道具じゃねぇんだよ!!!!!!」と言って、
ドアを思い切り蹴り返してやった。


この一触即発の状況を見て、
宿の管理人達も間に入って、これ以上の格闘は控えることになった。


僕は「今すぐこの宿を出ていけ!!!!」と韓国人のチャンに怒鳴ったが、
チャンは、「自分の身の安全に気をつけろよ…!!お前…」と再び、拳を握って、
殴りかかる様子を変えない状況。


僕は、「あの危険な狂った韓国人を外に追い出してくれ。」と管理人に頼み、
「もし僕が部屋に戻っても、彼は必ず殴りに来る。」と言ったのだが、
管理人は、「とにかく落ち着いてくれ。
部屋の鍵をかけていれば、中には入れないから大丈夫だ。」と、
なだめようとしてきた。

これ以上、周りを巻き込むことも嫌だったので、
テーブルに散らかっていたお酒のビンなどを片付けて、
僕は自分の部屋に戻り、鍵をかけて寝ることにした。



…しかし、すぐには寝ることは出来ず。
そこで今の状況を、あえて、日記にすぐに書き残すことにした。
(というわけで、ここから先の文章は、
 当時、その場で書きなぐった文章。
 そのため、多少言葉使いが荒いのだが…お許しあれ)


僕の今回の行いが、どういう意味を持っていたのか、
それは分からない。

逆に考えてみれば、単なるおせっかいなのかもしれない。

詳細の状況はわからないので、僕の勝手な考えではあるが、
仮に、お酒の勢いで身を許してしまったということを前提に書くことにする。


そうだとすれば、無防備すぎる、日本人旅行者の女性Mさんに関しても、
はっきり言って甘すぎるというか、
そもそも、自分自身のアイデンティティに対して、
「そんな生き方で君はいいのか??」と、問いたい。


お酒に酔ってしまったということは理由にならない。
自分の身をそれだけ軽くゆだねてしまうという姿勢に呆れてしまう。

しかし、個々人の価値観は多用だし、
何ともいえないし、面倒も見切れないし、勝手にしてくれ、とも言いたい。


ただ、一報で韓国人のチャンも、
酒に任せて、自分には恋人がいるのに、他の女性を襲おうとする
行為を、僕は見ていられなかった。

全く表現できないのだが、
とにかく、血が煮えたぎる想いがあり、
勝手に体が動いてしまった。


韓国人を否定するつもりもなく、言葉は悪いが、
あえて言わせてもらおう、この、「クソ」韓国人のチャンには、二度と関わりたくない。

そして、日本人旅行者のMさんにも、
自分の存在の意味について、もう一度考えて欲しいとも思う。
自分のアイデンティティについて、考えてほしい。

「酔った勢いで」なんていう、
バカな大学生の陳腐なレベルの話しはやめてほしい。
自分を安売りする人に、それ以上の成長はない。

自分で自分を大切に出来ない人に、
周りの人を大切にすることは出来ない。

そのことに、気付けなければ、
人生を棒に振ることになるだろう。

それに気付けない人は、数年後、数十年後に、
気付けている人との違いが、明確に結果として現れるだろう。



…そんなことをパソコンで書き残しつつ、
写真の整理などもついでにやりながら…

2月17日(日) フィレンツェ→ヴェネチア <ヴェネチア泊>

  1. 2008/02/20(水) 07:38:49 
  2. カテゴリー:イタリア Italy  
  3. コメント数:0
  4.  【コメントの閲覧・作成
夜中3時に起きてしまったのだが、
もしかすると、昨夜送ったメールに返信が来ているかもしれないと思い、
1階まで降りていって、メールをチェックすることに。

それにしても、1階は寒かった…。
誰もいない中、1人もくもくとインターネットを。

そして、メールをみると、何と、早速返信が来ており、
20日からバーゼルでお世話なることでOKをもらえたのだった。

良かった…移動しながらの連絡のやり取りだと、
5日先という時間は、すれ違いになり兼ねないと思ったのだが、
一回のメールのやり取りで、待ち合わせ場所まで確定することが出来た。

ありがたい…として、同じヨーロッパということで、
時差が無いのも、大きかった。


さて、予定が決まったところで、次は、
今日見る予定の、セリエA、パルマVSミランの試合に向けて、
地図情報などをネットで調べておくことにした。

そして、セリエAの試合情報などが載っているサイトを開いて、
見始めたのだが…
あれ?ちょっとおかしいことに気付いた。

というのも、試合日程の一覧表を見てみると、
3月17日に開催予定の試合の一部が、3月16日に開催されたらしき記載があるのだ。

もしそうだとすると…何と、パルマVSミランも、既に終わってしまってしまったことになる。

しかし、このサイトはイタリア語で書いてあるので、読めず。

そこで、受付のイタリア人スタッフに声をかけて、
ちょっと画面を見てくれ!と言って引っ張ってきて、見てもらうことにした。

そして、彼が放った言葉は、「これ、もう昨日(16日)に終わってるで…。」だった。

なんてこった…日本出発前に調べておいた日程は、その後、変更になっていたようだ。
ヨーロッパのリーグでは、試合日程が日曜日から土曜日になるといったことが、たまにあるらしい。

イタリア人スタッフは「フィオレンティーナの試合なら、明日、このフィレンツェで見れるよ。」と言ってくれたのだが、
フィオレンティーナは…特に興味も無く…
結局、今回のセリエA観戦は断念して、
27日にミラノで開催予定の、インテルVSローマの試合にかけることにした。
(この試合も開催日程が変更になっていないか、この時点で確認しておいた)


それにしても、本来は、パルマに移動して試合を見てから、
またこのフィレンツェに戻って来る予定だったのだが、予定を変えることにして、
明日、ヴェネチアに移動することにした。

1日、余裕が生まれたことになる。


こうして、ネットを使い終えると、5時頃になっていたのだが、
部屋に戻って、3時間ほど寝ることにした。


そして、8時前に起床。
今日は食堂のオープンに合わせて、突撃。
短時間だとお腹がいっぱいになってしまうので、
食堂のオープン時間を目一杯使いきって、少しでもお腹に溜めるためだ。

何だか、1人大食い選手権みたいな状態になっている。

オープンと同時に、受付へ行ってお皿をもらい、
さっそく、サラダとフルーツを中心に食べ始めた。

昨日は、うっかりピザをたくさん食べてしまったので、それで腹が膨れてしまったのだが、
今回は、野菜系に絞り込むことにした。





◆これが朝食。
 これに加えて、ビッフェ形式で、いろいろなものが食べ放題。
 安宿で、こんなに充実した朝食が食べられるのは、初めて。
 フィレンツェの宿は、この「ホステル・オステッロ」が断然お勧め!



結局、何皿食べたのだろうか?大盛りで6皿ぐらい食べたような気がするのだが、
何度も往復して食べ物を盛る姿は、自分でも滑稽に思えるほど。

周りからみたら「あのアディダスジャージの奴は、何であんなに必死に食べているんだ…。」と
映っただろう(笑)

もうこれ以上食べられない状態まで食べて、朝食を終えることに。
気持ち悪くなる寸前まで食べておいた。

1ヶ月分のビタミンを補給できたのでは、と思えるほどだ(笑)


朝食後は、休憩も兼ねて、部屋のベットでしばらく日記を書き進めたり、
荷物の整理をして、11時のチェックアウト時間に合わせて、
宿に荷物を置いて出ることにした。

それにしても、この宿は、
コストパフォーマンスが高く、僕の理想に近い宿で、満足度が高かった。

どうやら、ヴェネチアはこうもいかないようなので、
もっとフィレンツェに滞在したかったのだが…。


宿を出ると、ドゥオーモの先にある、
ウフィツィ美術館に行ってみることに。

ここには、レオナルド・ダヴィンチなどの作品が多く展示されており、
見ごたえがあるようなのだが、いつも混んでいるらしい。

美術館前に到着したのは、12時前だったのだが、
入り口には、予想通り、行列が…

しかも気付いたのが、今日は日曜日だということ。
その分、観光客は多い。


一体、この行列に並んだらどれぐらい時間がかかるのかと思い、
行列の先頭付近に立っている人に聞いてみることに。

でも、日本人に「すみませーん…。」といって話しかけるのも、ちょっとブサイクなので、
英語が出来そうな外国人旅行者に聞いてみることに。

すると、どうやら列に並んで1時間ほどらしい。

1時間か…。

しかし、予約客が優先なので、予約無しの列は、
先頭に並んだ後から、さらに1時間程度かかることもあるようだ。


しばらく考えた末、この美術館は、断念することにした。
もともと、待つことが嫌いな性格なのだが、何時間かかるか分からないと、
今日移動するヴェネチア行きの電車の接続も読めないためだ。

宿に戻る途中、美術館付近の広場では、
何やら、兵隊の行進のようなものが行われていて、人が賑わっていたので、
それをしばらく見学することに。





◆突然遭遇した、兵隊の行進。
 これは何だろう?でも、いいね、こうしたパフォーマンス的な行進も
 祭りっぽくて良い。遊び心を感じる。



そして、また宿に戻って荷物を受け取って、
そのままフィレンツェの駅へ。

13時前の列車に乗って、いざ、ヴェネチアへ。


列車の中では、昨日買ったものの、
飲む機会の無かった瓶ビールを開けて、飲むことに。

と、ここで、ちょっと眠たくなり、30分ほど寝たのだが、
気付いたら乗り換えのボローニャ駅に到着していて、
急いで荷物を持って降りることに。

危ない、乗り過ごすところだった…。


ボローニャで乗り換えて、ヴェネチアに列車が到着したのは、17時頃だった。
ヴェネチアに到着する間際には、左右に海が広がる景色に変わり、
これから水の都に行くのだと、気分が盛り上がるのだった。

そして、ヴェネチアのサンタルチア駅に到着して、
駅を出てみると…そこには、いきなり運河が広がっていたのだった。

駅前に、運河が広がっている光景は、さすがに初めてみた。





◆ヴェネチアのサンタルチア駅を出た瞬間の光景。
 いきなり運河があり、船が運航している。
 誰しも、この光景には驚くだろう。



さすがヴェネチア…と、期待が膨らむ中、
ひとまず宿を見つけなければと思い、歩いて行くことに。

ヴェネチアは、値段の割に宿の質が低いようで、
宿探しに難航することが予想されたので、夜中、インターネットを使っている時に、
ついでに、ヴェネチアの宿情報もデジタルカメラで撮影しておき、
地図に場所も書き込んでおいたので、それに従って行ってみることに。


スタスタと細い路地を抜けながら、行ったのだが、
ヴェネチアは、細い路地がくねくねと走っていて、
直線距離では近いのに、道のりでは遠いようで、なかなか目的地周辺に着かない。

荷物を背負ったままなので、楽ではないのだが、
日が落ちる前には決めてしまいたいので、もくもくと歩くことに。

それでも、途中、橋を渡る時には、夕暮れ時の素晴らしい景観が広がっていて、
つい、写真に収めてしまうのだった。





◆ヴェネチアらしい風景。
 夕日によって建物もオレンジ色に輝いていて、
 それがまた一層風景を引き立たせている。



そして、歩くこと約30分、やっとのことで、
ヴェネチアの中心的存在のサンマルコ広場へ到着。

この時、夕日も良い具合のタイミングで、
サンマルコ寺院や、鐘楼もオレンジ色に変わっていて、本当に素晴らしい景観だった。





◆サンマルコ広場のサンマルコ寺院と鐘楼。
 1日の中でも最高に美しい時間帯に、ちょうど来れたのは良かった。



しばらく眺めた後、引き続き、宿探しをすることに。
地図を見てみると、間違いなくその付近に来ているのだが、
どうも、宿が見つからない。

これはまずいぞ…と思い、
近くの店に入り、場所を聞いてみたらのだが、分からないようで、
次に、ホテルに入って、聞いてみたのだが、
どうも、インターネット上に表記されていた住所は、この付近では無いらしい。

おいおい…どういうことや?と思いつつ、
地図をもらい、表記されている住所の場所を示してもらった。

しかし、ネットの情報では、
サンマルコ広場から徒歩3分とも書いてあるし、
住所で調べると、全然違う場所だし、どちらが正しい情報なのか分からず。

これだから、ネットで調べた時の地図情報は役に立たないから嫌だ…
グーグルマップも、精度が微妙なときが多く、
さらに、このヴェネチアとなると、無謀だったのかもしれない…


仕方なく、ホテルで教えてもらった住所に向かって歩いて行ってみたのだが、
やはり、全くもって宿は見当たらず、住宅ばかり。

だめだこりゃ…と判断し、
結局、地球の歩き方に載っている「アーキーズ・ハウス」という安宿に行ってみることにした。

歩くこと約20分…
既に空は真っ暗になっていて、
荷物を背負ったままの長時間の歩きでヘトヘトになっており、
ここで部屋に空きが無かったりしたら、どうしようかと思っていたのだが、
「アーキーズ・ハウス」に到着すると、建物の外には、日本の国旗が掲げられており、
すぐに発見。

そして、呼び鈴を押して鍵を開けてもらい、中に入ってみると、
1人の年配のおじさん(この人がアーキーさん)がいて、
部屋の空きを聞いてみると、問題なくあるらしい。

助かった…。


相当疲れていたのか、
アーキーさんからも「大丈夫、まぁ、座って下さい。」と日本語で言われてしまった(笑)

どうやら、アーキーさんは日本語を勉強しているようで、
部屋の説明も、頑張って日本語で説明してくるので、こちらもゆっくりと聞いてあげることにした。

とはいえ、つい、返答するときは英語で返してしまい、
アーキーさんは日本語で、僕が英語で話すという、変な会話のやり取りになってしまった(笑)

アーキーさんは部屋の位置なども説明してくれたのだが、
この宿、なぜか廊下にピアノが置いてあり、
「ピアノも自由に弾いていいからね!」と言って、ピアノの鍵盤を叩いて、
何だかウキウキして楽しそう(笑)


とりあえず宿は決まったのでホッとしたのだが、
日本語が使える無料インターネットありで、1泊15ユーロ(2泊目から15ユーロ)という値段は、
僕にとってありがい。

が、唯一の問題は、ホットシャワーが8分1ユーロという、
微妙な料金設定がされていることだ。

お湯を使うのが別料金だなんて…ここはモンゴルか?と一瞬思ってしまったのだが、
貧乏バックパッカー的に考えると、毎日シャワーを浴びるのは断念することに決めたのだった。



ひとまず、インターネットでメールチェックを済ませたのだが、
そこで、日本人の女の人に声をかけられた。

どうやら、今日、フィレンツェの宿で僕を見かけたのを覚えていたらしく、
確かに、朝食を食べているときに、隣にいたような…という話に。

やはり、あれだけ朝食をガツガツ食べていると、
目立つものだと、笑ってしまった。


その後は、宿の外に出て、
近くのスーパーに行くことにした。

しかし、外に出てみると、これがまた異様に寒い。
ローマやフィレンツェとは比べ物にならないぐらい寒い。

話しによると、2日前ほどには、雪が降ったほどで、
ヴェネチアは、他の都市に比べても、かなり気温が低いようだ。

あまりに寒いので、ジョギングしながら、スーパーに行って、
そこで、パンとジャムと水を購入して、再びジョギングで宿に戻ることに。


そして、宿のリビングルームで、パンをかじって夕食にすることに。
そこで、同じドミトリー部屋に泊まっている日本人の人と会い、いろいろ話すことに。

どうやらこの人(Tさん)は、航海士という仕事をしていたようで、
今は仕事を退職して、半年間のヨーロッパの旅を始めた矢先とのこと。

しかし、最初の滞在都市ローマで、
半年分の予算に相当するお金が盗難にあってしまったらしく、
今はカードを使いながら、何とか過ごしているらしい。

やはり、どんな場所にも盗難に会ってしまう人がいるものだと、
何とも切ない気持ちになってしまったのだった。


それにしても、外の寒さに負けずとも劣らず、
宿の中も暖房が全く効いていない状態で、とにかく寒い。

イスタンブールの日本人宿「Tree og Life」級の寒さ。

コイルヒーターを使って、何度もお湯を沸かしながら、
ホットココアや、味噌汁の素を使って、暖かい飲み物を飲みながら話すことにした。


そうして話していると、今度は、1人の韓国人旅行者がチェックインしてきた。

で、話しを聞いてみると、今日、バルセロナからやって来たようだが、
この人も、バルセロナで盗難にあって、10日間ほどの旅行日程の
全額を盗られてしまったらしく、
残りの航空券を使って、急遽、帰らざるを得なくなったらしい。

ちなみに、今はロンドンで語学留学をしている最中とのこと。
また出会ってしまった、ロンドンで語学留学をしている韓国人…。
この旅始まって、何度目だろうか、本当に多い。


何だか、盗難にあった人の駆け込み寺みたいな状態の
部屋になってしまったのだが、とりあえず、この韓国人男性は、
お金も少なく、ここ2日間ほども、空港で寝るなど、きつかったようで、
かなりまいっている様子。

とりあえず、僕が買ってきたパンを食べてもらい、
ホットココアを飲んでもらうことにした。

そして、今後の対策に関して、相談されたのだが、
状況を聞いてみると、どうもこうも、お金が無い状態なので、
この宿の無料インターネットを使って、家族と連絡を取ってアドバイスをもらいつつ、
また、韓国の大使館や領事館にコンタクトを取ってみるのが良いのでは、ということを伝えておいた。

そして、早速メールを打ってもらい、その返信を待つことに。

盗難の対応に関して、馴れてしまっている自分もどうかと思うが、
こうしてアドバイスが出来るのは良いことだ。


その後も、しばらく部屋で話を聞きながらも、
とりあえず今日行える対策は取ったので、0時過ぎに、みんな寝ることに。

 | トップへ戻る |  古い日記へ>>