2011年3月2日(水) イナリ滞在(7日目) <イナリ泊>

  1. 2011/03/13(日) 12:53:14 
  2. カテゴリー:フィンランド Finland(世界一周後) 
  3. コメント数:3
  4.  【コメントの閲覧・作成
朝、8時に自然に目が覚めてしまった…。

まだ睡眠時間2時間なんだけど…眠い…というか、徹夜明けみたいな頭の重さ。

なんで目が覚めてしまうのだろう、と考えてみたのだが、
カーテンを閉めているものの、窓から光が入ってくることから
目が覚めてしまうのかもしれない。

日本の普段の生活だと、
真っ暗(遮光カーテンか雨戸)で寝るタイプなので…(笑)

そんなわけで、さすがにもう一度寝てみた。

が、9時にまた自然に起きてしまった。
もう一度…と思い、今度はまた10時に起きてしまう。

ダメだこりゃ。

というわけで、頭が重くて仕方ないが、
開き直って、起きて活動開始することに。

ふー。

今日はもうイナリ滞在最終日。
あっという間の1週間だった。

本当に1週間滞在したのかな、という気がする。

充実していたから早く感じたのか、
何もしなかった(することが限られていた)から早く感じられたのか、
何だろうね、不思議。

荷物の片づけを少々…と思いつつ、
昨日の部屋移動で、ある程度片付いていることもあるので、
すぐに終了。

11時30分頃、ドアがノックされたので出てみると、
宿のスタッフで、2時までに1階の事務所にいるから
後で、お金の清算に来て頂戴、とのこと。

はーい。

その後は、昨日のオーロラの写真を整理することに。
写真では、肉眼で見た光景を再現できない(限界がある)ことがもどかしいが、
撮りまくった写真の数々は、
即席のコンパクトデジカメにしては、良く頑張ったほうだと我ながら思う。
オーロラを見れた、という記憶は、この写真を見れば思いだせる。良かった。

今回、旅の日記をブログに掲載しているが、
昨日のオーロラは、大変だけど、良い写真を全てブログにアップすることにした。

僕だけでこの感動を味わっていても仕方ない、
ぜひ、みんなに共有したいという思いからだ。

さて、13時頃になり、
そろそろ事務所にお金を払いに行くか…と下りていくと、
おお、先日、イヴァロ空港に車で迎えに来てくれたおばさんと遭遇。

昨日、オーロラが綺麗に見えたことを伝えると、
それは良かった〜!と喜んでくれたのだった。

さて、事務所はというと、2時まではいるといったのに、
既にスタッフが外出中。

この自由さがたまらない(笑)

おばさんが、
「また30分〜1時間程度で帰ってくると思うから、伝えておくよー。」
と言ってくれた。


というわけで、部屋に戻って、
今度は昨日の記憶が鮮明なうちに、日記に書き残すことに。

日記を書いていると、感動が蘇ってくる。
本当に、あの感動を他の人達とも共有したいものだなぁ…。

1人旅は自由気ままで楽しいのだけれど、
いつも、感動する場所や景色に出会う旅に、
これを自分1人で味わっているのが、申し訳なくも思え、
この光景をそのまま伝えられないものだろうかと思ってしまう。


さて、時間は14時前、再び事務所に行くと、
まだ帰って来てない(笑)
自由だなー、本当に。

結局、15時過ぎまで部屋で過ごしてからもう一度行ってみると、いたいた。

そして、お金を支払うことに。


55ユーロ(ルーム5・キッチン無し・朝食込み)×5泊

63ユーロ(ルーム1・キッチンあり・朝食無し)×2泊

50ユーロ(イヴァロ空港→イナリ車の迎え)
-
27.5ユーロ(「hostelworld.com」のデポジット※)
=
423.5ユーロ

※「hostelworld.com」で予約すると、
予約料金全体の10%をデポジットとしてクレジット決済されるが、
それは、現地の宿の清算時は、差し引いての計算になる。
どうも、キャンセルすると、このデポジットが帰ってこないそうな。

その分、hostelworld.com」では、
キャンセル可能にする(デポジットを次の予約に再利用できる?)
というオプションが1ユーロで付けられる。
今回、予約時に、使わなそうだけど、
一応、1ユーロだったら、ということで、リスクヘッジに付けておいた。



さて…
清算の際に、明日の帰りの交通手段について相談してみた。

また、イヴァロ空港までの車の送迎を頼むと、片道50ユーロ必要。

でも、バスの時間を調べてみると、
イヴァロまでバスで行って、そこでタクシーに乗り換えて
イヴァロ空港まで行く方法でもいけそうだ。

ただ、問題はイヴァロのバスターミナルで
タクシー乗り場があるかどうか。

宿のスタッフに聞いてみたが、分からないと言う。

ただ、近くにレストランやホテルがあるから、
そこに行ってタクシーを呼んでもらうように頼めばすぐに来てくれるとのこと。

うーん、うまく行くかなぁ。

自力で移動しても、差額は20〜30ユーロぐらいだから、
別に、車を頼んでも全然良いんだけど…

ネットで調べても全然出てこない、
イヴァロのバスターミナルからタクシーに乗り換えという方法、
この是非を確かめてみたい、という旅人根性から、
車は頼まないで、自力で行ってみることにした。しんどいけど。

ちなみに、天候不順でなければ、
バスが遅れるということは、ほとんど無いらしい。
明日は天候も良さそうだから大丈夫とのこと。

確かに、3年前も、えらく正確にバスが来た記憶がある。


そんなわけで、清算を終えて、
また部屋に戻ることに。

天気はそこそこ良い、が、何も期待しないことに。
すぐに天候は変わるので…。

また日記を書き進めて、15時過ぎに、書き終えた。
と同時に、写真のアップをしていったのだが、これが大変。

画質を保つために、アップできるギリギリの1枚2メガに圧縮して
アップするのだが、いかんせん回線速度が遅い。

とはいえ、この感動を出来るだけ早く伝えたい…と思い、コツコツアップ。

15時30分頃に、ひと段落したので休憩を…
というより、寝不足&生活サイクルが乱れたことで眠い。

贅沢な時間の使い方を申し訳なく思いつつも、昼寝。

あー、1人旅で、
こんな時間の使い方、もう出来ないんだろうなーと、
我ながら思う。





◆窓の外を見ると、いつもはフィンランドの旗が出ているところに、
 サーミの旗が掲げられていた。今日は何か記念日なのだろうか。





◆余談だけど、この部屋の暖房器具には、お世話になりました。
 これが各窓の下について、熱気が出てくるんだけど、部屋がすぐに温まる。
 そして、洗濯物を前に置いておくと、すぐ乾く(笑)



…17時30分頃に、目が覚める。頭が相変わらず重い。
そして、日記のアップ作業の仕上げをして、アップ完了!

とはいえ、日本時間では夜中。今アップしても、誰も見ないんだけど…。


その後は、パスタを茹でて夕食を食べることに。
あと、リンゴもむいて食べて、これで昨日買った食材全て終了。計算通り。

18時30分時頃になり、昨日の教訓を生かし、
すぐに外に出られる臨戦態勢を整えることに。

ある程度の上下の着込みと、ホッカイロの準備を。
同じ失敗は繰り返さないぞ。


あとは、最終日ということもあり、
名残惜しいので、最後にスーパーに行ってみることに。

このスーパーとは、世界一周の時から入れると、もう12泊目。
だいぶ長い付き合いに思えて来た。

そして、スーパーの中を歩き回ったが、どうも、買いたいお菓子は見つからず。
ビールも買おうと思ったが、眠くなるので却下。

そして、迷ったあげく、
買ったのは、セロハンテープ(笑)


目的は、デジカメにホッカイロを貼り付けることと、
行きの飛行機で無くなってしまった、
トランクケースを締めるベルトの代わりをするため。





◆デジカメにホッカイロを貼り付けてみた。
 これで、外に出た時に寒さで電池が急速に減ってしまう現象を防げる(はず)



こうして、臨戦態勢が整ったところで…
何をしようかな、と思ったのだが、特にすることが無い。

というより、何だか眠い。

なので、ひとまず、今日(3月2日)の日記を途中まで書いておくことに。


パソコンで音楽を流しながら書きすすめたのだが、
こうしてゆっくり音楽を聴くのも久々な気がする。

世界一周中に聞いてた、懐かしい曲を聞いてみたのだが、
いやー、何だか、あの頃を思い出す。

「Def Tech」とか、「BIGIN」、「LOVE PSYCHEDELICO」とか…
あと、意外に懐かしい、「コブクロ」の曲である「轍」。

あー、確か、スペインのバルセロナで、
マドリッド行きの深夜列車を待つ時に、聴いてたっけ…何て思い出しながら。

あの旅が、約3年前の出来事とは思えない。
もう何十年も前の話のように思える。

3年という月日は、果たして、長いのか、短いのか。
それが良く分からない。


そういえば、
最近、時間の感覚が失われているように思える。

良く、歳を重ねるごとに、
時間の流れが速く感じるようになる、と言われるけれど、
本当にその通りになっている。

10歳〜20歳までの10年と、20歳〜30歳までの10年は、
全く体感する長さでは違う。
後者のほうが、とてつもなく早く流れたように思う。

そういえば、(小さい頃に家族で行ったのを除いて)
僕が初めて海外に行ったのは、
22歳の時、2002年のワールドカップの開幕戦を
韓国に見に行った時のことだ。

あれから9年が経とうとしている。
遠い昔の話ではあるが、
でも、そうとは全く思えない気がする。

絶対的な時間の尺度と、
相対的に感じる時間の感覚が
どうも合致しない。

これからの10年、20年も、本当にあっという間なんだろう。
あの時は若かった…なんて、
今の時点では、20歳の頃のことを思い出すけれど、
10年後は30歳のことを、20年後は40歳のことを、そう思い出すのだろう。

わかっているけれど、今は今、そして、その時はその時で、
日々、感じていくことがあるのだろう。

頭では分かっているけれど、実感として、
その時間の流れの早さを、今回の旅で再確認した。

そして、僕はそれに対して何もできない、
ただ、目の前の毎日をしっかり、誠実に生きていくことしかできないんだと、
改めて思った。

今日を誠実に生きずして、これ以上の今日を求めても意味が無い。


…こんなことを、ゆっくり考えられるのも、旅のおかげだと思う。

そして、こうして日記を書きながら思うのが、
日記を書くのは時間がかかって大変だけれど、
記憶を残す、ということ以外にも、
物事を振り返ることができ、考えが整理できるという一面があると思った。

本当は、毎日短くても良いから書くべきなんだろうけれど、
なかなか、日本で忙しく毎日を過ごしていると書くことがおろそかになる。

というより、ほとんどが仕事の時間だから、
それに関しての日記というのは、どちらかというと、業務的な日報に近づく。

それも良いのだけれど…

余談だけれど、
マクドナルドの代表取締役の原田泳幸さんが、とあるインタビューで、
「大事なのは、オンとオフのけじめがあること。
 自分の時間はすべてビジネスアワーだと思って働けという
 経営者もいるようですが、私はそうは思いません。
 仕事と趣味と家族と過ごす時間の、
 どれが欠けても充実した人生は送れませんし、
 仕事一辺倒ではクリエーティブなひらめきも生まれないでしょう。」
と言っているのだが、
最近、本当にそうだよな、と感じるようになってきた。

原田さんのように、実績を出して地位を築いている方のような能力が
自分にはまだ無いので、まだそれだけのバランスを保つことは難しいが、
でも、やっぱり、一生は一度だから、
仕事もプライベートも、両方充実させたい、と思う。

その意味からすると、僕はまだまだ、甘い生き方をしていて、
仕事も、プライベートも、本当に真摯に向き合っているのか、というと
そこまで出来ていないのかもしれない。

全てはバランスだと思うが、こういう感覚を忘れないようにしたい。
一方で、仕事は仕事で全力を注いで、結果を出していきたい。

仕事を頑張る人生から、仕事を頑張らない(リタイアという意味で)人生への転向は出来るが、
仕事を頑張らない人生から、仕事を頑張る人生には戻れないと思うから。


いろいろ話が脱線したが…
15分置きに、窓の外を眺めがら、過ごすことに。

23時過ぎになり…
外を見ると、おお、少しずつオーロラの予兆が出始めた。

予想通り、昨日と同じぐらいの時間帯に出始めた。
既にある程度準備は出来ているので、外に出る支度を済ませて
早速、外に出てみることに。

外に出てみると、強風が吹き荒れている。
気温は2度なので、厚着をしていれば寒くはないのだが、
真っ暗な林を通り抜けようとすると、
ゴーゴーと木々が揺れる音がして、結構恐い。

そして、いつもの観賞ポイントへ到着。

空を見上げると…昨日に比べると、
力は弱いが、遠くにオーロラが見え始めている。

これまで覆っていた分厚い雲が、だんたんと晴れていって、
星が見え始めている。これは期待できそうだ。

その後、30分ほど、写真を撮りながら様子を見てたが、
雲はだいぶ晴れて、星空が綺麗に見えている。

しかし、オーロラの勢いが、昨日ほど無い。

うーん、これは、あまり盛り上がらないまま終わってしまうパターンか…?

とりあえず、肉眼では薄くしか見えないオーロラに向かって、
写真は撮り続けることに。

今回新たに導入した、カメラにホッカイロを貼る作戦は、
多少強引なものの、電子の消耗をおさえることができたような気がする。

また、今回持ってきたカメラは、
星空モードというモードで60秒間、撮影にかかるのだが、
その後、また60秒間、画像処理?にかかって、次の写真が撮れないのだが、
その画像処理時間中は、わざわざ三脚からカメラを外して、
ホッカイロ×4個を入れたポケットで、カメラを温めるようにしてみた。

結果的には、昨日は約2時間で終了した電池が、約3時間長持ちした。


さて、それはさておき、
オーロラはというと、どうも、力が強まりそうなところで、
すぐに弱まってしまう、という繰り返しの状態。

ただ、30分に1回ぐらい、
結構強い光を帯びることがあるのだが、
これも、数秒で風に吹き飛ばされるように、消えてしまう。

でも、その綺麗なオーロラが一瞬見えるだけでも、
最終日に、お別れの意味で、
オーロラが最後の力を振り絞ってくれているようにも思えてくる。

こうして、1時頃まで見ていたが、
今度は、悪いことに、また雲が出始めてしまった。

こうなると、オーロラは見えなくなる。

そのタイミングで、オーロラが少し力を増して来たこともあったが、
雲が出てきているので、綺麗に見えない…悲しい。

1時30分になると、もう雲がほとんど空を覆ってしまい、
全然オーロラが見えない状態に。


今日はもうダメか…と思ったが、
昨日の教訓もあるので、2時まで粘ってみることに。

すると、最後の15分で、
昨日には及ばないが、勢いのあるオーロラが出始めた。

毎回、数十秒ではあるが、
カーテンのように揺らめく姿を見ることが出来た。

それは、雲の合間から見えることもあり、
ボヤーっと霧がかったような、
何だろう、お風呂に白い入浴剤を入れた時のような、
じんわりした光の動きに見えた。


また、こうしてオーロラを見に来ることができるのは
いつの日になるのだろうか。

最後に輝いたオーロラを見終わると、
そのまま、オーロラは勢いを無くして、
固まった雲がちぎれていくように光を失っていった。

そして、雲が空を埋め尽くしていった。

こうして、2時30頃に、オーロラ観賞を終えることに。


今日撮れたオーロラの写真をまとめて紹介します。





◆1





◆2





◆3





◆4





◆5





◆6





◆7





◆8





◆9



今日は、とにかく風が強いこともあって、
約3時間外に出ていたが、だいぶ疲れた。

そして、3〜4階、カメラの三脚が風で倒れてしまい、
カメラが雪の中に何度も埋まってしまった。

これが最悪で、カメラに雪がべったりついてしまい、
手袋とホッカイロを使って雪をはらって拭いたのだが、
何とか撮影は続けられたものの、
カメラのレンズのカバーが、閉まらなくなってしまった…

世界一周を経て、今回の過酷なオーロラ撮影、
さすがにボロが出て来たような。
良く頑張ってくれているカメラに、感謝。


3時前に部屋に帰ると、もうぐったり。

でも、明日(というか今日)の午前中に出発だから、
すぐに出発できるよう、
荷物の準備を完璧にしておくことにした。

先程買ったセロハンテープで
トランクケースも開かないようにベタ貼り完了(笑)

シャワーを浴びて、荷物整理をして…
寝ることが出来たのは、5時前だった。

2011年3月1日(火) イナリ滞在(6日目) <イナリ泊>

  1. 2011/03/03(木) 00:42:31 
  2. カテゴリー:フィンランド Finland(世界一周後) 
  3. コメント数:0
  4.  【コメントの閲覧・作成
8時30分頃起床し、荷物の整理を。
今日は、同じ宿で、ルーム5からルーム1への移動日。

散らかった部屋を片付けていくと、何だか気分もすっきり。
5日間お世話になったルーム5ともお別れ。

荷物の整理を終えて、10時頃になり、
1階の事務所へ行って、スタッフに声をかけた。
すると、明らかに寝起きのスタッフ登場(笑)

眠そうに部屋から出て来たと思ったら、
靴もはかずに外に出てヒョコヒョコっと歩いて鍵を取りにいった。
この女性スタッフ、何だか不思議な感じで面白い。

さて、ルーム1の鍵をもらうと、
「あとは自由に荷物移動してちょうだいな。」ということなので、
早速、ルーム1へ荷物を移動。

すると…
おおお!ルーム1、いいじゃーん!
綺麗なワンルームの部屋、といった感じ。
窓も3方向についていて、太陽の光もばっちり入る。
そして、空の様子もしっかり確認できる。

テンションがいきなり最高潮に。
いやー、この部屋いいねぇ!




◆かわいらしい部屋の雰囲気そのままに、
 各種設備も揃っていて、ナイス。





◆キッチンと冷蔵庫もばっちり。
 食器も揃っている。





◆ベット周りもおしゃれ。
 窓から空も見える。完璧。





◆部屋に光の玉が落ちていたので拾っておきました。
 …ジョークです。



いやはや、この部屋は、普通に住めるんじゃないか?と思えるほど。
1人でこの部屋を占有して、自由な時間が過ごせるなんて…贅沢だ。


さて、荷物移動を終えると、
外に出かけることに。

今日は、1km先にある、サーメ博物館(SIIDA)に行くことに。
天気も良かったので、靴はスニーカーで歩いていくことに。

イナリ滞在2日目に、街歩きで途中まで歩いて来たけど、
あれがもう、だいぶ前の話のようだ。

15分ほどで、博物館に到着。




◆サーミ博物館(SIIDA)に到着。立派な建物。



入場料は、9ユーロだった。
平日だったが、ちらほら人も入っていた。

博物館はというと、サーミ人という、
ラップランド(スカンジナビア半島北部からコラ半島に渡る地域)の
少数民族の一つであり、この地域に住む民族の歴史や生活を紹介している。

その他、ラップランドの四季についても展示がある。

それを見ていると、夏や秋も、
とても魅力的な地域何だろうなと感じられ、
いつか、ゆっくりとその時期に訪れられたら良いなと思った。

博物館の3階には、レストランがあり、
ビッフェスタイルのランチが10.5ユーロだった。
(ランチタイムは、11時〜15時)





◆がっつり食べました。
 ジャガイモが入ったスープがとってもおいしい。



昼食を終えると、何だか眠くなってしまった…が、
帰り始めることに。

帰り際、入口の受付に、
ビジターセンターの窓口があったので、
ついでに、イナリからイヴァロまでのバスの時間を聞いてみることに。
すると、すぐに調べてくれたのだが、
博物館の外にも貼ってあった時刻表通りだった。





◆時刻表。左上がイヴァロ行きのバスの時刻。



明後日、日本に帰る時に、
また、宿から50ユーロで車で送ってもらうか、
自力で、バスでイヴァロまで行って
イヴァロのバスターミナルからタクシーで空港まで行くか
判断するための参考に。

これを見ると、11時5分発で、
「Hotel Inari」の向かいのスーパーからイヴァロ行きがあり、
それが11時40分着なので、
イヴァロ市内からイヴァロ空港までは15kmほど、
タクシーで10〜20分。

となると、イヴァロ空港13時30分発の飛行機であれば、
間に合いそうだ。

ただ、問題はタクシー。
日本のように流しのタクシーは無く、
ホテルで呼んでもらうか、タクシー乗り場でないと、タクシーに乗れない。

というわけで、イヴァロのバスターミナルにタクシーがあるのかどうか、
聞いてから最終判断しよう。

といっても、値段差は20ユーロぐらいしか変わらないから、
荷物も多いし、別に車で送ってもらうのでもいいんだけど…。

ついつい、貧乏バックパッカーの性分が出てしまう。


さて、博物館を後にして、
ちょっと寄り道して、博物館のすぐ脇の道から、
3年前に夜、歩いて行った小屋まで行ってみることに。





◆博物館から小屋までの道。
 3年前は、良くこんなところ夜来たな、恐すぎるぞ(笑)



片道、約300mほどの道なのだが、
何だか懐かしさと、天気の良さもあって、
すがすがしい気持ちで歩くことが出来た。

小屋までたどり着くと、その横から湖に出られたので、
恐る恐る出ようとしてみると、地面の氷に、
約50cmほどの割れ目を2つ発見!

覗き込むと、分厚い氷(1m以上ありそう)の断面が見えて、
なーるほど、こんなに凍ってるんだなと、実感。

しかし、これ以上進むのは危険なので、
湖には入らずに、戻ることに。





◆道の途中で撮った写真(1)





◆道の途中で撮った写真(2)





◆道の途中で撮った写真(3)



途中、「Hotel Inari」の斜め向かいのお土産屋に立ち寄ることに。





◆入口の屋根にはつららが下がっていた。



先日、一度立ち寄っておいたので、
なんとなく目星はついていたのだが、
それなりに品数が多いので迷った。

買い物を終えて、部屋に戻ることに。

ふー、結構歩いたので、
ちょっと疲れたので、昼寝するか…(贅沢な過ごし方…)
ということで、14時30分〜16時30分頃までウトウトと。

ちょっと寝すぎたせいか、頭が重い。

起床後は、スーパーに買い出しにいくことに。
今日からはキッチン付という部屋ということもあり
さて、何にするかと考えたのだが、
2泊しかしないので、あまり食材を買うこともできない。

ということで、結局、
世界一周時代と同じ、パスタにすることに(笑)

パスタ、トマトソース、ジュース、リンゴ、ビールを購入。





◆外は綺麗な夕日が出ていた。



部屋に戻ると、なんとなくビールが飲みたくなったので、
つい開けてしまった。





◆ビール片手にパスタを茹でてます。



さて、超簡素なパスタのお味は…
おお!これぞバックパッカーの味(笑)懐かしい。
久々に麺を食べた気がして、それがまた美味しい。

そんな感じで、夕食を終えて19時頃。

さて、外の様子は…と、部屋の電気を消して
窓の外を眺めるも、なんてこった、さっきまで晴れ間が見えてたのに、
やっぱりか…という具合で、分厚い雲が出現。
全く星が見えない。

天気予報では、夕方までは晴れ、夜から雪。

何だか、毎日このパターンのような気がして、
もうさすがに気力が無くなってきた。

というわけで、夜は、日記を書き進めることに。
途中、15分おきぐらいに、窓の外を眺めて空の様子をチェック。

しかし、一向に晴れる気配がない。
むしろ、雪がちらほら降り始めた。

うーむ。

しかし、過去の経験則からいくと、
雪が多少降ってくれたほうが、逆にその後晴れ間が出やすい気がする。

というわけで、希望を持ちつつも、日記を書き進める…。
が、21時、22時…と時間を経ても、全く雲が晴れる様子がない。

オーロラが出やすい時間帯は23時頃までと言われている。
もうだめか…23時を回り、変化が訪れない状況。

なぜか、またお腹が空いてきたので、
追加でもう一度パスタを茹でることに(笑)

0時、空は全く変化していない。
6日間チャンスがあって、惨敗か…。

0時30分、もう目が疲れて来たので、
今日は寝ますか…と思い、電気を消して、
ベットに入る前に、最後に窓を見てみることに…。


すると…


あれ!!!???


ん!!!???


おおおお…

おおおおおおおお………

うわぁああああ!!!!!!


出てる、オーロラが出てるぞーーーー!!!!

遠くに、この6日間では最高の力で
オーロラが揺れ動いているではないか!!!!!!

なんてこった!!

パニック状態。

どうするか、外はマイナス2度。

今の服装は、長袖Tシャツに、
ももひき、靴下すら履いていない無防備状態。
このまま飛び出たら死ぬ。

しかし、服を着ている間に、オーロラが消えてしまうかもしれない。

さて、どうする!?

電気を付けたらオーロラが見えづらいけど、
電気付けないと荷物が見えない。

そんなこと自体で既にパニック。

焦って、まず取った行動は、
三脚にカメラをセットして、窓を開けて、
ベットの上に三脚を置いて、写真を撮り始めることに。

同時に、暗がりの中で必死に最低限の服を着始めた。

うおおお!!!やばい、急がないとやばい!!





◆これが、窓ごしに撮ったオーロラの写真。
 みるみるうちに光の筋が延びていく。



ズボン3重+上着4重だけ着こんだところで、
三脚を持って部屋を飛び出ることにした。

うおおお!!!林の中を猛ダッシュ。
息が切れてしんどいし、足を取られて湖手前の坂を
滑って転げたりでもう大変。

とりあえず、いつもの観賞ポイントである湖に到着したが、
空を見上げると、どんどん力を増していくオーロラの姿。



うわぁぁぁああああああああああ!!!!!!!!!!
すげぇぇぇーーーーーーーー!!!!!!!!!!!

我を忘れて、写真撮影がしやすい場所まで猛ダッシュ。
もう湖の氷が割れる危険とかどうでも良い状態。絶対に撮る。

三脚をセットして、すぐさま撮影開始。

来たぁぁぁ!!!!!!!!!!

そうこうしている間に、

オーロラはさらに力を増してきた。

これは、僕の過去見たオーロラの中で、最大のパワーだ。
自分の予想をはるかに超える光の大きさと、その成長度合に、鳥肌が立った。

それはもう、恐怖を覚えるほどの、
迫りくるような光。

あまりの押し寄せる力強さに、
立っていたが、腰が抜けて、後ろに尻もちをついてしまった。



すごい…すごい…すごい…
もう言葉が出ない。すごい、すごすぎる。
本当にすごい。

光の筋は大空を駆け巡り、どんどん形を変えていく。

濁流が流れるように、竜が動きまわるように、
またまた、カーテンが強い風に吹かれるように、光が揺れ動く。

凄まじい。

あっという間に大空いっぱいのオーロラが広がり、
もう、地面に寝そべっても、視界に入りきらない。

しかも、光の筋は一本だけではなくて、
いたるところに複数出ていたり、揺れ動いている。

本当に、空一面にオーロラが出ているような状態。

こんな素晴らしいオーロラがあったのか。
自分のオーロラのイメージをはるかに超えるオーロラがそこにあった。


「ありがとう…本当にありがとう…」
オーロラに対して、その言葉しか出なかった。


まるでオーロラが生き物であるかのように、
僕が6日間待ち続けたことに対して、申し訳なさからか、
または、このイナリにオーロラを見るためだけに訪れたことに対する、
もてなしからか、本当に生きているように、オーロラが動いてくれている。

そして、過去の経験では、
これだけのオーロラの爆発は、
5分〜10分程度で終わってしまったので、
もう、すぐにこれは消えて無くなってしまうんだろうな…と、
感動を覚えつつも、すぐに終わってしまうであろう光景に、
まだ終わらないでくれ…と心の中で祈っていた。

すると、何と、このオーロラ爆発は、
何度も繰り返し、約1時間ほど続いたのだった。

またか、またか!と、
何度も強い光のオーロラが出るために、
もう嬉しくて嬉しくて仕方ない。

そして、今日は新月(満月の反対)といって、
月が全く見えない日なので、空が暗く、その分、オーロラが引き立つ。

もう、これだけの条件が整ったオーロラが見えるのは、
本当になかなか無いと思った。奇跡に近い。


空一面のオーロラ。
そして、満天の星空。
オーロラの光越しに、時おり流れる流れ星…。

こんな贅沢なショーが見れるなんて、本当に幸せだ…。

ずっと、言葉を失ったまま、
写真を撮り続けながらも、空を見上げていた。

以下、撮り続けた写真を一挙紹介します。

写真では、全く持って、
肉眼で見えた光景を伝えきれない…というのが
本当にもどかしいですが、
コンパクトデジカメで、良く頑張ったほうだと思います…。
お楽しみください。





◆1





◆2





◆3





◆4





◆5





◆6





◆7





◆8





◆9





◆10





◆11





◆12





◆13





◆14





◆15





◆16





◆17





◆18



ちなみに、
後で写真撮影の時間を見てわかったのだが、
0時45分から撮り続けたオーロラ写真は、
約1時間ほどがピークだったが、その後1時間も強い光が出ていて、
2時45分まで、出続けたのだった。

我を忘れて写真を撮り続けていたが、
さすがに防寒具も少なく、ホッカイロも無い状態のため、
足先も凍るように冷えてきた。

そして、今回、予備バッテリーすら持ってきていない
というか買わないと無い)状態ということもあり、
約2時間、寒空の中撮り続けたデジカメの電池がついに切れた。

何てこった…確かに、オーロラは弱まってきているけど、
ギリギリまで撮り続けたい…

そう考えて、ダッシュで一度宿に戻ることに。
そして、充電をしつつも、ホッカイロを開けて準備を。
防寒具も少し多めに足しておいた。

ちなみに、先程、部屋を飛び出た時に、よっぽど焦っていたのか、
窓が完全に空いたままの状態になっていた(笑)

そして、約15分ほどの滞在で、すぐに再び湖へダッシュ。


オーロラは弱い力ではあるが、
引き続き、空一面にモヤモヤと出ていた。

その後も、約1時間ほど、写真を撮り続けていった。

強い光のオーロラが終わった後は、
薄い雲のように、肉眼では見えるのだが、
良く見てみると、凄まじい勢いで、形を変えている。

また、何と表現したらよいのか、
光を出すクラゲがじわじわと体の色を変えるような…
すごい早いスピードで、ジワジワと光が強くなったり弱くなったり、
また、かき混ぜたコーヒーにミルクを入れると
グルグルとミルクが弧を描くようになるが、
まさにあのような状態というか…

とにかく、生きているように、
また、遊んでいるように、オーロラが形を変えていくのが見えた。

こんな姿を見たのは初めてで、
それが空一面に広がっているものだから、
何とも不思議な光景だった。

その後、またカメラの電池が切れて、ついに力尽きた。

しかし、いつまで見ていても飽きない。
そして、またこうしてゆっくり時間を取って
オーロラを見に来ることは、なかなか無い(もう無いかもしれない)ので、
しばらくの間、ずっと空を見上げていた。


本当にありがとう…オーロラ。

体も限界に来ていたので、
名残惜しかったが、湖をあとにすることにした。

まだ、弱い力のオーロラは出続けていた。
きっと、夜明けまでずっと出ているのだろう。

帰り際、「Hotel Inari」の電光掲示板を見に行ったのだが、
何と、時間は4時20分!

部屋を出てからそれまで、
全く時間を忘れて夢中で動いていたので、驚いた。

0時30分から、約4時間も、オーロラを見続けられたなんて…。奇跡だ。


部屋に戻ると、達成感と疲労とで、放心状態。

いやった…。本当に良かった…。
今回の旅で、オーロラが見れて本当に良かった。

見れない覚悟はしていたし、
心の中では、見れないと思っていた。


でも、結局、オーロラは全てを知っていた。
そして、僕に大切な教訓を教えてくれた。

______________

1)
最後まであきらめなければ、夢は実現するということ。
→6日目にして、どこかであきらめかけていた自分がいたことを深く反省。
 でも、最後に窓を眺めたことは、唯一認めてもらえるところか。
 最後まで粘っていれば、必ず何か返ってくるものがある。
 それが夢の実現であれば最高だが、そうでなくても、必ず何かが返ってくる。
 それを教えてくれた。


2)
チャンスを常に伺い、チャレンジすること。
→今日、幸いにして、オーロラが見れたが、
 これまでも、もっと出来たことがあったかもしれない。
 1日目〜5日目も、夜中に晴れ間が出てオーロラが見えたのかもしれない。
 今日も、寝る準備をしている間の0時過ぎから、
 既にオーロラが出ていたのかもしれない。
 オーロラだけでなく、世界中にはチャンスが転がっているはず。
 本当にそれを見つけようとしているか、チャレンジしているか、
 その視点を忘れないようにしたい。


3)
チャンスをつかむためには、常に準備を怠らないこと。
→(部屋で過ごしていたこともあるが)
 今日はもう見れないと油断し、すぐに外に出られる状態が出来ていなかった。
 そこで失った数分の間に、オーロラを見れたかもしれない。
 また、デジタルカメラ、その予備バッテリーの準備含め、
 今回のオーロラ旅行がたとえ直前に計画したことだとはいえ、
 もっと準備が出来たかもしれない。
 また、そもそも、それに備えるだけでなく、
 普段からメンテナンスをしていれば、旅行にも対応できたかもしれない。
 自分の甘さと怠慢を反映する機会を与えてくれた。


4)
自分が最高と思っていても、それを超えるものがまだ存在するということ。
→僕は、建築物・自然現象含めて、
 世界中を見て、自分で一番感動したのはオーロラだった。
 ただ、どこかで、その一番であるオーロラを、
 自分のイメージに留めていたのかもしれない。
 でも、今日見えたオーロラは、その想像をはるかに超えていた。
 自分の一番をはるかに超える事実を見た時の驚き。
 まだまだ、世の中には、知らないことや感動できることがたくさんある。
 勝手に自分のイメージで留まらせて終わらせないこと、
 行動を止めないこと。それを教えてくれた。


5)
理論や方程式で全てが成り立っているわけではないこと。
→北欧でオーロラが見やすい時間他意は19時〜23時と言われているが、
 今日見えたのは、0時30分〜4時30分。
 結局、結果が全てであり、その可能性まで捉えて行動すれば、
 オーロラを見ることが出来るということ。 
 その可能性を信じてトライすることの大切さを思い知った。

______________________


こうして、オーロラが教えてくれたことを心に刻みつつ…
シャワーを浴びて、眠りについたのは、6時前だった。

その時、窓の外を見てみると、
夜明け前の空の明るさになっていた。

その光に押されるように、
いつしか、オーロラは姿を消していた。

2011年2月28日(月) イナリ滞在(5日目) <イナリ泊>

  1. 2011/03/02(水) 06:53:25 
  2. カテゴリー:フィンランド Finland(世界一周後) 
  3. コメント数:0
  4.  【コメントの閲覧・作成
いつも通り。時差ぼけなのか、5時頃、一度目が覚める。
このまま起きたら、どんなに健康的な生活なのか…と思いつつ、
明らかに睡眠時間が短いだけなので、二度寝。

あ、そういえば、
仕事の夢を見なくなった(笑)

だいぶ、気持ちがリラックスしてきた証拠だろうか…。


8時前に起きて、しばし、日記を書き進め、
9時頃に「Hotel Inari」へ朝食へ。

今日はえらく混雑していて、
せっかくのビッフェスタイルも、
食材が底をつきつつある状態で、台無し。
というか、ホテルのスタッフが、食材追加する気なし(笑)

それはさておき、
今日は朝食時に、日本から持ってきた本を読んでみた。

「無駄に生きるな熱く死ね(直江文忠)」という本で、
何だか、朝から、えらく熱い題名の本なのだが、
メッセージ集のような、読むのには時間がかからない本なんだけれど、
これが、予想通り熱かった。

こういう本は、好き嫌いが分かれると思うけれど、
僕は、たまにこういう本を読んで、エネルギーをもらえる。

本を読んで無いと、いきなり熱すぎるメッセージなので、
何のことやら良く分からないと思うが、
本の中で、自分として刺さった言葉を記録するために、
以下の書き残しておく。

____________________

「お金持ちも貧乏人も、
 みんな与えられた時間も全く同じ。
 あなたには膨大な時間が残されている。
 だから、できない理由を探す方が難しい。」

「私が将来何者になるかなんて、
 まだ誰も知らないのだから。」

「感情の大きな揺れはときとして、
 新しい行動を起こすための原動力になる」

「それで本当に良かったかどうかは、
 すべて自分の主観になる。
 どちらを選んでも、その気になれば全部正解だ。」

「7割方いけると思った時点で行動に移す。」

「自分にとって気持ちのいい土地を選べ。」

「実績を出してしまえ、面倒だから。」

「マイナスはない。あっても無視しろ。」

「自分に乗り切れないピンチは、
 自分の前には現れない。」

「見た目を磨くことは、
 自分と関わる人たち全員に対する思いやり。」

「時間とは命そのものである。」

______________________
 

さて、本を読んだことでパワーをもらい、
部屋に戻ろうとしたのだが…
お、天気が良いぞ!これはこの5日間で、一番良い天気だ!





◆青空が見えるだけで、すごい元気が湧いてくる。
 青空の力、そして、太陽の力は絶大だなと、改めて思う。
 自然にワクワクしてくるし。



よし、これは外に出るしかない!ということで、
部屋に戻って着替えて、外に出ることに。





◆部屋の窓から外を見ると…
 あれ、スーパーの屋根を歩いているおじさん発見(笑)


外に出ると、いつもの、オーロラ観賞ポイントへ。
夜に見ている林や湖とは思えないほど、
昼間は明るく、恐い印象が無い。そして、距離感が近く見える。

夜と昼で、同じ景色でも全く違う表情が見えるのは、不思議だ。


林を抜けて、その場所へ着くと、
天気が良いこともあり、視界の開けた湖に感動!





◆これが湖に下りる手前。
 向かって左側の坂から下りる。
 向かって右側が、僕がお気に入りの
 ブログにも何度も登場している木。





◆これがいつも、オーロラを観賞している、湖。
 冬場のため、凍結しているので上を歩ける。
 カメラのレンズに砂が入っているせいか、
 毎回、写真に黒点が出てしまうのが痛い…


湖の上に降り立つと、
天気の良さにテンションが上がり、
写真をいろいろ撮ってみることに。





◆自分の影を撮ってみた。





◆湖にたたずむ自分。
 いつもこんな感じで、夜は、ひたすらオーロラを待ってます。





◆太陽の光を浴びてパワーアップ中。





◆寝そべってみた。





◆寝そべってみた跡。





◆自分の足跡を撮ってみた。



ひたすら三脚を使っての撮影。
世界一周中はあまり出来なかった、自分撮りを連発。

かといって、別に、自分が好きで、自分を撮っているわけではない。
自分を好きな人がいるから、自分を撮っているのである。

と、自分に言い聞かせて撮っている(笑)


さて、一通り撮り終えたところで、林に戻り、寄り道しながら、
天気の良いイナリの自然と風景を撮影していった。





◆林の木々の間から、太陽の光がもれている。





◆お気に入りの木と、2ショット写真を撮っておいた。
 すごい雪の深さ。 



本当にすがすがしい気持ちになれた時間だった。

やっぱり、心理的に与える要因として、天気は重要かもしれない。
一日、曇り空だと、どうも元気が湧いてこない。
一方で、太陽の光を浴びて、青空を見ると元気になる。
不思議なものだ。


それはそうと…

今回、イナリを訪れたのは3年ぶり。

林を抜けた先にある、お気に入りの木とも
3年ぶりの再会だったが、次に会うのはいつだろうか。

3年は、あっという間だったが、
この3年で、様々なことが起きた。
確実に、時間が流れて、変化が起きていった。

自分が3年前と比べて成長したのかどうかは分からない。

ただ、分かるのは、出逢いと別れがあったということ。

きっと、生きていく上で、確実なことは、
自分がどう変化したり、成長していくとか、そういう曖昧なことではなくて、
出逢いがあって、別れがあることなんだなと、思った。


あと、3年×20回もすれば、
僕自身がこの世からいなくなっているかもしれない。

そう考えると、このお気に入りの木のほうが長寿なんだな。
(伐採されたり、枯れてしまったら別だけど)

本当に、人生ってあっという間。


今日、この見ている素晴らしい風景を、
自分だけで留めていることが、とても、もどかしく思った。
本当は、他の人にも見てもらいたい、
この場所に訪れてほしい。

そう思った時に、ふと、頭に浮かんできたこと。

____________

自分が歩けるうちに、自分をその場所に連れて行こう。

自分が歩けるうちに、大切な人をその場所に連れて行こう。

大切な人が歩けるうちに、大切な人をその場所に連れて行こう。
____________


きっと、この先の5年後、10年後は、
また全く違った状況になっているだろう。
だから、今できることを、今やっておかないとね。


さて…

散策を終えて、部屋に戻ることに。





◆宿の隣の牧場にいる馬とも記念撮影を。
 これ、三脚+セルフタイマーで撮ってる。
 すごいでしょ(笑)


部屋に戻り…
残っていた食材で、昼食を食べることに。

その後は、日記を書きすすめた。





◆どうでもいいけど、パソコンに向かう姿を
 また自分撮り(笑)髭もだいぶのびてきました。


そして、気づけば夕方に…
外は、相変わらずの良い天気。

これは期待できそうだ。





◆窓の外の風景。良い感じの天気にウキウキ。



そして、19時過ぎになり、
そろそろ出陣かということで、
服を着始める。

先日の経験をふまえて、最強の装備で臨むことに。

ズボンは、6重、
上着は、8重。
靴下は3重、
ニットは3重、
という無敵状態。

これで外気は0度だから、サウナ状態で熱いわけだ(笑)
たぶん、マイナス20度でも、余裕だと思う。



そして、いざ出陣!
と外に出て愕然…

曇ってるやんけ!?

何で!?さっき、ものの30分前までは、
あれだけ晴れていたのに!?

何てこった…

悪意すら感じる、この天候の変わり方。

マジか…

とはいえ、今日は戦うと決めた以上、行くしかない。
20時に宿を出て、林の中へ突撃。

昼にも訪れた観賞ポイントへ。

うーむ、しかし、どうもこうも、分厚い雲が…。

ダメだ。

もうこうなったら…ふて寝するしかない。





◆あまりの天候不順に、ふて寝。
 1時間ぐらい、ずっと寝そべってた。





◆湖沿いの街灯。
 空の雲(?)に、街灯の光が(?)あたって、
 オレンジ色に光っている。
 厚い雲、勘弁してくれ…。





◆夜になると、林が不気味な雰囲気を醸し出す。



ダメだこりゃ…と、21時頃になって、
宿に戻ろうかな…と思い始めたところ、
雲に少し切れ目が出来て、その先に星が見え始めた。

むむっ、この調子で行けば…という期待を抱き、
もう少し粘ることに。

うーむ、微妙。切れ目が出たと思ったら、
また雲がやってくる、この繰り返し。

その先に見える星は、相変わらずの満天の星空。

それがチラチラ見え隠れすることが、
本当にもどかしい…。


そして、22時を過ぎると、オーロラが出始めた。
出始めたといっても、力が弱いこともあるが、
何より、雲に覆われているので、もわーっとした光しか見えない。

そうはいっても、その方向に向かって写真を撮ってみる。





◆一瞬の雲の切れ目から見えたオーロラ。
 でも、薄い…。





◆雲の先に見えたオーロラを果敢に撮ってみた。
 薄い…けど、緑色が少し見えるのがわかるかな…。



こんな状態で、結局、23時まで粘って待っていたけど、
最終的に、分厚い雲に完全に覆われて、
オーロラも消えてしまい、終了…。悲しすぎる…。





◆帰り際、すぐ近くの教会を撮影。
 それぐらいでしか、この悪天候の悲劇を紛らわせることが出来ない。



部屋に戻ると、悲しさのあまり、
意味も無く、最強装備のBefor,Afterを撮ってみた。





◆Befor





◆After(笑)



さすがに、5日間で、この状態は悲しすぎる。

ネットでいろいろ調べてみたが…
確かに、イナリは天候が悪い時は悪いが、
それでも、オーロラを何日も連続で見れている人もいるようだ。

北欧は、暖流の影響もあり、
全般的に天候が悪いことが多いようだ。

それにしても、僕が訪れているときの確率は低すぎる。
もしや、場所の選定の失敗!?とも思ってしまう。

うーむ。

で、いろいろ調べてみて、オーロラに対して、
僕なりの結論が出た。




短期間の滞在(現地に3泊程度)で
オーロラだけを目的にするのであれば、北米が良い。

一方で、晴天率が低くても、個人旅行で、
自由気ままに街中でオーロラを見たい、という場合は、北欧もありだろう。

要は、旅のスタイルの問題かと。


ちなみに、個人的にオーロラを見るのに最高だと思うのは、
イエローナイフやフェアバンクスで、
まだそれほど寒くない9月中旬〜10月中旬ぐらいで、
個人手配旅行で、期間が4泊以上で長く取れて、
滞在先の宿のすぐ外から好きなだけ見られる環境、
かつ、費用がそれほど高くない宿や交通手段が見つかればベストだと思う。

フェアバンクスは、いくつかそういう条件の
ロッジがあることは確認できているがイエローナイフは不明。



さて、話を戻すと、オーロラ観賞をするうえで、
北米の都市としては、
カナダのイエローナイフが1番、アメリカのフェアバンクスが2番と考える。



イエローナイフは、やはり晴天率が高く、
実際、オーロラが見えた報告が多いように思う。

僕も、以前、一度訪れたことがあるけど、
確かに3泊して、3日とも晴天で、素晴らしいオーロラが見れた。

晴天率が高いこともさることながら、
街中では光が明るくて見えないので、
1時間ほどバスで移動して、観賞ポイントに行くのだが、
逆に、そこまで時間とお金をかけるからこそ、
良いオーロラが見えるんだなと、改めて思った。

ただ、個人旅行では手配が難しい(高い)こともあるので、
行くとしたら、2人以上で、ツアーで行くのが良いと思う。

というわけで、旅の途中だが、
いつか、オーロラを、ぽいんポイントで見に行きたいと思ったら、
また、イエローナイフに行こうと思った。

または、秋(9月)に、それ以外の自然も見る旅だったら、
アラスカのフェアバンクスに行こう。


ちなみに、北米は、
北欧に比べて気温が低い(11月〜3月は、マイナス20度〜40度にもなる)ことがネック。
(北欧は同時期でマイナス15度〜5度ぐらい)

このため、1月〜3月頃に、個人で現地に行って、
好きなだけ外にいて、オーロラを待つ、というのは厳しい。

実際、マイナス40度を体験したこともあるが、やっぱり寒い。
防寒具も、現地でレンタルしたものを身につけないときつい。

でも、ツアーで申し込めば、
観測小屋付きの観賞ポイントに連れて行ってもらえると思うし、
それであれば、観測小屋で温まりながら待機しつつ、
時おり外に出て、チャンスを待つことができる。

ただし、ツアーだと、観賞時間に制約があるのが難点。
もっと待ち続けたい…と思っても、バスの運行時間は決まっているので、
帰らなければいけなくなる。
でも、それなりに長く時間を取ってくれるが。


ちなみに、オーロラを目的にした時の、
北欧の良さといえば…
気温が暖かいことと、
北欧に訪れたことの無い人であれば、
ノルウェーであれば、ベルゲンとかソグネフィヨルド、
スウェーデンであれば、ストックホルム、
フィンランドであれば、ロヴァニエミやヘルシンキなどに立ち寄れることだろうか。


あと、乗り継ぎにもよるが、
移動時間が北米に比べて短時間で済むということかな。

それと、街中でオーロラが見える箇所が多いので、
個人旅行で気ままに過ごしながら、
気温を気にせず、好きなだけ観賞しやすい、というのは、北欧の良さかも。

その意味では、イナリは、
冬場であれば、宿から5分も歩けば、凍結した湖の上で
街の明かりがほとんど無い中でオーロラが見られるし、
イヴァロ空港からタクシーで30〜40分と、アクセスも良く、
日本人もおらず、何も無いので静かに過ごせて、
それでいて、スーパーが近くにあって品物が充実していて…
個人旅行には、お勧めだと思う。

でも、その分、晴天率が低いから、
時間が無いとオーロラを見るのは厳しい…良し悪しあり。

まぁ、結局、自分のスタイル次第ということだね。
何か、オーロラのことで考え尽くした気がする…。

以上、オーロラ観賞に関する、僕なりの見解でした。



でもまぁ、何というか、
チャンスはあと2日だけど、
最悪、このままオーロラが見えなくても、仕方ないと思うことにした。

こうして、以前訪れた場所にもう一度来るという体験が出来たし、
自分の好きな宿で、好きな時間を過ごせることが出来たし。
満天の星空も見れたし、素晴らしい自然にも囲まれた。
それだけで、とっても幸せな時間だったなと。

そのことに感謝しようと思った。


そんなことを思いながら、
1時30分頃に、眠りにつくことに…。

2011年2月27日(日) イナリ滞在(4日目) <イナリ泊>

  1. 2011/03/02(水) 04:56:22 
  2. カテゴリー:フィンランド Finland(世界一周後) 
  3. コメント数:0
  4.  【コメントの閲覧・作成
昨夜は2時に寝たが、6時頃、目が覚めてしまった。
まだ時差ボケなのだろうか。

頭が重いので、二度寝して、8時頃に起床。

さて、9時前になって、
「Hotel Inari」へ朝食を食べに出かけた。





◆外に出ると、曇り空の合間から、太陽が見えた!
 いや、それほどに、曇りが多いから…それだけで感動。



そういえば、昨日の朝食の際、
念のため、後半2泊の宿手配について、
今泊まっている宿で取れなかった場合を想定して、
「Hotel Inari」にも、
湖が見える側の部屋を仮押さえしてもらっていたのだが、
それは必要なくなったことを、スタッフに伝えたところ、
全然問題ないよ、という感じで、明るく返してくれたのは嬉しかった。


朝食後は、テーブルでしばし、
この後の数日の予定を考えることに。

とはいえ、キツキツでスケジュールを入れるような旅はしたくないし、
今回はそれをしないために、このイナリに7泊という予定を組んだから、
結局、スケジュールは大まかで、あとは自由に過ごそうと決めた。

あ、そういえば、このイナリに来て、
まだ日本人に出会っていない。

と思ったら、レストランにアジア人が!
ついに日本人と遭遇…と思ったら、中国人だった。

あれ、中国人でもイナリに…何て思ってたら、
きっと大間違いで、GDPもついに中国に抜かれたことだし、
もう時代は中国なんだろうな。

そのうち、このイナリもそうだし、
サーリセルカとかも、中国人だからけになるのだろう。

その頃には、日本人が逆に経済的に貧窮して
なかなか海外旅行に来れなくなったり…


さて、それは良いとして、
今日も気温は0度。結局、寒いのは初日だけで、
その後はずっと0度だ。

うーむ、暖かいのは良いのだが、ちょっと拍子抜けかな(笑)

10時に部屋に戻ると…うーむ。

何だか、昨日のオーロラ観賞(5時間)の外出の疲れからか、
朝食の満腹感からか、まだ何だか眠い。
というわけで、再び、うたた寝…(贅沢な過ごし方でごめんなさい)


12時に起床し、活動開始。

そろそろ、洗濯物が溜まって来たので、
風呂場で洗うことに(ほんとはダメなんだろうけど。まぁ許して下さい)

それにしても、世界一周の時もそうだったけど、
長袖Tシャツは、何でこうも洗いづらいのだろうか。
結構、粗い終えると、手が疲れる。
でも、この風呂場で洗う感じが、何とも懐かしい。

日本だと、洗濯機で楽してるからね、
こういう自分で洗う経験も、たまには必要かな。

ふー、洗濯を終えて、洗濯物を部屋の暖房前に置いて乾かすことに。


そして、何をしようかな…と思ったのだが、
うーん、何だろう、どうもパワーが出てこない。

何かに疲れているのか、何なのか、歳をとったせいなのか、
そんな自分が心配になったりする。

意外と、自由な時間を与えられると、
ダメなタイプなのかもしれない(笑)

しかも、フィンランドに1人旅という贅沢な時間。
日本では出来ないこと、ここでしか出来ないこと、何て思うんだけど、
この環境下だと、あまり慌ただしく観光するわけでもないし、
本も何冊か持ってきたけど、それもいいんだけど…
何て、変に考えてしまったり。何だろうね。

そんなわけで、どうも気分が乗らないので、
昨日作った、知人の結婚式用のムービーのクオリティを上げるべく、
コツコツと作り上げる。これはこれで楽しいんだけどね…。


さて、16時頃になり…
次は、エアメールを書くことに。

エアメールって、どう書くんだっけ…とネット検索してみる。
しかも、今回買ったのは絵葉書なので、宛先とかどう書くんだ…
ふむふむ、なるほど、分かって来たぞ。

絵葉書は、表面が絵で何も使えないとして、
裏面を利用して、向かって左側に文章を、
右側は、上から順に、
自分の名前・住所(海外の一時滞在先だと、自分の住所は書かなくても良いみたい)、
その下の中央部に、宛先の名前・住所、
そして、右下に「BY AIR MAIL」と書いて、
一番右上のあたりに、切手を貼ればいいんだね。


さて、エアメールを書き終えると、
夕食を買うがてら、スーパーに行くことに。





◆スーパーの入り口脇にポストがあるので、
 そこから投函!果たして無事届くのだろうか…。




◆スーパーで買ったジュース(ファンタオレンジ)がぬるいため、
 部屋に戻って、屋根の雪に直接置いてみた(笑)





◆また微妙なものばかり購入。
 「geisha」って、チョコが美味しいらしく、
 買ってみたが、至って普通だった。



買ってきた食材を食べつつも…
外を見るが、今日は分厚い雲が覆ってきて、全く見えない様子。





◆今日は、あまりにネタが無いので、
 雑然としてきた部屋の様子の写真をご紹介。



気ままに過ごしつつも、窓の外を見て空をチェック…の繰り返し。





◆こんな感じで机に向かいつつ…





◆窓の外を確かめる、という感じ。
 ちなみにこの自分撮り写真、三脚使って撮ってます(笑)



結局、分厚い雲は全く解消されず。オーロラは断念。
その後は、今回の旅の記録を残すべく、久々に旅日記を書くことに。

いやー、書き始めてみると、これが大変。

1日の日記に、約1時間かかる。
しかも、それから写真アップロードが大変。

これを世界一周中は、毎日分を書いたんだから、
本当にすごい!と自分で思う。
というか、やりすぎ。

たぶん、ゆっくりと旅日記が書けるのも、
これで最後…と、世界一周後に書いたけれど、
本当にその通りで、まぁ、今回、特別ゆっくりとした旅だから良いけれど
やっぱり無理だな。

かといって、ツイッターで「フィンランドなう」とか
つぶやく気にはなれない(笑)

というか、そんなんじゃ伝わらないし、
その行為自体に、僕としては意味が見いだせない…。


旅ブログは、
少なくとも、自分のためだけに書くのは無理で、
誰かが読んでくれるということや、
この旅で見たこと感じたことを伝えたい人がいる、
といった時に、始めて旅日記を書くパワーが出てくるんだと思う。

あの時、ブログを書き続けられたのは、
最初は、自分の記憶を形に残すために書いていたけれど、
途中からはそれだけじゃ続かなかったと思う。

たぶん、これって日記だけじゃなくて、
生き方にもそのまま当てはまるんだろうな。


自分のためだけに生きる人生って、限界があると思う。
やっぱり、誰かのために生きる人生のほうが、頑張れると思う。

そう思えるようになったのも、
この3年間の成長なのか?
いや、頭では気づいてはいたけど、
実感できるようになったのは、歳を重ねたからなのか…
なんて思いながら、
日記をコツコツと書き進める。

結局、何時に寝たんだっけ、覚えてないや。

というわけで、今日の日記は終了…です。

2011年2月26日(土) イナリ滞在(3日目) <イナリ泊>

  1. 2011/03/02(水) 03:43:20 
  2. カテゴリー:フィンランド Finland(世界一周後) 
  3. コメント数:0
  4.  【コメントの閲覧・作成
7時に起床…早速、外を見ると…まだ暗い(笑)
日の出は8時前ぐらいのようだ。

時差+風邪ということもあったが、
昨日の過ごし方があまりにもダラダラしてたので、
今日からは動かなきゃ!と思い立ち、
パソコンを立ち上げる…


なんでパソコンを、という感じだが、
そう、この旅の帰国3日後に知人の結婚式があり、
そこで流す映像(ムービー)を作成しなければいけないのだ。

いや、正確には、
作成しなければいけないわけではないのだが、
結局、そういう場があり、依頼されると、
やっぱり一番大事なイベントの一つだし
お祝いしてあげたいよね、と思うと作らざるを得ない性分なので…

でも、この映像(ムービー)作成は、
結構時間がかかるし、本当に大変。

結婚式場に依頼すると10万円以上から、なんて話も聞くけど、
確かに、真面目に作るとそれぐらい時間がかかる。

もちろん、自作なので
映像面でのクオリティはプロに比べたら下がるけれど、
まぁ、そうはいっても作るのはなかなか。

それを今日、このフィンランドで作り始めるとは、
何をやってるんだか…(笑)


さて、だんだんと日が昇って来て、
空が明るくなってきた。
この、日の出とともに空が明るくなっていく光景は、
早朝に起きたのだな、と実感させられる一瞬でもあり、
個人的には好きな光景。

9時前になり、作業を切り上げて、
「Hotel Inari」の朝食を食べに行くことに。

昨日からの風邪気味もあって、
ちょっと食欲は落ち気味。

というわけで、食べるのはほどほどに、
紅茶を飲みながら、窓の外を見つつも、ゆっくりと過ごす。

朝食後、部屋に戻る前に、
宿の1階の事務所部屋を訪ねることに。

前半5泊は予約済みだが、
後半2泊の予約がまだ出来てらず、部屋の空き状況を確認するためだ。

すると、スタッフがいたので、聞いてみると、
どうやら部屋の空きはあるようだ。

そこで、料金体系も分かったのだが、こういうことだった。

ルーム1,2(キッチン付き、2階)…朝食付き:68ユーロ、朝食無し:63ユーロ
ルーム4,5(キッチン無し、3階)…朝食付き:55ユーロ、朝食無し:50ユーロ

で、今泊まっているのは、ルーム5なんだけど、
空きがあるのは、ルーム1らしい。

キッチンがあるので、朝食は無しにして、
後半2泊はルーム1に泊まることに決定。

これで宿が全日程確保出来たことになり、一安心。


さて、部屋に戻ると、またパソコンに向かって作業再開。
フィンランドにまで来て、パソコンに向かってどうするの?というのは
自分でも思うが、そういう生真面目さが自分らしさ何だろうなーと最近思う。

仕事上、(とりわけ)経営者の人とお会いすると、たいがい言われるのが、
「本当に真面目だよね」ということ。

これって、たぶん企業のトップに立つ人には
あまり向いてないタイプなのかも、と思うけれど、
最近は、開き直って、「それが僕の強みなんですよ。」と思うようにしている。


さて・・・
窓の外を見ると、何と、3日目にして初の、晴れ間が見えてきた!
来たー!とテンションが上がる。





◆窓の外からの風景。ついに、3日目にして、初めて青空が見えた…


これは、このまま行けば、オーロラが見えるのでは?と期待しつつも、
そのまま作業続行、結局、18時頃まで作り続けて、
大方、完成。ふー、これで安心して帰国できる(笑)

さてさて、外を見ると…また雲が出て来た…





◆窓の外からの風景(18時前)
 また雲が出て来た。が、遠くに少し雲の切れ目が…
 この少しの光ですら、僕にとっては希望に見える。
 それぐらい、このイナリは悪天候が多いから。



19時を過ぎて、外に出る準備を開始。
今日の気温は、0度。
とはいえ、せっかく持ってきた防寒具を身につけないわけはなく、
最強の重ね着で臨む。

ちなみに、今回は撮影の強い味方、三脚を持ってきた。





◆三脚。そこに付いているのが、コンパクトデジカメというのが痛い(笑)
 世界一周の時は、8cmほどの3本のタコ足見たいなミニ三脚を使ってたけど
 このイナリでは、雪の地面の上にそれを置いて、
 寝そべって写真を撮ってたっけ。
 今思えば良くやったなー(笑)


そして、20時前にいざ、出陣!

空は先程の雲は吹き飛んで、だいぶ晴れている。
「これは、来るぞ!」と確信して、林の中に歩き進む。

宿から徒歩3分ほどで、もう観賞ポイントなのだが、
3年ぶりということもあり、場所を思いだしながら歩いてみる。

何だか、3年前には無かった新しい家が数軒建っており、
土地勘がわからなくなった。

それでも歩いていくと、ああ、確かこのあたり…という場所に到達。





◆その場所からの撮影。
 写真だと分かりづらいけど、星が綺麗!
 写真真ん中には、オリオン座が映っているのがわかるかな?





◆この小屋、とっても懐かしい。
 3年前に訪れた時は、この小屋の脇で、しばし風をしのいだっけ。



空を見上げると、どんどん雲が無くなっていき、
満天の星空が広がっていった。

うわー…っと、心の中でつぶやきながら、
本当に久々に見る満天の星空に、目眩がするような気もした。

イナリの街の光があるから、
砂漠で見るような満天の星空とまでは行かないけれど、
それでも、日本で見るような星空のレベルではない。
天然のプラネタリウムだ。

そして、遠くを見ると、うっすらと白い筋雲のような光が…
あれはオーロラだ!とすぐに分かった。

まだ弱い力なので、肉眼だと白い筋雲にしか見えないのだが、
今晩は来るぞ、と再認識。

ひとまず、試しに三脚を使って何枚か写真を取ってみるが、
何といっても、初めて使った三脚ということもあり、
使い勝手がわからない(笑)

それに慣れるために手袋外して操作してたら、
手がえらく冷えてしまった。

というよりも、それ以上にカメラが冷えてしまったことが心配。
寒冷地では、電池が瞬く間に無くなってしまうからだ。


さて、ドタバタしながらも、
ちょっとこの場所だと街の光が強いので、場所を変えることに。

3年前の観賞ポイントはどこから行くんだっけな…と探しながら
林を進むと、お、確かこのあたり…と思ったが、そこは、道なき道。

人が歩く道ではく、スノーモービルが通った道を進む感じ。

林は真っ暗なので、恐怖すら覚え、正直、恐い。
宿からたった300mほどなのだが、この恐怖は一体…。

ここでヒグマとか現れたら死ぬんだろうな…何て思いつつ、
こんなところで出逢うわけないんだが、
暗い林の中を、200mほど歩くと…

おお、そうだ、ここだ!と、3年前の観賞ポイントへ到達。


そして、3年前に、オーロラを待つ間、
ずっと寄りかかっていた木にも、再会を果たした。

「またいつか会おう」と最後に声をかけていた木。

それが、本当にまた自分がこの場所に来ることになるとは…

3年間という時間は、長いようで短かったのか、
まだ、3年前と比べてもそれほど大きくなっていない気がする。

「お久しぶり!元気か―!?」と心の中で声をかけつつも、
久々の再会にしばし感動。

自然と湧き出る自分の感情に、
木にも命があるんだなぁと、改めて思う。


さて、その木の脇には、スノーモービルが湖に降りる坂が。
そこを降りると、イナリ湖に降り立った。

冬場ということもあり、完全に凍結しているので、
歩くことができる。

とはいえ、3年前は、温度が0度以上が数日続いた時、
歩いていたらこの氷が割れて底が見えたことがあるので、慎重に歩く…。

あの時は、明らかにゴトゴト…と水と氷がぶつかるような音がしていたので、
耳を澄ましてみるが、全く音は聞こえない。

どうやら大丈夫そうだ。

さて、空を見上げると、完全に快晴になっていた。

満天の星空。そして、じーっと空を眺めていると、
流れ星が時折見える。(この日、計3回見えた)

そして、白い筋雲に見えるオーロラがじわじわ出始めているので、
早速、三脚を使って撮影開始。

力が弱いので、しっかり見えないが、
何とか写真にも写すことが出来た。





◆林の上に、緑色の光が見えるのがわかるかな?
 それがオーロラです。





◆湖沿いの街灯の光。さすがに音一つ無い湖の上に
 1人でいると、ちょっと孤独にやられそうになる。





◆空を見上げると…そこは満天の星空。
 試しに写真を撮ってみたら、北斗七星が撮れた!



久々に訪れたイナリ。
この静寂と、北極圏に訪れたという実感。
全く音は無いのだけれど、シンシンと、雪が息づくような音が聞こえる気がする。

そして、時折吹く風に、林の木々が震えて、
ゴォーっと唸るような力強い音がする。

この時間は、本当に貴重で、贅沢な時間だなぁと、実感する瞬間。

日本いると、日々に忙殺されて、
いつしか自分を再確認することも出来なくなるが、
ゆっくり深呼吸して、「大丈夫、大丈夫。」と、自分に言い聞かせる。

そうしていると、少しだけ、気持ちが楽になれた気がした。


最初、この場所に訪れた時は、
暗闇と林の木々の音に恐怖を覚えていたが、
しばらく経ってくると、だんだんとそれも無くなり、
やっと、落ち着いてきた。

良く覚えていないが、3年前は、恐怖なんて感じなかった気がしたけれど
自分も歳をとったのだろうか。

時間は21時30分を過ぎて来たのだが、
薄い白い筋雲状のオーロラは見えるのだが、
その活動がなかなか活発にならない。

これでは、完璧な(満足のいく)オーロラとはいえず、
だんだんと待っているのも疲れて来た。
というより、立ち続けていると腰が痛い(笑)

そういえば、3年前は、(勝手に)宿の部屋に置いてあった
小さい椅子を持ってきて、それに座って待っていたっけ(笑)

というわけで、立ち続けるのも何なので、
座って待つことに。

今回は、世界一周の時とは違い、
日本から完全防備となる服を持ってきたこともあり、
撥水加工もばっちり。

雪の上に座っても全く問題なし。

唯一、寒い箇所とすれば、顔が寒い。
眼だけ出すようにして、後はマフラーとニットで覆うことに。

そして待つこと1時間30分ほど…

23時前に、オーロラの活動が活発化し始めた。

そろそろ来るか!?と期待を持ちつつ、
カメラで撮りまくる。





◆じわじわと流れるようにオーロラが活発化…
 肉眼だと緑には見えず、白い筋雲のように見える。
 それがゆらゆらと形を変えながらゆっくり動いている。





◆湖の奥の空に見えるオーロラ。
 うーん、力が弱い。けど、オーロラであることは確か。



しかし、活発化しそうで、なかなか本格的な状態まで至らない。
悔しい…。

こうして、23時30分頃まで待ったが、
むしろ力は弱まり、消えていくように無くなっていった…

北欧では、19時頃〜23時頃が、オーロラが出やすい時間帯のため、
さすがに今日はこれではダメだろうと考え、
帰り始めることにした。

帰り途中の林の中では、遠くに見える街灯のオレンジの光が美しく、
3年前と同じく、つい、写真を撮り始めてしまった。




◆林の中を抜けて帰る途中。
 暗闇の先にある光が、これほどまでに暖かいものとは…
 4時間近く湖にいたので、それもそのはずか…



さて、写真を撮りつつも、空の様子を伺ってみると…
あれ!?オーロラが活発化してきているぞ!?
これは出るぞー!と確信し、
猛ダッシュで先程の観賞ポイントまで戻ることに。

約100mぐらいなので、すぐに戻れるのだが、
もう自分の中では大騒ぎ(笑)

ダッシュで湖に戻ると、三脚を立てて撮影開始!
と同時に、自分の肉眼でも確認。

うーん、活発だけど、まだ力が弱い…けど、
何とか、オーロラと言えばオーロラか。

肉眼だと、太い一本の筋雲に見える。

もっと活発になる(オーロラ爆発)だと、
これが竜のように、また、カーテンのように揺れ動くのだが、
そこまでは至らなかった。





◆筋のようなオーロラ(1)





◆筋のようなオーロラ(2)





◆林の上にも、もやもやとしたオーロラが。





◆筋のようなオーロラは形を変えて、
 ボヤーっとしたオーロラになっていった。


うーむ。残念。もっといけると思ったが、
ここまでか…。

0時を過ぎて、オーロラは完全に消えてしまった。
今晩はさすがにもう疲れたので帰ることに。


帰り途中、また街灯の光に照らされた光景を撮ってみた。





◆何だか、このオレンジ色と、影の雰囲気が好き。





◆もこもこと積み重なった雪も、何だかアートに見える。





◆街灯に照らされた木々の影が、
 何か言いたそうにも見える。




◆風が吹くと、木々が揺れるのだが、
 街灯に照らされていることで、その躍動感がすごい。





◆宿の前の道路。
 こうして撮ってみると、何だか泣ける光景だ。



こうして、撮影を終えて部屋に戻ったのは、
1時頃…結局、20時〜1時まで5時間外にいたことになる。
さすがに疲れた…けど、気温が0度ということもあり、
全く寒さを感じることは無かったのが救い。

さて、部屋に戻るとぐったりだが、
とりあえずシャワーを浴びることに。

いやー、疲れた、ほんと。

でも、とりあえずオーロラを見ることは見れたので
3日目としては、まずまずか。

2時前までメールチェックして、寝ることに。
時差なのか、疲れなのか、頭がぼーっとしてる…。

おやすみなさい。

 | トップへ戻る |  古い日記へ>>